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[第5章●録音データのデジタル化道]
6… UA-1X
[2003.11.27登録]

石田豊
ishida@pot.co.jp

ローランドのUSBオーディオインタフェイス「UA-1X」を購入した。Amazonエレクトロニクスで9206円であった。こんなの。

ちょっとピンボケですが


ステレオピンプラグでもって入力、出力ができる。アンプのAUXにつなぐことでコンピュータの音をステレオからだすことができ、アンプのテープのOUT端子につなぐことで、たとえばレコードの音をコンピュータに取り込むことができる。

この製品にはWindows用、Mac用のSound It!が同梱されている。つまりソフトを別に用意する必要がない。前にも書いたように、このソフト単体で購入しても標準価格9,800円であるから、Mac、Windowsの両方を使っている場合、ソフト代だけでも倍かかってしまう。お買い得である。ただし同梱のはライト版であり、CDリッピングなどができないのであるが、われわれのニーズにはとりあえず関係がない。ま、そういうのをやりたい場合は別のソフトを使えばいいし。

SoundIt!の画面


前に紹介したSoundStudioに比べると、機能そのものはほとんど替らないが、表示が日本語であるだけでも、こちらの方が使いやすいと言えるだろう。

画面の感じはハデで、私としては好みではないが。

もちろんシオリ機能もあるし、こちらはMP3形式でも保存できる。

われわれのニーズからいえば、録音機の出力端子をUA-1Xにつなぐことで、録音されたデータをコンピュータに吸い上げるわけだ。

しかし、こうしてみると、もうひとひねりしたくなる。

つまり、UA-1Xにマイクを直接つなげば、コンピュータ自身が録音装置になるのではないか、ということ。

取材先によってはノートパソコンを持ち込むのは難しい場合もあるだろうが、会議なんかだったら、むしろそっちのほうが違和感がないだろうし、録音しながらメモをとることだって可能になるから、かえっていいかもしれない。だいいち、録音を吸い上げるというひとてまが省ける。

で、やってみた。しかし、残念なことに、私の持っているふたつのマイクは、どちらをつないでもうまくいかなかった。レベルが低すぎるのだ。蚊の鳴くような音でしかとりこめない。たぶんマイクからの出力が小さすぎるのだろう。

うーん、くやしいなあ。なんとかならないだろうか。

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