図書館とメディアの本 ず・ぼん7 学校と図書館・非常勤の未来
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-939015-35-9(4-939015-35-1) C0000
B5判 / 192ページ /並製
[2001年08月刊行]
印刷・製本●大口製本印刷
内容紹介
特集は「非常勤職員の未来」と「学校と図書館」。全国の図書館で働く非常勤職員はますます増える一方である。図書館での働きかたはどうなっていくのか。非常勤職員、常勤職員双方の立場から、図書館雇用の形態について考えてみた。また、「学校と図書館」では、教育改革を軸に、学校、学校図書館、公立図書館の役割と変化を探ってみた。
目次
特集 図書館で働くということ——「非常勤の未来」
「専門」非常勤制度という矛盾の中で●日信葉子
常勤職員は図書館に存在し続けられるのだろうか●小形亮
これからの図書館には、短時間専門職員が必要だ●本多伸行
東京都港区立図書館職員アンケート
特集 学校と図書館
01●学校図書館はいまどうなっているのか?
学校図書館を充実させるための取り組み●高橋由紀子
都内公立小中学校の図書館員に聞いてみた●アンケート
高校図書館が無関心エリアでなくなる?●高校図書館司書の座談会
02●公共図書館は学校とどうつきあっていくのか?
図書館から先生へ異議あり!●公立図書館員の座談会
ワタクシは読書の種を蒔きたい●きたむらまり
03●教育改革で学校はどう変わるのか?
学校教育版・成長神話の破綻●岡崎勝
あるべき学校像を見つけるための漂流●宮崎俊郎
富山県立近代美術館・県立図書館問題
01美術館訴訟で考えさせられたこと●勝山敏一
02訴訟に至るまでの経緯●堀渡
座談会●出版流通のここがわからない
お道楽——酒と蕎麦の日々●新海きよみ
公民館の図書室から——学校や課程意外の居場所として機能させるために●内藤弘美
急ぐべきなのは出版社の権利の立法化●宮田昇
お棚拝見隊見参!! ②ブックデポ書楽の巻
ながおかの意見/「有害」「不健全」図書は誰が、どうやって決めているのか●長岡義幸
岐阜県図書館と利用者・浅野俊雄さんとの図書購入要求を巡るもめ事●佐藤智砂
ず・ぼんと読者
担当から一言
図書館とメディアの本「ず・ぼん」7号、不定期刊とはいえ、予定より大幅に遅れてやっと出すことができました。
遅れに遅れて本当にすみません。読者の方や書店さんから「7号はまだですか」と問い合わせの電話がかかってくる度に逃げ出したい気分でした。制作期間が長いもんだから、原稿の本数が増えて192頁です。でも値段は変えずに1800円! お得です。
著者プロフィール
ず・ぼん編集委員会(ズホンヘンシュウイインカイ)
小形亮(公立図書館職員)
斎藤誠一(公立図書館職員)
佐藤智砂(ポット出版)
手嶋孝典(公立図書館職員)
東條文規(大学図書館職員)
那須ゆかり(ポット出版)
堀渡(公立図書館職員)
真々田忠夫(高校図書館職員)
宮崎俊郎(学校職員)