ひきこもり[知る語る考える]
定価:1,500円 + 税
ISBN978-4-939015-25-0(4-939015-25-4) C0037
A5判 / 152ページ /並製
[2000年03月刊行]
内容紹介
社会学の立場、ひきこもったまま自殺してしまった息子の家族へのインタビュー、ひきこもっていた人たちへのアンケート、ひきこもり者との座談会など、ひきこもりを巡るさまざまな側面からアプローチをし、二次情報、三次情報からではなく、「ひきこもり」そのものを浮かび上がらせた。
目次
社会学から考える
「引きこもり」の社会学
橋爪大三郎
座談会
今ひきこもっているあなたへ
二宮英輔/A/鍋谷一樹/かこ姐/岩田紀美子
司会●永冨奈津恵
インタビュー
ホームページをつくってみた
大塚史子
聞き手●永冨奈津恵
甘やかしと甘え
工藤定次
子どもから親から
ひきこもりについて
飯島達行/飯島恵子/鍋谷一樹/山田満恵
タメ塾の家庭訪問同行記
外に出るまで
櫛田崇
ひとりの青年が死んだ
岩谷宗彦
タメ塾生に聞いた
アンケート
あなたのひきもてってたとき、教えてください
学校基本調査を読む
岩谷宗彦
知る語る考える
ブックガイド
櫛田崇/永冨奈津恵/西川理絵
担当から一言
『おーいひきこもり』出版から3年。ひきこもりが、メディアで取り上げられることも増えた。けれども、情報としてはまだまだ少なく、また、京都や新潟の事件と絡んで伝えられることが多く、親や本人の不安を煽る結果となっている。そのような状況の中で、本書は、ひきこもりを知り、考え、語り合うための情報発信の本を目指した。