ピープルデザイン 超福祉 インクルーシブ社会の実現に向けたアイデアと実践の記録
希望小売価格:1,800円 + 税 (この商品は非再販商品です)
ISBN978-4-86642-013-4 C0036
A5変 152ページ /並製
[2020年08月刊行]
印刷・製本●シナノ印刷株式会社
ブックデザイン 小久保由美
内容紹介
2014年に設立されたNPO法人「ピープルデザイン研究所」は「意識のバリアフリーをクリエイティブに実現する思想と方法論」を「ピープルデザイン」と定義し、従来型の福祉を飛び超えた「超福祉」を標榜し活動している。
この本では5つのマイノリティ(障害者、 LGBTQ、子育て中の父母、高齢者、外国人)と4つの切り口(シゴトづくり、ヒトづくり、コトづくり、モノづくり)をかけあわせて、多様性に寛容な社会の実現にむけてピープルデザイン研究所が行なっている様々なプロジェクトをパートナーとなった人たちの声とともに紹介する。
目次
project01 ワクワクの“晴れ舞台”で働く「就労体験プロジェクト」
project02 1日15分からの新しい働き方「超短時間雇用モデル」
project03 国内外の次世代の大学生が挑んだ「認知症国際交流プロジェクト」
project04 市民自らが解決策を考える「みやまえ子育て応援だん」
project05 LGBTQフレンドリーを目指した「ピープルデザインシネマ」
project06 地元の人とまちの空気をつくる「ピープルデザインストリート」
project07 人とテクノロジーで超福祉を実現する「超福祉展」
著者プロフィール
NPO法人ピープルデザイン研究所(エヌピーオーホウジンピープルデザインケンキュウジョ)
性別・国籍・年齢・身体・心のバリアを取払い、違いに寛容で誰もが共感・共存できるダイバーシティ(多様性)/インクルーシブな社会の実現を目指し、2012年4月、渋谷を拠点に活動を開始。“心のバリアフリーをクリエイティブに実現する思想や方法”として「ピープルデザイン」を提唱。障害者・LGBTQ・認知症を含む高齢者・子育て中の父母・外国人、5つのマイノリティの課題に立脚している。現在、東京都渋谷区や神奈川県川崎市をはじめとする行政と連携したダイバーシティなまちづくり、国内外の大学・高校・中学校と連携したプロジェクトや授業、企業・官公庁の研修や講演、Jリーグ・Bリーグ等のスポーツや映画・音楽などのエンターテイメントとのコラボレーションイベント等を通じて、「ピープルデザイン」をテーマにした、モノづくり・コトづくり・ヒトづくり・シゴトづくりの4領域で、活動を展開中。
鈴木 順(スズキ ジュン)
2011年株式会社川崎フロンターレ入社。
2019年より現職。
平井 恭順(ヒライ ヤスユキ)
2016年、生活保護・自立支援室の担当から障害者雇用・就労推進課の担当に。
(*2019年度時点)
近藤 武夫(コンドウ タケオ)
博士(心理学)。DO-IT Japanディレクター。川崎市をはじめ、神戸市やソフトバンクでも超短時間雇用システムの構築を行う。監修・著書に「発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編」(講談社)など。
藤田 友子(フジタ ユウコ)
中学1年、3年生の子どもをもつママ。普段は会社員としてシステムエンジニア部門で働いている。
岩切 仁志(イワキリ ヒトシ)
2016年より人権・男女共同参画室担当係長。「ピープルデザインシネマ」をメインで担当している。
(*2019年度時点)