リベラルと元レンジャーの真「護憲」論
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ISBN978-4-86642-010-3 C0031
四六判 / 208ページ /並製
[2019年06月刊行]
内容紹介
PKOの現場では何が起きていたのか。
「憲法を護る」「9条を護る」とはどういうことか。
揺らぐ文民統制。このままの改憲は危ない。
護憲派こそ憲法改正案をつくるべし。
国際人道法違反の憲法9条をそのままにして、日本の平和と領土は守れない。
元国連PKO幹部の紛争解決人・伊勢崎賢治と、元自衛隊レンジャー・井筒高雄が語る真の「護憲」論とは。
目次
はじめに 私の「新9条論」/伊勢崎賢治
第1章 国連ミッションの歴史的変貌 交戦主体となった国連PKO
第2章 自衛隊のPKO派遣は憲法違反である
第3章 国連PKOの憂うべき現状
第4章 南スーダン撤退で明らかになった安全保障の重大欠陥
第5章 矛盾する憲法9条と安保法制で日本は守れない
第6章 護憲派こそ憲法改正案をつくるべし
第7章 日米地位協定を正常化せよ
おわりに 吉永小百合さんへ/伊勢崎賢治
対談を終えて 元自衛官の視点から、「憲法改正」そして「戦争と平和」を考える/井筒高雄
著者プロフィール
伊勢崎 賢治(イセザキ ケンジ)
1957年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。2000年3月より、国連東ティモール暫定行政機構上級民政官として、現地コバリマ県の知事を務める。2001年6月より、国連シエラレオネ派遺団の武装解除部長。2003年2月からは、日本政府特別顧問として、アフガニスタンでの武装解除を担当。東京外国語大学教授。プロのジャズトランペッターとしても活動中。著書に『武装解除 紛争屋が見た世界』、『本当の戦争の話をしよう』『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』(共著)などがある。
井筒 高雄(イヅツ タカオ)