2006-06-26

意外な反応

鉄用のおもちゃを購入。
ボールの1カ所に穴があいていて、それを転がすと中に入れておいたエサが穴から出てくるというもの。
食い意地のはっている鉄には、ぴったり。きっと狂ったようにボールを転がして、エサを出そうとするに違いないとふんでいたのだが……。

まず、ボールの中にエサを入れるところを鉄に見せ、入れ終わったらにおいをかがせた。次にボールを転がして、エサが出ることを見せる。「はい、やってごらん」とボールを鉄の鼻先に置く。
クンクンとにおいをかぎ、舌を穴の中に入れようとしたりして、ボールの中にエサが入っているようだとはわかってういるようなのだが、転がそうとはしない。
そこで、私がお手本を披露。出てきたエサにはすぐに反応して食べるのだが、自分では転がそうとしない。ボールが止まると、こちらの顔をじっと見て待っている。
「あなた転がす人、ぼく食べる人」という感じ。
その日は、自力でエサを出すことはなく終了。

次の日。再度チャレンジ。
一度、お手本を見せ、ボールを鼻先に置く。
すると、鼻でボールをゆっくり少しずつ転がし始めた。ポロ、ポロと出てくるエサを食べながら転がし続ける。ボールが壁にあたってそれ以上前に転がせなくなると、ボールをくわえて転がせる場所まで移動させ、また転がす。
でも、因果関係を理解したという様子ではなく、ボールを転がすとなぜか床にエサがあると思っている感じ。
人間なら2歳児くらいで、理解できる内容じゃないだろうか?
エサがボールから出てくるところを見られないから、鉄は関係を理解できないのだろうか?
(鉄の飼い主・佐藤)