ポット出版

和田と上野が、私の自宅のベランダを撮影に使った。
無事、撮影が終わり、帰ってきたふたりが口にした言葉。
「佐藤さん、ソファの上にうんちらしきものがあったんですけど…」
「えー！　本当！？」
「はい。でもそのままにして帰ってきちゃいました。すみません」
「う、うん、いいよ。帰ってから見てみるよ」

帰宅してソファの上を調べるが、それらしきブツはない。
和田たちの見間違いだったのか？　いや、待てよ。
前の晩わが家に泊まったナースが、荷物を片付けにきた痕跡が残っている。
うんこに気づいたナースが片付けてくれた可能性があるじゃないか。

翌日、ナースに聞いてみると、「あったよ」。
ガガガーーン！　やっぱり本当だったんだ。でも、いったい誰がそんな所にうんこを！？

なーんて、考える余地なし！！　犯人はこいつしかいないでしょう。

こいつが犯人だと、100％の確信がありますが、現場をおさえたわけではないので
本人（犬）の名誉のために、顔出しは許してやろう。