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ジュンク堂の福嶋さんと一杯飲んで、ヘイト本のことを書いておこうと思った

ジュンク堂梅田店の福嶋聡さんが『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』という本をdZERO という版元から出版した。
ISBN・9784907623678/発行・dZERO/3,000円

ポット出版が製作委員会に参加した映画『ゲバルトの杜 かれは早稲田で死んだ』の2024年6月2日の大阪第七藝術劇場での上映会で、福嶋さんは代島治彦監督との上演後トークにゲストとして話しをしてくれた。
久しぶりに福嶋さんと話をしたくて、大阪まで行ってみて、トーク後に、監督や劇場関係者や、僕の左翼時代の友人の内藤進さん、ポット出版の著者たちと飲み会(二軒!)でおしゃべりした。

ヘイト本の「扱い」についてはいろいろ考えていることがあるんだけど、意見表明するとメンドーなことになりそうだと、どこかでヒイててこれまでしてこなかった。そんななかで、福嶋さんはちゃんと意見表明していて「なんか申し訳ないな」という気分があったのが、大阪まで行っても話をしたいなと思ったんだと思う。

ヘイト本をそれぞれどう扱うのがいいか、ということの僕の考えから書いてみる。それぞれというのは書店・取次・出版社と、図書館、など本を扱うプレーヤー、ということだ。それらの立ち位置によって、その扱い方は変わるのだと思うからだ。

まずは福嶋さんのいる書店について。
といっても書店の立ち位置によっても違うとおもっている。
ジュンク堂のようにさまざまな本を置いて、少部数の本でも探しに来てもらうのをコンセプトにしている本屋(僕はそう思っている、ネット書店もそうだろうと思う)。
ヘイト本もヘイトやヘイト本を批判する本もならべるのが良いと思っている。
福嶋さんはあくまでヘイト本に批判的な立場から、「言論のアリーナ」としての「ヘイト本を置く」ことを選択しているのだと思う。『NOヘイト!』フェアもやった(いわゆるヘイト本も並べたそうだ)。

一方、書店員の「狙い」で並べる本を選ぶスタイルの本屋は、その書店員の「狙い」でヘイト本を置くのも、置かないのも選択するのだと思う。
こうした尖った本屋は面白くて、自分の感覚に合うそうした本屋を見つけると少し遠くても時々行きたくなる。

次は取次。
取次は、本の内容に立ち入らないのがいいと思う。
僕の出会った取次の人は「検閲」のようにみられることをとても注意しているように思った。
もちろん、メディアやネットなどで「問題」になった本の場合に、慎重に吟味しているようだ。エロや、犯罪からみ、などで極稀に取り扱わないとされた本があることも知っているけど、すくなくとも基本は「検閲」にならないようにしながら、これはどうしても、、、という例外もないことはないといった考えのように思える。例外の本の是非はその本がどういう本なのかという具体的な問題として語り合う以外ないし、その緊張感は書店・取次・出版者がつねに持つべきもだとおもっている。

三番目は、出版社。
ポット出版では、ヘイト本を出すつもりはまったくない。
ただこれは、どのような内容がヘイト本(他国や他民族、マイノリティへの憎悪・偏見を煽る書籍)なのか、ポット出版自身で判断する以外にはないと思っている。
一方、わかりやすいヘイト本を出す出版社がある。そうした出版社には嫌悪感を感じるけど、僕に強く批判したい気持ちがあれば、批判する本をつくってアリーナに参加すればいいと思っている。

最後は図書館だ。
図書館はひろくさまざまな考えの本を用意して、市民に考える材料を提供するのがいいと思う。

こうした考えの基盤は、表現はたとえ僕が納得できないような表現であっても、表現すること自体は尊重する、という考えだ。
権力や制度や法律での規制は、なるべく少なくしたい。
もちろん、どうしても例外はでてくるだろう。
一番わかりやすし規制の例では、子どもとエロ表現などだ。
現在は、ある程度のゾーニング、という「規制」がある。
ストリップ劇場の18禁なんかがわかりやすい例かな、本じゃないけど。
これはどうする、ていう具体的な問には、表現の自由との折り合いにおいてどうしても矛盾は生まれると思う。ただ、こうした矛盾は、ずーと抱えながらやっていくしかない。一刀両断のわかりやすい基準に「頼る」のではなくてね。

映画『ゲバルトの杜』の製作に参加したのだけど、社会を丸ごと「良いもの」にする絶対的な正義の思想の実現のカツドウは、その正義実現の妨げに対して実力・暴力をともなった規制をうんでしまう可能性がたかまると思う。「内ゲバ」は、そうした暴力の極限まで肥大した例だった。映画製作への参加はこのことに無自覚だった自分の過去にたいする「オトシマエ」だった。
むしろ異なった正義がさまざま行われることが、考えを深まりを全体として前にすすめると考えるようになった。これが僕の個人的なゲバルトの杜の総括。

映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』の製作に参加したわけ

ポット出版は、代島治彦監督の運営するスコブル工房と、映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』の製作委員会を一緒に構成して、この映画の製作に参加した。
ナタリーの記事
予告編
●『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』のクラウドファンディング
僕は1956年3月生まれで、1971年の4月に高校に入学。
67年の10.8(ジュッパチ 佐藤訪米阻止闘争 中核派の京大生山崎君が死んだ)から高揚が始まった新左翼運動/ベトナム反戦運動/全共闘運動が下火に向かい始めた頃だった。とはいえ、まだ大学・高校でヘルメットを被って「戦う」ってムードがあった頃。
同じ年に高校に入学したなかにもブンド戦旗派で一年ダブって入学し直したやつがいたし、同じ年のその高校の入試には麹町中学校で全中闘の活動のことを内申書にかかれて、軒並み高校入試を落とされた保坂展人(現世田谷区長)もいた(入試で落とされてのちに「内申書裁判」になる)。
同級生のなかには、おなじ学校の戦旗派にさそわれ三里塚第二次執行阻止闘争に参加して、畦道から田んぼにおちてパクられたやつもいた。
一年生を中心に10人ちょっとで「全闘委」を作って黒ヘルをつくったりした。
そんな時代だった。
オヤジが共産党員だったこともあって、中学生のころには左翼を気取ってたし。

72年になると、2月に連合赤軍のあさま山荘事件。
立て籠もった5人のなかの高校生兄弟の下がちょうどおなじ歳、でなんだか自分が「遅れた」ような気分になった。
夏になると学校に比較的近い相模原で、相模原闘争=米軍戦車輸送阻止闘争(鴻上尚史の『アカシヤの雨が降る時』のネタのひとつでもある)があって、相模補給廠の正門前に高校メンバーでテントをはって、夏休み中泊まり込みしてた。
現地にきていた高校生たちのグループ=全都高校生相模原闘争連絡会議(町田・忠生・新宿・東大付属などなど)とも仲良くなったり、ジモトの寿司屋から閉店後のすし飯の残りを差入をしてもらったり、駅前でカンパをいっぱいもらったり、と闘争気分を満喫した。
そしたらなんと、73年3月に、高校から退学勧奨があって中退。
友達がいた(昼間部に)こともあって定時制の4年に転校、そこの友達に公務員の試験のことを聞いて、労働者になって左翼続けようと思って地方公務員になった。
公務員では仕事より組合運動・青年部運動ばっかりやってた。
でもしっかり飲んだり遊んだりしてたケドね。

公務員で10年程過ごしてたけど、その左翼運動ってことでは、ほんとに社会主義・共産主義でいいんだろうかって疑問が少しずつ大きくなっていった。
最終的に100人を超える死者を出す内ゲバ、高校生のときにあった連合赤軍の仲間殺しなんかは、ソビエトのスターリンの大虐殺や、中国での文化大革命という名の大虐殺とおなじ土俵のものに思わざるえなかった。
新左翼はスターリン(の虐殺・粛清)への批判から始まったはずで、それを克服できない既成左翼=共産党を強く批判したはずなのに、その批判は「世界革命を裏切って一国社会主義革命に逃げ出した」のがいけない、といった批判だったけど、どう考えたって、スターリン批判しても、内ゲバ・虐殺・粛清の論理を超えられるとはおもえなかった。
いまだからストレートにいえば社会主義・共産主義の論理のなかに必然的に内ゲバ・虐殺・粛清が内包しているとおもった。プロレタリア独裁という論理は、ブルジョアジーにたいしてプロレタリアが「独裁」して押さえつけるんだ、って論理だと思うんだけど、でもそれを、誰が、どういう基準で、どうやって決定するのか、明確な論理がないんだと思った。
なんで30歳で左翼を一切やめてた。公務員もやめた。
それからは、仕事をして、最終的にポット出版にいきついた。

高校生から二十代の「左翼」な気分や現場は、本当に面白かったといまでも思うし、そんなことをやったことに後悔はしていない。
そこで考えることや、いろんなことも「学んだ」と思ってる。
会議の運営の方法も、教えてもらったことも役立ってるけど、おかしいなと思って、どうやるのがいいのか?とかもいっぱい考えたのは、今も役に立ってる。
今も時々言うギャク。
「お知らせ」なんかのなんらかの「メディア」の大切さは、僕の中ではレーニンの「何なす(何をなすべきか)」の「全国を貫く政治新聞とその配布網の確立」ってのがどうしても結びついちゃう。

左翼運動をしたことを後悔はしてないし楽したかったと思うけど、それは失敗だったとも思う。
圧倒的に考えが足りてなかった、社会のありかたもただ正しい/正しくないとしか考えてなかった。いろんな人がいる状態で、なにをどうするのかという考えはまったく浅かった。
若造の社会への反発=自分のダメさのいいわけ。
ただ、そうした社会のムードがあって、そのなかでどんなことを考えていたのかというのは、記録として残しておきたいと思っていたんで、この映画の製作に加わることにした。

内ゲバに関しては左翼をやめた以降もいろいろ考えてきたつもりだけど、あんまり考えが進まなかったんで、この映画をとおして、もう一度考え直したり、友達と議論してみたかった。
そんなかんじで映画製作に参加した。
結果、それなりに、左翼や内ゲバのことなんかも自分で整理できたつもりだ。
なので、この映画づくりは、僕にとってとても大きなものをもたらしてくれたと思う(経済的には損失になりそうな予感がしてるけどw)。

ということでこの『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』がついに完成。
2024年5月25日(土) 東京渋谷 ユーロスペースで公開される。

今月2点目の重版

『タンタンタンゴはパパふたり』重版しました。
今回で12刷。

この間報告した『くまのトーマスはおんなのこ』に続き、3月に2点も重版することに。

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そういえば去年の今頃、『タンタンタンゴはパパふたり』がテレビで紹介されて、いつも以上にいっぱい注文もらったなと思い出して、このポットの日誌でどんなふうにそのことを紹介していただろうと読み返してみると、何も書いてなかった。
受注対応でそれどころじゃなかったんだろうな。

調べてみたら2020年3月7日(土)の「世界一受けたい授業」で紹介されていました。

『王さまと王さま』重版

ポット出版の玄関を入ると、最近出版した新刊と重版した本が並んでいます。

そこに重版した『王さまと王さま』も仲間入りしました。

今回で6刷です。

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追悼 春川ナミオ

2020年4月にお亡くなりになった、イラストレーター春川ナミオさんの追悼展が
12月22日(火)から1月7日(木)まで
銀座のヴァニラ画廊にて開催されます。

会場ではポット出版から刊行している『絵物語 ドミナの園』だけでなく
メモリアルグッズの販売などもあるそうです。

‘20/12/22 〜 1/7春川ナミオ追悼展
Exhibition in memory of Namio HARUKAWA

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週刊朝日

6月9日発売の『週刊朝日』6月19日号
114ページから115ページに「孫と読みたい令和の絵本」という記事が掲載されています。

リード文はこのようになっています。

「コロナ禍で自宅にいる孫に絵本を読んであげる機会も増えたことだろう。絵本の世界が変わってきているのをご存知だろうか。恋にLGBT、マネー、怪談、哲学と、扱う幅もテーマも大人並みなのだ。孫と読みたい、令和の絵本を紹介する。」

この中で『タンタンタンゴはパパふたり』『王さまと王さま』が紹介されました。
それと社長の沢辺のコメントも載っています。

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王兵監督特集2020

ポット出版プラスの次の新刊は『ドキュメンタリー作家 王兵』ですが

昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で、王兵監督作品としては3度目の最高賞受賞となった『死霊魂』(しれいこん)が4月より公開される記念に
御茶ノ水のアテネ・フランセ文化センターにて3月20日(金・祝日)から28日(土)まで、「ワン・ビン(王兵)監督特集2020」が開催されます。

中古のデジタルキャメラがあれば、映画が世界と対峙できることを証明した衝撃的な第一作『鉄西区』、日本語字幕版初上映となる傑作『石炭、金』、最新作『死霊魂』を見る上で特に重要な3作『鳳鳴 中国の記憶』、『暴虐工廠』(オムニバス『世界の現状』の一編)、『無言歌』などを上映。

詳細はアテネ・フランセ文化センターのサイトをご覧ください。

3/28(土)は臨時休館となり予定した上映、及びトークは延期になったそうです。詳細は上記、アテネ・フランセ文化センターのサイトをご覧下さい。(3/27追記)

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久しぶりに再販制のこと考えた

出版労連(出版社の労働組合の連合組織)が毎年開いている、第46回出版研究集会で、ことしは再販制にかんする分科会をひらくそうだ。
そこで、出版業界のなかで、再販制に批判的な意見も紹介しよう、ということで、事前に取材しにきてくれた。分科会で紹介してくれるようだ。
――――――――――――――――――――
④10/25(金)「わかっているようでわかっていない再販制度」
講師・斎藤健司さん(出版再販研究委員会副委員長/金の星社社長)
→今年はゼロから教えます! 再販制が出版産業を支えてきたことは事実。そして現に再販制のもとで産業が回っていることも事実。しかし一方で、出版労働者のなかにも再販制についての知識が十分でなかったり、乏しい人が少なくないことも現実。ひと目でわかる再販商品と非再販商品の見分け方、など再販制を学び直すチャンス。
――――――――――――――――――――
来てくれたときに、あんまりとっちらかった話になると悪いな、と思って、そもそも再販制必要論はどんな理由を上げているのか調べて、自分の考えを箇条書きにしておいた。

自分の考えの要点は、
●再販制で、出版を「振興」しようなんて、無意味
再販制必要の論拠にあるようなことは、再販制と無関係に実現されてたり、意味がなくなっていたりしている。
返品がほとんどの注文品にてきようされていて(返品条件付き注文って用語まであらわれている)委託・注文という切り分けやルールも崩壊してる
●再販制の議論の前に、すでに課題は山積み
といったところ、だ。

まじめに再販制を取り上げようという、主催者には申し訳ないけど、この企画は無意味じゃないかなー、って思う。

さて、その際につくった、考えてることの要点・コピペした資料を以下に掲載しときます。
――――――――――――――――――――
●ポット出版の現状
・設立・取次契約時に、取次と再販契約を結ぶ。
・2012.2発行『家畜人ヤプー3』から、非再販表示・希望小売価格・¥希望小売価格Eに
・再販契約は解除してないが、全発行本非再販という、立場。
→何も変わってない。取り立ててアピールもしてない。

●再販制への意見
◯再販制議論より先に議論すべきことがあると思う
・流通契約内容
→正味割合(価格の値上げ)、新刊委託制(書店主体の注文)、返品の明確化効率化、など
・出版物輸送問題
→須坂構想、あるいは須坂構想基地の複数化
・出版社業務の効率化
・出版情報の整備
→書誌・書影は8合目、在庫情報に課題
・出版産業の労働組合の再生
→「資本との対決」でも「労使協調」でもなく、経営にも労働者にも責任を持つ労働運動(たとえば、決算書公開運動とか)
などなど

◯そもそも、再販議論そのものが無意味になっていないないか?
・1997年(消費増税も)から、長期デフレ下での、出版物売上低下
・出版産業の大きな変化
(書店の減少、取次の危機、Amazonの占有率増大と版元への影響力、一部コンテンツのネットへのシフト、など)
・委託の拡大(返品条件付き注文)

◯再販制必要論の論拠は意味ないのでは?
・同一価格 →ネット書店でもほぼ実現 再販制のおかげとは思えない
 A書店でもB書店でも同一価格は、必要か?
・委託 →現状の委託の混乱、他商品でも委託制は成り立っているのでは?
・街の本屋の維持 →すでに維持されてない
 本屋に限ったことでなく、小売店のチェーン店化がすすんでる(でも止まってないか)
・低価格の実現 →低価格化はむしろ弊害では? 新書・文庫増加も低価格化

書協 2001.04 の見解から抜粋――――――――――
・全国の読者に多種多様な出版物を同一価格で提供していくために不可欠
・自国の文化水準を維持するために、重要な役割

●書協QA
・なぜ出版物に再販制度が必要なのでしょうか?
出版物には一般商品と著しく異なる特性があります。
①個々の出版物が他にとってかわることのできない内容をもち、
②種類がきわめて多く(現在流通している書籍は約60万点)、
③新刊発行点数も膨大(新刊書籍だけで、年間約65、000点)、などです。
このような特性をもつ出版物を読者の皆さんにお届けする最良の方法は、書店での陳列販売です。
書店での立ち読み 風景に見られるように、出版物は読者が手に取って見てから購入されることが多いのはご存知のとおりです。
再販制度によって価格が安定しているからこそこう したことが可能になるのです。
・再販制度がなくなればどうなるのでしょうか?
読者の皆さんが不利益を受けることになります。
①本の種類が少なくなり、
②本の内容が偏り、
③価格が高くなり、
④遠隔地は都市部より本の価格が上昇し、
⑤町の本屋さんが減る、という事態になります。
再販制度がなくなって安売り競争が行なわれるようになると、書店が仕入れる出版物は売行き予測の立てやすいベストセラーものに偏りがちになり、みせかけの価格が高くなります。
また、専門書や個性的な出版物を仕入れることのできる書店が今よりも大幅に減少します。
・出版物の価格は高いのでしょうか?
出版物の定価は、出版社間の激しい価格競争のため低めに決められています。
その結果、出版物は消費者物価指数で見ると他の商品と比べて値上がりが少なく、1975年を100 として総合で1998年では185ですが、本は128です。

●wikipedia
から抜粋
書籍・雑誌
書籍や雑誌については、販売業務委託契約と、売れ残りの買取り保証付の販売契約が行われている。書籍で再販制度による委託販売制度といった場合は、売れ残りの買取り保証付の販売契約による販売形態をさす。書店は、売れ残りの買取り条件に組み込まれている再販売価格維持契約により、書籍・雑誌を定価で販売しなければならないが、売れ残りの買取り保証により、一定期間が過ぎても商品が売れ残った場合、商品を出版取次に返品することができる。

書店は、返品が保証されることにより、在庫抱え込みリスクが軽減されることで、需要の多くない専門書等でも店頭に並べることができ、世界でも類をみない小部数で多様な書籍が刊行される出版大国となっている。

小学館・講談社等の出版物については責任販売制とともに、再販制度が適用されていない出版物も一部存在する。その他の出版物については基本的に定価で販売されているが、再販制度の弾力的運用を図るため、

期間を区切って非再販本フェアを開催
雑誌の時限再販
雑誌の定期購読者割引
等を行っている事業者もある。

ポイントカードを採用している書店もある。かつて書店組合では「ポイントカードは実質的な値引きであり再販契約違反だ」として反対していたものの、公取委は値引きであるものの消費者利益に資するとして容認している。

電子書籍では、書店側に在庫が発生しないため、売れ残りの買取り保証を前提とした再販売価格維持ができなくなっている。日本出版者協議会は、紙の出版物との価格バランスと収益確保のために、電子書籍にも再販売価格維持契約の適用を求めているが、公正取引委員会は独占禁止法上の原則から違法としている。そのため、電子書籍では出版社側がつけた価格で販売を行うために、出版社が直接販売を行ったり、販売業務委託契約により販売の主体を出版社または出版取次業者とすることで、書店に販売業務を委託して販売したりする販売形態になっていることが多い。

青弓社単行本『宝塚の美 そこから生まれる韓流の美』●デザインの仕事

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宝塚の男役と韓流スターの美の共通点に着目した宝塚本です。
韓流スターには似た語感の名前が多く、赤字を直すときにかなり混乱しました。

[カバー]
用紙●雷鳥コート/四六判/Y/110kg
刷り●プロセス4C
加工●グロスPP

[表紙]
用紙●アラベールスノーホワイト/四六判/Y/200kg
刷り●特色1C(TOYO10450青)
加工●なし

[見返し]
用紙●マーメイド 赤紫/四六判Y/110kg

『ワケあり生徒会!!』(1)魔法のiらんどcomics●デザインの仕事

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『ワケあり生徒会!!』魔法のiらんどcomics
魔法のiらんど文庫の人気小説のコミカライズ第1巻。
小説版は、2012年の第1巻発売から、3シリーズ24冊デザインしています。
ファーストシーズンのキャラクターをレイアウトするのは久しぶりで懐かしいです。

たいけんのトビラ12月号●編集プロダクションの仕事

こどもちゃれんじ親冊子「ほっぷ」「ぽけっと」「すてっぷ」コースに共通で掲載される記事
「たいけんのトビラ」の編集を担当しました。

今回のテーマは「カレー」。
1Pめのしまじろうカレーを作らなければなりませんでした。
とにかくしまじろうが可愛くないと…ということで、カレーの制作をお願いしたのはキャラ弁作家のmomoさん。
数年前「あんふぁん」の読者さんとして誌面づくりにご協力頂いていたmomoさん、
ひさしぶりに、別媒体でお願いすることができて嬉しかったです。

デザイン/若井夏澄(tri)
撮影/難波純子
しまじろうカレー調理/momo
イラスト/山本まもる

週明けは特に注意

インターンシップ6日目。

……やってしまいました。遅刻です。

社会人になったら遅延による遅刻は言い訳にならない、と再三にわたり教授から注意を受けたにも関わらず、いつものように家を出たら電車が全然来なくて焦る私。泣きつくように連絡を入れました。優しく応答してもらったものの、駅から職場まで猛ダッシュしたのと緊張とで脂汗と冷や汗が止まりませんでした…。あと20分は早く起きねばと固く誓いました。

気を取り直して頑張るぞ!と心の中で意気込んだものの、本日は原稿、取材、文字起こし、原稿、文字起こしとTHE・デスクワークな1日だったのでそろそろ肩とお尻が限界を迎える頃だろうと思います。それでも、このインターンシップ中に課せられている取材原稿の作成が順調に進んだので良し!ということにしておきます。

短いですが、今日はこの辺で。

沢辺の勝手メール●7.29(日)クロコダイルでライブやります・でます

たまに、メールのアドレス帳に載ってる人に、
片っ端から「沢辺の勝手に送りつけメール」というのをおくります。
おもに自分でやるライブの告知です。

ぼくは、ギターを少しやります。下手っぴです。
下手っぴでも、バンドでアンサンブルでやると、サポートしあえるのがいい。

歌とギターを両方やると両方に気がいってバラバラになるんで、
ボーカルが別にいたり、歌うときはギターをやめたり。
ギターでベース音・低音を強調するといいなってとこは、ベースにまかせ
リズムはドラムに合わせておけば狂いづらい、とかね。

で、地元神宮前二丁目の住人や働いてる人を中心に、
なんと憧れのクロコダイルでみんなでライブをすることにしました。
「神二音楽祭」としました。

素人バンドばかりだけど、
来てくれた人には楽しんで帰ってもらおう、とだけは
努力しようと思ってます。
どなたでも歓迎、もし来る方がいたら、当日声かけてください。
「ポットの日誌をみて来ました」と。
そんな人がいれば、僕がワンドリンクごちそうしますよ(笑)。

●以下、勝手に送りつけたメールです――――――――――
7.29(日)に原宿クロコダイルというライブハウスで「神二(じんに)音楽祭」というライブをやります。
沢辺も出場します(2つのバンドで)。12時から30分、15時から30分が、出番です。

神宮前二丁目という地元の音楽仲間で、クロコダイルを借り切ってみんなでやります。
地元の会社員・開業医・紅茶屋マスター・中華のスタッフ・美容師など、で。
もし「たまには見てやろう」という人がいたら、いらしてください。

「遠くで汽笛をききながら」のリード・ギター、
「コミック雑誌なんかいらない」「たどりついたらいつも雨降り」のボーカルなんかやるので、
沢辺を笑い飛ばすチャンスです。

当日ふらりと来てくれるのでも、沢辺にメールしてもらうのでも、
フォームから前売りticketを購入でも、かまいません。
(なんと前売りまで売るなんて、本格的でしょ(笑)

――――――――――――――――――――
神二音楽祭 in HarajukuCROCODILE
日時 2018年7月29(日)11:30開場 12:00開演
会場 原宿クロコダイル
渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1
Tel: 03-3499-5205 明治通り沿い
渋谷駅から750m・9分 原宿駅から850m・10分
    明治神宮前駅から600m・8分
料金 当日2,000円・前売り1,800円(1ドリンク込)中学生以下無料
申込 お子様連れ大歓迎。
前売りは ▶http://eventregist.com/e/berami2018
12:00 神二楽団
寺沢/本多/ツトム/村林/沢辺/小川/アヤ
 ▶トランジスタラジオ/コミック雑誌/ずっと好きだったんだぜ、など
12:30 ELK HAIR CADDIS
 ▶全曲 オリジナル
12:45 みやさんバンド
 ▶海風/安奈/路地裏の少年/マネー/Jboy/ビッチ/ラズベリードリーム
13:15 はとのもりブラザーズバンド
 ▶スローなブギにしてくれ/涙のテディボーイ/風をあつめて、など
13:45 朝練部
 ▶Come Together/Brown Sugar/Oh,Pretty Womanなど
14:15 CurtainRail
14:30 narifuramu
 ▶初恋/今宵月の下で、など
14:45 カツオバンド
 ▶ロックとハニー/茜色の夕日/さよならカラー
15:00 勝手にTravelingBand
青んぼ/木谷マキ/ミナ/沢辺均/チッチ/本多羅々/朝倉克己
 ▶ダンシング ヒーロー/タイムマシンにお願い/遠くで汽笛を、など

*上記の予定曲はあくまで予定です、あしからず

情報 Facebook https://www.facebook.com/events/300488537153391/
主催 神二音楽祭実行委員会 03-3478-1774(ポット出版内)
――――――――――――――――――――

あんふぁん2018年7月号●編集・デザインの仕事

サンケイリビング新聞社発行の、幼稚園児とママのための情報誌「あんふぁん」。
今回の巻頭特集のテーマは「夫婦円満のコミュニケーション術」。
結婚前のカップルへのカウンセリングを行なっている、石井希尚さんという方に取材に行きました。

実は、私がポットに入社して、「あんふぁん」の企画の案出しや取材候補の提案から関われるということを知ってから
ずっと、いつか取材をしてみたいと思っていた方です。
高校のときに『この人と結婚していいの?』/新潮文庫 を読み(別に結婚願望があったわけではないが)、
その痛快さがいいなあと思っていたから。

フリーペーパーなので、下記から冊子全体を読めます。
https://book.living.jp/ebooks/enfant/enfant/tokyo/201807/index_h5.html#4
巻頭特集のイラストはすぎうらゆうさんです。

タイトルが思い付かない

タイトル通りです。

タイトルを考えるのが苦手です。私の前に書いていた方の日誌を見ると「〜日目」とタイトルを付けていたので、丸パクリをしまして数日間乗り越えようと思ったのですが二日も保ちませんでした。諦めてちゃんとタイトルを考えようとしたのですが、どうしても思い付かなかったので考えていることをそのまま使いました。次からちゃんと考えます。

今日は一時間程度のゴミ捨て等の雑用以外ずっと引合せをしていました。恥ずかしながらこの「引合せ」昨日も日誌に書いたのですが、何をどう勘違いしたのか「すり合わせ」と書いていました。何をすり合わせるんだ……ゴマ……?

今朝、きちんと上野さんに教えていただきました。今度から間違えません。編集用語諸々を全くわかっていなかったと実感した一日でした。一つひとつ丁寧に覚えていきたいです。

引合せは、長時間やっていると目がシパシパしてきます。適度に休めばいいのですが、どうしても「キリのいいところ」のタイミングが掴めずにいます。教習所でも「長距離走るときは適度に休みつつ追い越しせずに行ったほうが、ガンガン他の車を追い越すよりも安全に早く目的地に着ける」みたいなことを教わった気がします。まったくもってその通りです。ずっとやっているとミスも増えますし、なかなか進まなくなります。結局、昨日「八時間もあれば終わるでしょ!!」と上野さんに言われていた引合せは終わりませんでした。次は早く、素早く、丁寧に、適度な休憩を心がけます。

あと、ずっと文章の直しの赤線を見ていると自分の文章が赤だらけにみえてきます。

出版アルバイト三日目

アルバイト3日目。

シフトを入れさせて頂いているのが火曜日と水曜日の週に二回なので、今日はほぼ一週間ぶりの出勤です。

時間が空いてしまったのでメモを見ながらワタワタしてしまいました。

【今日の仕事】

・ゴミ捨て

・テープ起こし

・会議見学

・すり合わせ

【反省】

・ゴミ出しが遅かったので、沢辺さんにコーヒーを入れさせてしまった。

・コーヒーの粉を床にぶちまけた

・その他諸々のことを社員さんたちにやらせてしまった(インターホンとか)

・昼をさっさと食べる

「もう少しキリのいいところまで!」とテープ起こしをしていたらお昼を食べるタイミングをなくしてしまったので、明日は12時にパパっと食べようと思います。テープ起こしは先週のものを引き続きやったのですが、以前よりもキーボードを打つ速度が速くなった気がしないでもない!と調子に乗っていたのですが、別の録音を聴いていたことが分かりました。少しでもおかしいと思ったら確認をしなければいけないと学びました。午後はすり合わせをしました。集中しているとインターホンの反応が遅れてしまうので、すぐに出れるようにしたいです。

ポット出版の近刊『戯曲小鳥女房』

ポット出版は、スタッフのときどきの興味に応じて、あまり脈絡なく、ジャンルもさまざまに本を作ってます。そんな姿勢を「正当化」する理屈も考えてはいるんですけど、気恥ずかしくいんで隠しておきます。

で、次の本は戯曲です。
千木良悠子の戯曲「小鳥女房」という芝居の脚本をだします。
千木良さんの書いたものを読みたい方はコチラへ
去年2017年秋に、渋谷のユーロライブで上演したときの映像をDVDにしてつけて発売します。

戯曲はこれまで、岩松了の新作を上演に合わせて本にしてきました。
岩松了以外の作家の戯曲を本にするのは、これが初めてです。

高校や大学などの演劇部などで上演しやすいように、演出ノートを書き加えています。

僕自身は芝居を時々見に行く程度です。この千木良さんの「小鳥女房」はたまたま見に行ってます(感想は、出版前でもあるんであえて書きませんが)。本にすることにしたのは、今年に入ってっからです。

子供のころから、芝居好きな死んだ親父につれられて見に行っています。
高校一年生のときに、親とは関係なく初めて見に行ったのが、渋谷公会堂の天井桟敷の「邪宗門」っていうのが、ちょっと自慢でして(笑)。

ということで、『戯曲小鳥女房』は7月7日に発行しますんで、ご期待くださいね。

『神宮前二丁目新聞回覧板 2018年4月号』発行

ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)は2018年4月20日に地元の渋谷区神宮前二丁目で、
『神宮前二丁目新聞回覧板 2018年4月号』を発行しました。

●体裁
・発行日 2018年4月20日
・発行部数 3,000部(オフセット印刷・4Cマット紙90kg)
・仕様 A4(297mm×210mm)
・配布先 渋谷区神宮前二丁目に各戸配布(約2,000部)/地元店舗店頭
・発行 ポット出版
・お問い合わせ先
住所=神宮前2-33-18ビラ・セレーナ303号室
電話=03-3478-1774
FAX=03-3402-5558
メールアドレス=jin2shinbun@pot.co.jp

●『神宮前二丁目新聞回覧板 2018年4月号』2018/4/20
PDF版のダウンロードWeb版はこちらから

コップンカップ

インターン10日目

今日でインターンは最後になりました。大変お世話になりました。

これからここでの経験をマックスに生かしてミスコンに就活に頑張ります。

実は今大学のミスコンに出ています。人脈が全くありませんのでここで宣伝させてください、

「専修大学 ミスコン 2017」で調べたら一番上にサイトが出てくるのでそこから気が向いたら一日一票よろしくお願いします。

ポット出版のみなさまに挨拶とお礼を直接言えなかったことだけが心残りです。

ありがとうございました。またどこかで会えたら嬉しいです、さようなら。

特技はタッチタイピングです。

インターン8日目

ポット出版に来てもう8日目、、

最初はあんなに先が見えなかった10日だったのにいざ8日目になるとこうもあっという間に時間ってすぎるものなのかと心底思います(しみじみ)

しかしこんなにあっという間だと感じる時間でも成長したなぁと自分で思うことがあるので今日はそれについて書きたいと思います。

私が成長したと感じること、それはタッチタイピングです。最初文字を打ち込む時キーボードを見ながらでないと文字が打てませんでしたが、沢辺さんに見ないでうつように言われ、その後からは見るのを最小限にして時間を少し時間がかかったとしてこも画面を見ながら打つ習慣にするように心がけました。

早く打つレベルには、まだまだ達していませんが基本的に見なくても打てるようになったので、今は文字を打つことが楽しくてたまりません。今日のテープ起こし、ずっとやる場合には飽きるかもしれませんが、たまに他の作業もやりつつ、たくさん練習できたので楽しかったです。

こういうちょっとしたことでも自らの成長を感じると俄然モチベーションが上がります。