●カーミラ
岡田……では最後に『カーミラ』(写真1)のところに。
岩崎……はい。かなり汚くなっちゃっていて申し訳ない(笑)(埃がすこしかぶっていた程度です)。
岡田……『カーミラ』をずっと置いていただいている理由はなんですか?
岩崎……理由ですか? う〜ん。
岡田……じゃあ入って来たときどう思いました?
岩崎……私ちょうど休みの日で、で次の日来たら置いてあったんですよ。でそんときビニールかかってなかったのかな、そんでなかを見て、よさ気な感じだなーって思って、ポップをつけて下さっていましたよね、最初(写真2)。
岡田……ええ。
岩崎……でこれなんだか売れそうな感じがするって。このポップ付けとけば絶対そそられる人はいると思って、これは面ちんだと(笑)。これは初回が2、か3冊でしたよね。
岡田……3冊ですね。
岩崎……でもうちょっと欲しいなと思って、スリップを見て電話番号を確認して、電話しました。
岡田……ちなみにですね、メルサ店さんでは24冊売ってます。定期的に3冊っていう単位で注文いただいていたんで、どういう売り方してんのかな、と。最初は変な想像してまして、調べもしないものだから、町のちっちゃな書店で、エロ本ばっかり置いてあるところで、そこで人気商品になっちゃったんだなぁ、すげぇなぁ、とか思いこんでて(笑)。
岩崎……ははは(笑)。
岡田……こんな通路側だとは思っていませんでした。
岩崎……ここは前社長がやっていて、もうちょっとエッチな感じだったんですよ。で「ちょっとやってみやー」って言われて、去年の5月くらいからやらせてもらっていたんですけど。ちょっとエロ系が多いなと思いまして、だいぶ減らしてこういう棚にしてみたんです。でもやっぱりちゃんと動くものは動くんで。いまこうやって置いているんですよ。でも私はこの本がたとえ一冊になっ
ても面ちんで置いちゃう(笑)。
岡田……ありがとうございます(泣)。この辺は他はどんな本が動いているんですか。
岩崎……最近よくスリップ見るのはこれですかねぇ。これ(写真3)。これも出た当初よく売れましたね。
岡田……これどこのだ?
岩崎……永岡書店ですね。
岡田……直販ですか?
岩崎……ええ。営業さんが結構頻繁に見えるんですよ。でチェックリスト、これが膨大な長さのものなんですけど、それを毎回チェック入れていってくれるんですよね。で「これがないから、あれがないから」って、あとはそのコーナー担当と今度こういうのが出るんだけどとか、これすごく売れてるんで一冊補充でいいですかみたいな、という風に相談しながら、注文とっていって、で返品は持っていってくれるんですよ。その場で(笑)。なんですごくまめな出版社さんなんですけど。
岡田……データハウスさんのこれはいい感じですよね(写真4)。
岩崎……日販で入ってきます。パッキングしてあるのがミソですよね。
岡田……ええ、なかなか。
岩崎……最近頻繁に出てます(笑)。これも良く動いてますよ、竹書房さんなんですけど(写真5)。これもそうですね、私が定番にしました(笑)。
岡田……出てどんくらい経つんすか。
岩崎……確か去年か一昨年の暮ぐらいじゃなかったかな、もう一年半くらい経っていると思うんですけど、最初に入ってきたとき面白そうだなと思って積んどいたら意外と売れたんで、ずっと面ちんにしといたんですけど、一時期減ってきて注文出しても来ないんで、あれ?と思っていたらこの間、重版かかったってFAXが流れてきたんですよね。それでまた5冊とか8冊とか書いてガーッと注文ながしたんですけど。
岡田……へー。
岩崎……で面白いんですよ、この本。去年のクリスマスイブに2冊動いたんですよ。
岡田……おお!
岩崎……いつもはそんなに動かないのに。一ヶ月に1冊2冊売れればいいんですけど。
岡田……すごい。この本もってクリスマスか。いいなぁ(笑)。ちなみに買ったのは男性?女性?
岩崎……あんときは確か、男性ばっかでしたけど。
岡田……残念…。って何がだろう(笑)。
岩崎……こっちもお気軽な気持ちで、重い意味で置いているわけではないので、ふつーにホントにサブカルって感じで読んでもらえればいいなって思ってます(笑)。
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