2011-05-02

お部屋2205/デモの告知と農地の募集[追記あり]

告知です。

本日5月2日19時から、DOMMUNEで以下のプログラムが放送されます
 
 
「緊急配信!TALKING about DEMO Part2!!!!!!!〜HOW TO DEMO」

出演:平野太一、植松青児、野間易通、松沢呉一、磯部涼
 
 
先週の木曜日、DOMMUNEでケツ毛の話やコンドームの話をしたわけですが、今回はそういう話はなしです。するかもしれないけど。

今回はおもに土曜日に渋谷であったツイッターデモについての話です。私はホテルの一室でパソコンを観ながら中継していたため、生では観ていないため、そこは皆さんにお任せして、デモ一般の話をしようと思ってます。

あのデモが終わったあと、クボケンと渋谷駅に行ったら、相馬の中学生たちが募金をやっていました。赤十字などを通すのでなく、直接被災者の手に渡るというので、クボケンも私もわずかながら金を入れておきました。

この日、私は財布代わりに使っているシステム手帳をうちに忘れ、ポケットの小銭を全部入れたため、金がなくなってクボケンに交通費をおごってもらいました。世の中は助け合いでできています。

さて、近づいてきた、5月7日の渋谷「原発やめろデモ!!!!!!!」には、高橋まこと(BOØWY)の参戦も決定。BOØWYは高崎出身ですが、高橋まことは福島市出身なのですね。

コースがまたすごいっす。

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長いな、おい。電力館の前は通らないですが、包囲する形です。

いよいよい盛り上がりそうですが、それに劣らず、私が注目しているのは5月15日、いわき市のデモです。

福島市でやろうという声も出ていて、さすがに福島県の人たちももう我慢できないってところでしょう。福島でデモに参加するのは勇気のいることかと思われ、ぜひとも多くの人に集まって欲しい。県外から駆けつけて騒ぐと反発される可能性もあるので、東京から応援するに留めておきますけど、福島の人とワシらはデモでつながれる。

告知終了。
 
 
続いて相談。

高円寺のデモで知り合った原発難民は、まだ仕事が決まってません。つうか、住所も定まってません。

福島では農業をやっていたので、今後も農業を続けられるといいのですが、そう簡単にはいかず。食って行くためにはコンビニの店員でもいいんでしょうけど、せっかくのノウハウを無駄にしてしまうのは惜しいです。

農家の人たちにとっては、多くの場合、故郷と家とコミュニティと仕事とが、先祖代々の土地と密接に関係しています。それらすべてが原発のために奪われました。その回復の見込みはなく、双葉町の人たちはそれらを取り戻すことはもうできないかもしれない。

農業という仕事だけは継続できる可能性がありますが、全財産を失った人たちにとって、新たな農地の確保は容易ではない。

税金対策で体裁ばかりに野菜を育てているような農地が東京周辺にもあるじゃないですか。ああいう農地や休耕地になっている農地を福島から避難してきた人たちのためにタダで貸してくれる人はいないですかね。もちろん、いずれ収穫があがれば、土地を借りる代金は払うとして。

あの彼に限らず、農業を続けたい人はいて、それが可能になれば、福島から避難できる人たちもいるでしょう。

後継者がいなくて困っている農家もいるはずで、うまくつなげられるといいんですが、何か情報やアイデアのある方は教えてください。
 
 
追記1:今DOMMUNEから帰ってきたところです。話が紛糾して、深夜1時から第二部を放送する異例の展開。その間もずっとダベッていて、話し疲れました。
観てない人はいいとして、観た人に弁明しておくと、私は菜の花を配った事自体を批判したのではなく、他のデモで「笑顔で歩きましょう」と呼びかけていたことを不愉快としたことに反発。私がそのデモに出たとすると、仏頂面をすると思いますが、怒りや憎しみを前面に出さないようにしたいとの意図は理解できます。
それが不愉快と思う人がいるように、菜の花を手にすることを不愉快と感じる人も現にいて(「不愉快」ではなく、「嫌い」と言っていたのですが、あのデモに出た人でもそういう人がいました)、目糞鼻糞なんだから、「その場にいない他の人たちをダシにすんなよ」ってことです。自分がそれに従うかどうかは別にして、私はどっちもあってよしという立場です。
もちろん、趣味の表明はあってよく、「笑顔はイヤ」と表明する人がいていいけど、その人が菜の花を配っていたら、「似たようなもんだろ」と突っ込みます。
磯部(涼)君の突っ込みはまた別の意図があったと思いますが、彼はいい突っ込みをするな。

で、このやりとりに対して、「内ゲバ」なんて書き込みがいくつもあったそうですが、あんくらいの意見のぶつかり合いが内ゲバだったら、仕事でもそれ以外でも、ワシなんて日々内ゲバしていることになります。

追記2:5月2日、コースが発表されたので、加えておきました。

このエントリへの反応

  1. 秋田県在住者ですが、農業者の方をつなぐ方法があるかも知れません。

  2. 京野さま

    子どもたちの疎開先の提供はいろんな地域から声があがっていますが、自分の子どもだけ疎開させるのは不安ですから、できれば複数で疎開できた方がいい。
    それでも決断できない人たちがいて、親とともに移住できるのが望ましい。となるとハードルが一気に上がってしまって、なかなか事が進まず、なんとかしたいです。