2008-10-15
お部屋1680/「データの国」から
ラーラーラララララーラ
タイトルを「デタの国から」にしようと思ったのですが、ちょっと無理があるので、やめておきました。
おもしれえです、でぶちんさんの新作「流派!と流派?」。
変な形で話が広がると困るので、念のため、もう一回言っておきますけど、この試みは仮説の上に仮説を立てているみたいな話です。今の段階では「この人は数値が高いからどうしたこうした」と個人の内面までを推察して批評をすることはとてもできないので、まずは数字そのものを読み取ることに力を入れていただきたい。まだなーんもわかってませんので、今だとどんな読みも自由です。
でぶちんさんのデータに対する考え方は実に潔くて、元データが示されているので、疑問のある人は検証することが可能です。検証ができない状態で、結論だけを出すのは愚劣です。そこに操作があると疑われても仕方がない。内部告発なるものの検証を一切させずに、誇大妄想みたいなことを言い続ける輩は愚劣です。
でぶちんさんに比べると、そうピュアではない私は、「記号の使用には個性がある」「その個性は内面の個性とリンクしている」ということを数字で明らかにしたいという程度の邪な目的がありますが(でぶちんさんもそのくらいはあるか)、今回の作品は、前者の傾向をある程度見せてくれています。
でぶちんさんは【当初、!も?も同じように使われると思い込んでいた】と書いてます。つまり、記号は記号であり、「感嘆符の多い人は疑問符も多いし、感嘆符の少ない人は疑問符も少ない」ってことです。前回のデータにあったように、記号をどの程度使うかのみに個性が出るのだと。
対して私は自分を基準に、「疑問符の使用数の方がずっと多く、感嘆符は少ない」と考えていて、この点はおおむね当たっています。全体で言えば、疑問符は37,381、感嘆符は4,874、30回以上コメントしている人に限ると、疑問符は19,073、感嘆符は4,874。後者では、疑問符はざっと4倍使用されています。私の文章ではもっと差が開いているかもしれないですが、全体の数字の方が私の実感に近い。
なぜ、全体と、コメント数の多い人とでは、こうも差が生ずるのか。「いかにこのデータが信用できないか」を示唆するものかもしれないですし、意味があるのかもしれない。他の数字をよく見ると、いくつか理由は考えられるのですが、今のところ、よくはわからないということにしておきます。
いずれにしても、今回、感嘆符より疑問符の方がずっと使用されていることが確認できました。
ところが、予想が大きく外れた点もあります。私は「疑問符は平均的に使われていて、感嘆符にだけ個性が出る」と思っていたのに、疑問符にも大いに個人差があるのですね。自分を基準に予断をもって調べようとしたら、私は感嘆符のみを対象にしていたでしょう。意味がないかもしれないけど、とりあえず出してみるでぶちんさんのやり方は適切です。
このことは、前回の表を見直している時にすでに気づいていたことではあります。100回以上コメントしているのに、いずれも一度も使っていない人がいるくらいで、両者を合わせた数値が非常に低い人たちがたくさんいます。
時々、新聞記事などのコピペだけやる人がいます。一般の新聞記事では、本文中に感嘆符や疑問符はほとんど使わないですから、どっちもゼロの人たちは、そういう人たちなのかもしれないと睨んでますが、数字の分布をざっと見ると、それだけとは思いにくい。
感嘆符は、日本語での用法が厳密には確定していません。ウィキペディアを見ると、言語によって使用法にはズレがあります。英語、フランス語、ドイツ語では感嘆文に必ずつけますが、日本語では「なんときれいな花でしょう」といったように感嘆符をつけないことも多いものです。もともと日本語にない約物ですから、なくても成立し、なくても不自然ではないようになっているわけです。呼びかけ、命令の場合でも同様です。
一方、さして意味のないところに使うことも可能です。強調したければいくらつけてもいいのですから、イベント告知、キャッチコピーでは多用されます。
対して疑問符は、疑問文につけることに制限されているため、こっちの使用法には個性が出にくいと私は思っていたのですが、「あなたは内部告発が本物だと思っているのですか」「それでもあなたはジャーナリストなのですか」など、疑問符がない疑問文も成立します。いくらかの誤読の余地があるにしても、前後に文章があれば、誤読することはほとんどないでしょう。
感嘆符同様、疑問符も、つけてもつけなくてもいいものだけに個性が出やすい。感嘆符と疑問符の別がなされたため、今回はそのことがはっきりと数字に出ました。
1コメント当たりの疑問符と感嘆符の差が1以上の人を?派、!派として、?派は22名、!派は18名。たいした差がないようにも見えますが、疑問符が感嘆符の4倍使用されていることを単純に考慮すると、?派の?度より、!派の!度の方が強い。!派は?派より個性的(内面の個性ではなく、!派の方が偏りが強いというだけの意味です)。?派に対して!派は!!!派と言ってもいい。
この分布をわかりやすくするために、「コメント数と記号の使用数」「文字数と記号の使用数」「疑問符と感嘆符の使用数」の分布図が欲しいですね。数字が一通り出たら、図画工作員Sさんの出番かな。
ウィキペディアにもあるように、感嘆符はネット文体とも関係していそうです。ないしはケータイ文体とも関係していそうです。だとすると、世代差もあるでしょう。「若い方が感嘆符を使用する」という傾向があるにもかかわらず、60代で感嘆符を多用する人は!度がきわめて強いことを見ていけるので、これは知りたい。
しかし、一部を除いて、このサンプルでは年齢までは確認のしようがないです。個人を特定したいわけではないので(特定したい人もいるんだけれど)、年齢と出身地と性別を自己申告してくれるといいんだけどな(出身地が影響するのは言葉遣いでしょうが、この数値を出すのは難しい)。
これについては、別途適切なサンプルを探して調べるしかないです。
今回のデータは、「疑問符と感嘆符には、それぞれ人によって使用頻度に差がある」という傾向を見たものです。それだけ。
その結果、いずれの記号にも個性があるらしきことがわかりましたが、その両者は別の個性であることが見えてきているため、?派であり、!派でもある人も存在しているはずです。そういう人は、このデータでは相殺されてしまっているため、これ以降は、それぞれの数値を取り出していく必要があります。忙しいですね、でぶちんさん。
注:でぶちんさんもそうだと思うのですが、いざ気にし始めてしまうと、やっぱり不統一が気になってしまって、ここから私は「疑問符」「感嘆符」にします。
こうすると、今度は、ここまでの表記との不統一が生じ、他の人との不統一が生じるため、どのみち、うまくはいかないんですけどね。こうやって際限なく気になってしまうのがイヤなので、「表記問題」はできるだけ気にしないようにしているのです。いくら気にしたところで答えは出ないし。
何処かで、松沢さんの声が・・・(6(空耳)9)
ちょっと、イメージが 湧いてきません・・・
ということで・・・ 派 です。 「…」 ではなく、「・・・」?
話に尾鰭がつくと、ややこしくなったりしますが、
言葉には「尾鰭をつけなさい」、「言いたい事が伝わるまでつけなさい」
と 教えてくださった方がいました。が、「感じ」とか、「口調」を伝えるのは難しいです。
「!」や 「?」に どんな思いを乗せてるのかを想像すると ?の9乗になりそうです。
業務連絡: 手探り迷走中なので、取り敢えず
ブログマガジン エアフォース : りんごっこ保育園関連カテゴリー を一覧にして見ました。
http://hogelab.k-server.org/hmy_a4s_ringo.html
リンク数字が、きれいにまとまってて、元ジャーナリスト氏も、少しは見習って欲しい。
>図画工作員Sさま
空耳じゃない。これからが君の正念場だ。でも、分布図を作るソフトってあるんだよね。ってどこまでも人任せ。
たしかにエアフォースのURLはきれい。ポットのURLも見習った方がいいですね。
そんなには使わないですが、私は「…」です。「……」もあります。「・・・」だと隙間が多すぎないか。行間というヤツか。という感覚に個性が生じるわけです。
お邪魔します、
感嘆符について、日本固有のものでなく、古文においては、助詞ならびに、活用変化を用いて、その表現をしてきた日本語の特性からの考察です
言語の時間的変化があるにせよ、根底に流れる精神性は、多少なりとも、受け継がれるものでは、との、仮定にたってみると、
記号の多用をもって、訴える姿に、その精神の欠如を認めてしまいます
その舞台が、日本や、愛国と訴えている場所にあっては、なおさらの違和感を覚えます
その人物群は、極めて現代的な日本語使いをする人たちなのか、もっともらしい日本人を演じようとしているのか、その他も浮かびます
役者たちが、おおげさな演技をするのはともかくも、芝居を事実として、踊りに参加する、若者が増えないことを祈ります
こちらは、まさに、啓蒙になるような気がいたします
>素人さま
冒頭に書いているように、こういう話はもっと先にやろうと思っているのですが、おっしゃる通りで、記号は、言葉を信じていない人、言葉で思いを伝えられない人が頼る傾向があると私も仮想しています。
記号に限らない話として、なんで瀬戸弘幸周辺の人たちは、ああも言葉を軽視するのか、とても不思議です。瀬戸弘幸自身は平明な文章を書くように心がけているようで、そこに反感はないですが、それにしても杜撰すぎます。
私はことさらに「日本の文化を守れ」「伝統を守れ」とは言わないですけど、彼らよりは日本の文化や伝統に対する思いが強く、理解もあるかもしれません。
彼らが「守れ」と言っている「日本」「国」とはいったい何なのか。彼ら自身が破壊者ではないのかとの思いが拭えません。
どこに投函しようか迷ったあげく、こちらへ。
イメージとしては、こんな感じでしょうか。
http://hogelab.k-server.org/2008_name_c_prjct.html
>図画工作員Sさま
ホントにやったのか。って指令を出した私が驚いちゃいかんけど。
発明家はすごいですね。飛び抜けてます。それ以外にも、私の心当たりのある人物が混じってます。図画工作員Sさんは、私の知り合いなのか、もしかすっと。