2008-10-21

お部屋1683/データ国旅行記

「データの国ツアー」から無事帰ってきました。

あの国は、ビザをもらうのに手間がかかります。犯罪歴などのデータを調べるのはもちろんのこと、生年月日、職歴、学歴、出身地、血液型などなどの細かなデータをビザ申請者に提出させ、これまで「データ国」で問題を起こした人たちのデータと照らし合わせて審査をするのです。

それらの特徴に、ある程度の傾向は見られるにしても、その偏りは有意なものではないことがデータからはっきり見えてきたため、データ国統計省からの申し入れによって、外務省はそれによって入国できない方針を転換したのですが、今なお慣例的にその審査が行われていて、入国の際も、詳細なアンケートを書かされます。今もデータだけは収集しているのですね。「政府や国民はどんな時でもデータ収集を怠ってはならない」と憲法に記載されている国だけのことはあります。

手続きが終わって、空港から出ると、旅行代理店の人がホテルに連れていってくれます。これもすべて旅行者のデータを事前に分析して、それぞれの人に合ったホテルに振り分けていますので、クレームはほとんどありません。

私が連れて行かれたホテルは入り口にいっぱい丸提灯がぶら下がっていて、藍染めの長暖簾をくぐって中に入ると、フロントには水引暖簾が下がっていて、部屋には石灯籠があります。私の趣味を完全に見抜いてます。見事なデータ解析です。

ここにある石灯籠は織部灯籠です。隠れキリシタンが密かに信仰した灯籠と言われ、その歴史的背景を抜きにしても、私の好きな石灯籠ではあるのですが、私がもっとも好きなのは、自然石を使った自由形の石灯籠です。ここは「もっとも好きなものばかりを揃えると、人は飽きる」というデータを踏まえているのでしょう。

てな調子で、「データの国旅行記」を延々書いていこうかと思ったのですが、誰もついてきてくれそうにないので、やめておきます。

実のところ、今回の旅行は国内の取材でした。二泊になることも覚悟していたのですが、一晩で完璧な取材を済ませて、翌日には帰ってきました。実質、1日もいなかったのに、完璧どころか、過剰な取材です。1400文字の原稿依頼なのですが、その十倍は書けます。

つうわけで、一昨日帰ってきたのですが、その取材の原稿をまとめなければならず、「マツワル」も配信しなければならず、旅行の前に送ってあった「東スポ」の最終回の原稿がエグすぎてボツになったために別の原稿を書かなければならず、どうせ「ゼリの根」関連はたいした動きが見られないので、「黒子の部屋」を更新しないでいたのですが、エアフォース「千葉英司元東村山警察署副署長が西村修平を提訴」が始まりました。

よかったですね。西村さん、そして証人として出廷することになろう瀬戸さん。あなた方の主張を堂々と法廷で述べる機会が与えられて。しかも、千葉さんと正面からに向き合える機会が与えられて。

支持者の方々も、待ちに待った「内部告発」の内容が明らかにされることを心から喜んでいることでしょう。千葉さんに、裁判官に、そして傍聴者に、驚くべき内部告発の全容を明らかにして、創価学会をパニックに陥れてみてくださいな。そこでも「内容は言えない」などとしらばくれて、みすみす裁判で負けるようなことはよもやあるまい。問題になっているプラカードをいまなお出し続けているブログもあって、この人たちに対する責任としても、瀬戸弘幸はすべてを語るしかない。

おそらく「日本よ何処へ」は、この問題にはしばらく触れないでしょう。あるいは金輪際、この問題には触れられないかも。瀬戸さん、お疲れさまでした。「お部屋1641/ネット右翼からのお願い」でも、「お疲れさまでした」と書いたのに、どうしてこうも無駄なことをやり続けたのですかね。

この一件についての更新がなくなったのは、ネタが尽きただけでなく、裁判の問題でもなく、「調べないジャーナリスト」「考えない評論家」が売りの瀬戸弘幸でさえも、いざ裁判で証言することを考えると、おかしなことだらけであることにやっと気づいたのかもしれません。

9月1日の行動において、店の前に出てきた男性は店主であると彼らは信じていたわけです。ところが、9月5日になって、やっと違うらしきことに気づきます。そのきっかけは「C.I.L」なのですから、どんだけ調べる力がないのかがよくわかります。それでもどこの誰かわからず、「店主でないなら、どんな人?」というエントリーを立てていて、その答えもまた「C.I.L」を見るまでわからないのですが、おとぼけにもほどがあります。

よく考えてみてください。千葉元副署長のことを「草の根」は顔を見たくないほど知っています。瀬戸弘幸は愛しい直子ちゃんに電話一本すればよかったわけです。あるいは、映像を公開した段階で、直子ちゃんから「あれは千葉さんですよ」と教えるってもんでしょう、信頼関係があるんだったら。その程度の情報も教えてもらえなかったのか? バカにされているんとちゃうんか。

相手が誰であるのか、「C.I.L」に教えてもらわなければわからない瀬戸弘幸ですから、「草の根」に利用されていたことに気づくのに、そりゃ3ヶ月くらいかかりますわね。

それにやっと気づいたということであるならば、これ以上、瀬戸弘幸を批判する動機も薄くなります。あといくつか瀬戸弘幸がらみのものを出すかもしれないですが、このあとは「草の根」に対する批判に戻ろうと思います。まだ気づいてないというのであれば、こっちも引き続きやりますけども。

このエントリへの反応

  1. 私もデータの国に行ってみたい。で、帰ってきたくないw

    訴訟を知って思ったのですが、例え匿名でBlogを書いたとしても内容がデマのたぐいなら訴えられる可能性は常にあると言うことです。ただ真実を書いても訴えられることはあるので『孤立を怖れず、連帯を求める!by オフィス・マツナガ』が結構重要なのかなと思いました。
    普通の人は裁判とは無縁ですし訴えられると考えたら何も書けなくなってしまいますから。

  2. 掲示板に書いたことでも時には訴えられますから。

    名もなく、影響力もないブロガーが書いたちょっとした間違い、勘違いであれば、誰も訴えないでしょうけど、SLAPP的な訴訟をする人たちもいますからね。「草の根」とか。

    それと同時に今回私が感じたのは、「あの人たち」のように、「ちょっとした間違い、勘違い」ではないことを堂々と書く人たちがいるってことです。いくら指摘されても学習できない。訴訟以外の手がない人たちも実際に存在しています。

    「言論には言論で」と言っても限界があります。

    それはそうと、最新エントリーのコメント欄で、裁判のことも書くと言ってますので、私らはまだまだ批判を続けなければならないようです。

  3. [...] 裁判になったため、これまで以上に、「草の根」はゼリーグループを切り離すでしょう。すでにそれは始まっていて、直子ちゃんは情報提供をやめたのではないか。「1683/データ国旅行記」では、「よく考えたら、この話はおかしいな」と瀬戸弘幸はやっと気づいたのではないかと書きましたが、セイタカアワダチソウ以下の人間が、そうそう気づけるものではないですね。直子ちゃん以外になんの情報もがなく、自分で調べることもできない瀬戸弘幸は、書きたくても書けない状況になっただけかも。 [...]