2008-04-17

お部屋1460/あれやこれやの表現規制 2-1

続けてもう一本。

薄井政美東村山市議が、矢野穂積・朝木直子両市議および彼らが深く関与する「多摩レイクサイドFM」を被告とする名誉毀損裁判を提訴いたしました。詳しくは薄井市議のブログ「好きになろうよ! 東村山」をご覧ください。

セクハラの範囲拡大が表現を危うくしている現実については、もっと先に論じる予定だったのですが、こういう事態となったため、同時進行で進めます。肖像権については第1章、セクハラについては第2章ということにします。

実のところ、肖像権については、とっくにわかっていることを改めてまとめているだけで、しかも一気に全部書いて小出しにしているため、改めて考えるようなこともなく、私としてはちいとも面白くない。議論の前提になる知識もないままに他者を非難する軽率な人々があまりに多いため、やるざるを得なくなってしまいましたが、「マツワル」の原稿を書いていた方がやっぱり楽しい。

セクハラについてもかつてさんざん論じたテーマで、今までの繰り返しになる部分が多いのではありますが、今回は裁判がからむので、こっちの方が考えながら書けそうです。

では、やりましょう。

薄井市議が紹介議員となって提出した矢野・朝木市議に対する議員辞職勧告請願については強く反発し、「マツワル」で痛烈に批判しました。しばらく東村山関連のことに触れないでいたのは、この件が終わるまでは静かにしていようと思ったためです。

しかし、今回は薄井市議を強く支持いたします。セクハラの範囲拡大の弊害はここ数年の私のテーマでもありますので。

今までさまざまな批判を浴びながらも、まったく反省の色がなかったのに、「東村山市民新聞」のサイトからセクハラに関する記述をコソコソと消していたのは、この対策だったと思われます。そのまま出していたら裁判に負けると思ったのでしょうね。

正しいと思うのであれば、そのまま出し続ければいいだけなのに、なんの根拠もなく、ただ薄井議員を貶めるために、そんなことを書いていたことを自ら認めたに等しく、証拠隠滅のために新たな証拠を残してくれました。

セクハラではないのに、セクハラだと騒ぎ立てて名誉を毀損することについては、過去に裁判が多数起きてまして、それらの事件を見ても、今回ほど悪質なものはなく、セクハラではないのにセクハラだとして名誉を毀損した事件として、のちのちまで語られることになりましょう。

しかも被告は市議とNPO法人です。ニュース性は十分にありますので、メディア関係者は、できるだけ大きくこれを扱ってください。調べれば調べるほど、面白い事実が出てくるはずです。ネタの宝庫です。

とりあえず、本日の朝刊(多摩版)で取りあげられるかもしれないので、楽しみにしてましょう。

この件については延々続きます。