2007-08-25

お部屋1319/今日のマツワル47

「東村山セクハラ捏造事件」シリーズは続いているのですが、広く公開するほどではない内容や、広く公開しにくい内容ばかりです。そこで、今回は著作権について論じる「パクリのリスク」シリーズで配信したこの問題についての回を転載しておきます。

矢野・朝木の弱点がいったいどこにあるのか、これを読むと、少しわかるかも。今までの彼らの空中戦は、東村山市上空百メートルくらいのところまでを把握しておけばよく、その範囲での制空権を支配できていたのですね。この話もすでに「マツワル」では詳しく説明してますが、「東村山市民新聞」のようなものでも、「市議会」というレベルでは、決してバカにできない力を発していたのです。

ところが、今回は、それよりさらに高い上空での空中戦が行われている上に、高度が測りにくいネットでの闘いです。この視点を彼らはまったく持てていません。その目測ができないので、何をやっても裏目に出てしまいます。要するにメタ視力が弱いのです。

メタ視力と言っても「マツワル」読者以外には意味がわからないわけですが、一面的な攻撃よりも、多面的な攻撃に彼らは弱いはずです。その攻撃が始まりつつあって、どの部隊がどう動いているのか、私もよくわかっておらず、今回の議員辞職請願についても、私は全然知りませんでした。その方がいいでしょう。

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< パクリのリスク26>

選挙や東村山関連の話ばかりを配信しているうちに、著作権がらみのニュースがあっという間に溜まってしまいました。

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「東村山市民新聞」がアダルトサイトから無断転載

2007年07月04日18時16分

東村山市の一部で配布されているアジビラ「東村山市民新聞」が無断で動画を転載して抗議されていたことが本紙の調べでわかった。

「東村山市民新聞」は矢野穂積・東村山市議が発行するもので、編集長は朝木直子・同市議。「東村山市民新聞」のウェブサイトで、アダルトサイトである「マンゾク・ネット」から無断で映像を転載し、多数の批判を浴びていたが、いっこうに改善する動きがなかった。

そこで、6月27日、著作権を所有する株式会社シーズホールディングコーポレーションが、無断使用している映像の削除を申し入れている。この通知から7日間のうちに削除することを求める内容で、「東村山市民新聞」は期限ギリギリの7月3日にこれを削除。

「いくらアクセスを増やしたいからって、市議がアダルトサイトから映像を無断転載し、しかも期限ギリギリまで放置して注目を浴びようとするとはどういうことか。エロ好きにもほどがある」と怒りの声が高まっているが、7月7日現在、「東村山市民新聞」はなんの釈明も謝罪も出していない。

「印刷代を踏み倒すような人たちだから、この程度は朝飯前」「万引きが発覚し、そのアリバイ工作に失敗したことによる自殺としか思えないのに他殺だと強弁する人たちだけのことはある」と市民も半ばあきらめ顔だ。

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以上は7月4日に書いてあったものですが、ちょっと気を許したら、1ヶ月半以上経ってしまいました。

矢野・朝木はちいとも実感がないでしょうが、彼らのやったことはこういうことであって、もし「東村山市民新聞」がもっとまともなメディアとして認知されていたら、このように報道されていてもおかしくない。全国レベルで見た時にはその存在があまりにチンケなためにニュース価値がないだけのことで。

それに引き替え、薄井議員のセクハラは、どう解釈しようとも最初から存在しない。存在しない犯罪をデッチあげるために、自らが著作権侵害をやらかしたのですから滑稽です。

その後、矢野・朝木は、「東村山市民新聞」のサイトで、第一法規のD1-Lawの画面をそのまま転載。

このサイトの「当サイトの著作権・転載等について」と題されたページには著作権についてこう書かれてます。

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■著作権・転載について
●当サイト・サービスに係るすべてのデータ、ソフトウェア等の知的所有権その他一切の権利は第一法規株式会社および情報提供者に帰属します。
●当サイト・サービス全体及び当サイト・サービス中に掲載されているデータ・ソフトウェア(テキスト、画像、検索システム、インターフェースデザイン等)について、その全部または一部の無断複製、改編、転載、転用、公衆送信、頒布等を禁止します。但し、私的使用及び著作権法上認められた行為としての出所を明示した一部引用はこの限りではありません。

(以下略)

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「リンクの連絡」はあくまで「お願い」です。気にならないではないですが、お願いするのは勝手と言えば勝手であり、それを無視するのも勝手と言えば勝手。気が狂うほど暇だったり、第一法規となんらかの利害関係があったりすれば連絡してもいいですが、私は無断でリンクしました。文句を言われる筋合いはありません。

【一部引用はこの限りではありません】はさらに気になります。引用を禁止できないのは当然として、これでは「全部引用」は禁止されているようです。要件を満たせば、全部の引用も可能ですから、勝手に禁止するのはどうなんかと。単に「引用はこの限りではありません」と書けばいいものを。

そもそも引用できることは改めて言うまでもないことなのですから、こんな一文はいらないのですが、これを入れておかないと、今度は引用するのにいちいち許諾を求めてくるのがいて、ウザいです。

という感想を抱きつつ、「東村山市民新聞」は、解説部分を含めて転載してますので、この注釈の内容にかかわらずNGです。つまり、ここでも他者の違法性を指摘するために、自らが法を犯している。

不思議です。素人さんならともかくも、いかにチンケとは言え、いやしくも「新聞」という名をつけたメディアをやっている人たちが、どうしてこうも著作権無視を繰り返すのでしょう。

全国の新聞でも、しばしば著作権侵害をやっていることは「パクリのリスク」シリーズででも見てきた通りですが、「東村山市民新聞」はそれを解消しよう、対策をとろうという気さえない。謝罪もしませんので、たぶん悪いこをとやっている自覚がない。自分らは法律を超えた存在だと認識しているのでしょうか。この人たちならあり得るだけに怖い。

「罪の意識」というものが欠落しているとしか思えない人たちではありますが、なにをしてようと、常時監視されているのですから、こんなことをやったら、すぐに非難され、著作権者に通報されることは想像がつくはずです。下手すりゃ訴えられて負けかねないわけで、罪の意識がないとしても、自分たちが不利になるのを避けないのが不思議でしょうがない。

しかも、この人たちは、薄井議員がYou Tubeを観るように勧めただけでも、辞職に値すると主張してきたのですよ。モラルの点で好ましくないとしても、薄井議員の行為は違法ではない。対して、自分たちは平然と違法行為を繰り返してます。

以前詳しく書いたように、この人たちはあまりにバランスの悪いダブルスタンダードをよく使用します。他人が1の行為をやっても非難するくせに、自分らは100の行為を堂々とやってのける。いったい何がどうなっているのでしょうか。

どんな職業の人でも軽蔑される行為でしょうが、ましてこの人たちは税金で食っている政治家です。あまりのことに私も忘れてしまいそうになりますが。

もちろん、こちらにとっては、彼らがいかにいい加減か、彼らがいかに法律に無知か、彼らがいかにモラルが低いか、彼らがいかにデタラメかを例証する格好の素材ですから、「いつまでもやってろ」という話なのですが、そういう素材を好んでこちらに提供する神経がわからない。

今回は3羽の雀さんが大活躍ですが、彼と違って、矢野・朝木は、ネットを使いこなす能力が低い。「知識がある/ない」「スキルがある/ない」というだけでなく、想像力が欠落している。リモートホストを晒しつつ、ダブハンを連発するみっともなさは、単にリモートホストを見る機能があることを知らなかっただけじゃなく、警戒心が欠落しているってことです。それを「妨害」だと他人のせいにするのも、他者に通用しないことを想像出来ていない点で、何事かが欠落していることがわかります。

一風俗ファンがネットに書いたことを参考にしただけなのに、「法律家・研究者の方々の応援」などと騒ぐのも、そのことが第三者に探られてしまうことの想像が欠落しているかからこそできることです。

ネットは使っていても、第三者がネットで元ネタを探せることを想像できない。端的に言えば、この人たちはこの上なくマヌケなのです。異常なくらいにマヌケ。気持ちが悪いくらいマヌケ。

「ミクシィ」シリーズに書いたように、名前を隠し、写真を出さずとも、時には出身地と現住所と年齢だけでも、ある特定の人物がミクシィ内のどこにいるのかを容易に探せる。このことを像像できない人たちがたくさんいます。

1607号「雑談48」にも出てきたように、ミクシィにはホントに無防備な人たちがたくさん参加していて、その無防備さにつけこむ人たちもたくさんいます。日常生活では露呈しない無防備さがミクシィでは露わになってしまうと言いますか。

ネットでは、マヌケさが露呈する。ネットは便利。その便利さを享受するには警戒心が必要。矢野・朝木はそれがない。メタ視力が極端に劣っているとしか言いようがない。

矢野・朝木がマヌケでよかったとも言えます。悪意ある賢人には勝てないです。悪意あるマヌケで本当によかった(続く)。

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