2010-08-23

電子「雑誌」フォーマットの可能性─公開インタビュー・生放送&見学者募集のお知らせ

深沢英次さん(元「WIRED」日本版のテクニカルディレクター兼副編集長)に
談話室沢辺」掲載のためのインタビューを行います。

このインタビューに質問権つきの見学者を10名募集(見学料=1000円)しています。
希望の方は下記フォームから申し込みください。
お席はまだあります。
締め切り次第、このページでお知らせいたします。

定員のため、締め切りました。申し込みありがとうございました。

また、当日はUstreamでの中継も行います。
場所はこちらの予定です。

日時●2010年8月26日(木曜日) 18時45分開場/19時開始 21時終了予定
場所●ポット出版会議室[地図
見学料●1000円
見学申込●こちらのフォームからお申込みください定員のため、締め切りました。申し込みありがとうございました。
終了後●近所で飲み会をしようとおもっています(当日発表します)
中継●Ustreamでの中継を予定しています。ご視聴はこちら
主な問題意識と内容●↓

電子「雑誌」フォーマットの可能性

制作者側からみた電子書籍は、タグ付きテキストを基本とした電子書籍と、
デザインが保持された電子雑誌と、整理されて議論されるべきなんじゃないかと思ってます。
(読者からみたらほとんど意味ない議論ですけど)

で、今のところ、
・WIREDのように動画や3Dなどに注力したもの
・マガストアのようにPDFみたいのを使ったもの
のようなものがあると思うのですが、どちらも「画像」。

電子化する以上、検索やら、切り抜き持っていられるとか、
カットアンドペーストでTwitter に貼付けるとか、
障害者などにむけた読み上げ可能にするなどを、
実現したいもんだ、とおもうのです。

いや、割り切って画像でデザインを生かす、というのも、一つの道かもしれないけれど。

そこらへんの現状、それからHTML5を始めとした以降の可能性。
そして、今の雑誌編集現場からみたそれらのワークフローの見通しを
深沢さんにうかがいます。

このエントリへの反応

  1. 少なくともスクロールするhtmlの画面ではもはやお金は取れないのでしょう。

    各スクリーン用に完全にリデザインされた(リフローやリサイズではなく)、iPadのWIREDとかTimeとかの作り方は、スクロールはしない、全体を見渡せる、という雑誌の特性をそのままスクリーンに表現しようとして再構成されています。しかしコンテンツとしては同じ要素を使用しながらも、オリジナルの雑誌とは別のものです。

    一方で雑誌の原型レイアウト情報を維持しての見せ方(例えば全体像があって、必要なところをクリックすると、一定のまとまりが
    拡大されるか、あるいはリデザインされて表示されるような)もあります。これは、実はまだきちんとはどこも実現できてないやり方です。

    私はどうしても後者をイメージしてしまいます。でも、もしかしたらそのから脱出できないのが、限界なのかもしれない・・・とも思いながら。

    各デバイスは、平気でサイズも画面比率も違うものを出してくるでしょう。そのときに、スクリーンサイズごとにリデザインするのは、多分無理で、後者の方式をとらざるを得ないと思うんですよね・・・
    マルチスクリーンとは、そういうことです。

    で、マルチスクリーンに対応するためには、PDFのようなオリジナルレイアウトが全体像で表示されて、必要な部分が、クリックやタップで必要に応じて読みやすく、見やすく表示されるもの。
    本文だけのテキストボックスもあるだろうし、店情報なら、
    店名・住所電話などのデータ写真、キャプション、それに店本文、
    そういったものが、まとまりとしてスクリーンフィットに近い形で
    画面上に表示されるみたいな。

    そんなイメージを持っています。

    で、それを容易に実現していくための、ファイルフォーマットとワークフローですよね。

    それから、新しいビジネスモデルという点では、囲い込みという観点からは、Googleで中身まで検索されない必要性があります。(iアプリの考え方はこれですね)。検索されるべきはメタデータのみ。
    そうなると、HTML5はもしかしたらダメなのかもしれない、なんて思ったりもするんですが。

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