2006-05-08

5月20日(土)上農正剛さん講演と議論

ポット出版の『たったひとりのクレオール  聴覚障害児教育における言語論と障害認識』[2003.10.20刊行]の著者・上農正剛さんの講演が東京・立教大学であります。
一般の参加も歓迎のようなので、どうでしょうか? ご参加は。


…決してきちんとは「聞こえない」にもかかわらず、「聞こえているはず」という視線の中で生きていかざるを得ない子どもたちの苦しみを、私たちは本気で考えたことがあったのだろうか…(『たったひとりのクレオール』より)

『たったひとりのクレオール?聴覚障害児教育における言語論と障害認識』(ポット出版)2003の著者
上農(うえのう) 正剛(せいごう)さんと語り合う会(講演会と議論の会)

…著者プロフィール 九州保健福祉大学言語聴覚療法学科専任講師。聞こえない子どもの個人指導(学習・言語指導)に17年間携わる。この間に、聴覚障害児を持つ母親を対象に「難聴児学習問題研究会」を主宰。トータルコミュニケーション研究会運営委員、「ろう教育を考える全国討論集会」共同研究者を務めるほか、近年は、障害認識論とリテラシー論についての講演多数。

日時:5月20日 (土曜日) 午後2時〜5時
場所:立教大学池袋キャンパス X(10)号館1階104番教室
木戸銭無料・予約等不要(直接会場へどうぞ)

口上
立岩真也さんより「2003年度の収穫」上農正剛『たったひとりのクレオール』から考えることがたくさんある。 
橋爪大三郎さんより 聴覚障害の実態やそれをとりまく社会的文脈、聴覚口話法の意義と限界、障害者の自己形成などを、体系的に論じた書物

主催:立教大学比較文明学言語多文化学はるはらゼミ

追記 翌日21日(日曜日)に東京外国語大学で日本語教育学会春季大会があり、午後2時?4時、上農正剛さん、王慧槿さん(多文化共生センター東京代表)、木村哲也さん(杏林大学)、鈴木江理子さん(現代文化研究所)、春原憲一郎(AOTS)の5人で『新たな公共圏と多言語・多文化教育の可能性』と題したパネルセッションをします。
お時間とご興味のある方はどうぞ http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/taikai/2006spring.pdf