2011-08-24

お部屋2242/中国の核施設火災

また思い切り間が空いてしまいました。

なんのスペシャルか知らないですが、スペシャルシーズンとして、メルマガを1日3本ペースで配信し続けているものですから、ツイッターもブログも書いている暇がないです。ツイッターはたまにはやっていますが。

で、たまにツイートしたことがRTされたり、参照されたりしてるうちに、どんどんこちらの趣旨と違う話になってきて、「おいおい、そういう話じゃないんだけど」ってことになることがあります。つまりは、劣化していくわけです。

また、事態は変化しているのに、古いツイートがRTされることもあります。

あれ、困っちゃうんですよね。あたかも私がいい加減なことを言ったみたいで。RTする時は、元のツイートを確認してくれればいいんですが、短くされてしまったツイートしか見ていない人が多いようです。

数時間前もたまらず理解を求めて何人かにまとめてメンションを飛ばしたのですが、うち一人が逆切れしてやんの。最初のツイートをした私がその趣旨を説明しようとしているのに、聞く耳を持たないんですから、どうしようもないですわ。アホは一生アホってことで。

誰だって間違えるわけですから、そんなことで難詰するつもりはなく、理解しようとする人たちには説明もしますが、何度も何度も説明するのは面倒です。詳細に事情を書いているメルマガは一般公開していないので、「あれを読め」とも言えない。

そこで、「あれを読め」とリンクすればいいように、「黒子の部屋」にまとめておくことにしました。でも、やっぱり面倒なので簡単に。リンクもこまかくはしないので、各自調べること。

ひとつは、8月21日(日)、中国四川省成都にある核施設で火災があった件です。

概要はJ-CASTニュースを参照

この記事が出た段階では、さらに詳細なことを私は調べていて、中国国外の中国語ニュースサイトに、内部の人の証言として、「食堂から出火」という記述を発見。

これが本当であれば、おそらく大丈夫だろうと判断ができます。

この中国核動力研究院は、6千人もの職員がいるらしくて、相当広い敷地があるはず。事実、Googleマップで調べても、百度の地図で調べても、横にある中学の数倍の敷地がありそうです。どこからどこまでが敷地なのか正確にはわからないのですが、航空写真で見ると、大きな建物が少なくとも三棟あって、他に団地のように建物が並んでいることがわかります。

だったら、食堂と原子炉棟とは離れているでしょう。厨房は火が出やすいですし、原子炉のあるところでメシを食いたくないですもん。

ツイッターで検索すると、中国ではほとんど騒がれておらず、火曜日の段階ではほぼゼロになってました。これで騒いでいるのは日本人だけ。

もし火災が何日も続いていたら、いくら報道が規制されていても、住民は気づくでしょう。そこに原子炉があることを知らなくても、火事として騒ぎますから、日曜日のうちに鎮火したことが想像できます。

この日は米副大統領が成都に来てましたので、もし大事故だったら、同行している取材陣が黙っているはずもない。

これを裏付けるように、成都にいる人に電話をしたら、「食堂が焼けただけ」と言われたとのツイートもあったので、
この見方でほぼ間違いないかと思われます。

なお、これについては「原発が爆発」とツイートしていた人たちがけっこういますけど、発電所ではないですし、爆発でもないです。また、「ここに原子炉はない」と書いている人もいましたが、実験炉はあるはず。これについてははっきり書かれたものを見つけられなかったのですが、原子炉の設計、試験、運行についての研究をやっている施設とあったので、おそらく実験炉はあると思います。

もうひとつ米袋について書こうと思ったのですが、眠くなったのでまた明日

ついでに告知。27日(土曜日)は渋谷と神戸で「ツイッター有志による脱原発デモ 」があります。私も行きます。中心スタッフは私の知人たちです。皆さんも是非。初めての方、一人で参加の方もご安心ください。

以下は7月のデモの様子です。