2011-04-01
お部屋2187/抵抗の花見
ポットチャンネル最終回から生まれた花見を本日開催します。
東北・関東の食べもの食おう!ポットチャンネル打ち上げ花見●2011年4月2日(土)13時〜@新宿中央公園
ポットチャンネル第1期パーソナリティ全員集合でお送りした3月31日(木)の放送の中で、花見の開催が決定しました。
今週末、2011年4月2日(土)13時から、新宿中央公園でポットチャンネルのお花見を開催します。
少しでも東北・関東の人たちの助けになれば…ということで、福島や茨城、千葉県産などの食材を食べまくります。
どなたでも、お誘い合わせの上、ご参加ください。
その際、東北・関東の食材を持ち寄っていただけると嬉しいです。
小さなお子さまや不安な方は、無理をなさらず。
ポットチャンネル第1期パーソナリティの松沢呉一、下関マグロ、掟ポルシェ、沢辺均も全員参加。
Ust中継も予定しています。
今こそ花見ですよ!
ポットチャンネル第1期打ち上げ花見@新宿中央公園
※詳細は変更する場合があります。変更の際は、このページやTwitter: @potpub で随時告知させていただきます。ご了承ください。
日時●2011年4月2日(土)13時〜
場所●新宿中央公園・ナイアガラの滝周辺→ [Google Map](当日、Twitterなどで追って告知します)
参加費●2,000円(東北・関東の食材の持ち込み歓迎。たくさん飲み食いしたい人は、ぜひ持ち込みを)
※特に予約などありませんが、人数把握のためTwitterで参加表明をしていただけると助かります。
@potpubへのMentionか、ハッシュタグ #potpub でつぶやいてください。
「どうして花見に至ったか」については、アーカイブを見ていただくとして、私の方からもう少し補足します。あくまで私個人の意見ですので、誤解なきよう。
地震そして原発事故で無力感に打ちひしがれ、その上、自粛ムードのストレスでイライラがつのっていた時、「秘密宴会」をやろうという話をしてました。各自保存食を持ち寄って、チンコやケツを出しながら、バカ騒ぎをしようと。この場では不謹慎な言動はすべてOK、不謹慎なことをしない人は脱がして、チン毛をライターで燃やしたり、ケツの穴にタバスコを入れたりします。
いつもやっているようなことですが、この時期は秘密裏にやるしかない。そういうことをしないと、長年不謹慎なことをやってきたエロ関係者やお笑い芸人は窒息しそうです。
しかし、ダメージをくらって動けなくなっていたので、その場所を押さえ、連絡を取り合うこともできない状態で、この計画は実現しませんでした。
この自粛ムードは「不謹慎厨」のせいだけではなくて、私の中からも生まれる実感がありました。「これは今やっちゃいけないんじゃないか」と思ってしまう。それに抵抗すべく、メルマガではあえて地震や原発の話の間に、下ネタを配信したりしていたのですが、バランスをとろうとすることでまた疲れました。
そこで、今度はそれに抗うことをやめて、現に関心のある原発のことだけを書くようにしてリハビリをしていたわけですが、私にとっては、地震と原発はまったく違う意味をもっています。
原発は人災です。その災害があることをわかっているがために、都民は原発を福島や新潟に押し付けてきた。その意味で、都民は責任を負っています。だから、ここには悔いとか自責の念とかがからんできて、自分の過去をも振り返って苦しくなる。
福島の人たちの中にも、その悔いや自責の念を抱いている人たちがいます。電源三法によって地元に金が落ちる。村がそれで潤う。その恩恵を受けてきた人たちは、「おらが村の原発がこんなことになってしまって」と負い目を抱いている。避難した人たちの中には、「埼玉の人たちのお荷物になっている」とさらなる負い目を抱いている人たちもいます。
ムチャクチャ不幸な構図です。よくよく考えれば、もっとも責任を感じるべき人たちは、東電であり、政治家であり、行政であり、メーカーであり、学者たちであり、メディアです。原発によって命のリスクなく金儲けをしてきた人たちです。
その責任を追及しようとすると、今度は、「双葉町だってそれで金を得ていたんだろ」と言い出すヤツ、「今まで東京でその恩恵を受けてきたくせに」と言い出すヤツらが必ずいる。
たしかにそうですよ。しかし、姿を見せないまま、このまま辞任するんじゃないかと言われている東電の社長や多額の研究費をもらって「安全安全」と今なお言い続けている学者たちと、福島の人たちや一都民の責任が同じか?
政治家を選んだのはワシらです。では、その政治家と一票を投じた選挙民の責任は同じか? 同じわけがないでしょうが。「政治家は選挙民が選んだんだから、批判するな」なんてムチャクチャな話が成立するはずがない。
このおかしな状態をなんとかしたい。
私の責任の取り方のひとつは、被災地の農産物を食うことだと思っています。実際、福島産、茨城産のものを好んで食べています。スーパーに入荷しにくくなっていますけど。
それによって壊滅状態の農家を少しでも支えたい。彼らの生活を支えることで、彼らが本来怒るべき対象に怒れるようにしたい。
ヨウ素が甲状腺癌を引き起こすリスクがあるのは、子どもと妊婦に対してです。今程度の数値であれば、とりわけ40歳以上の男に対しては影響はないとされている。放射線の影響は閾値がないと言われますが、ここにはあるみたい。だったら、食うべ。責任とるべ。
ここまでは「安全だから食おう」って話。しかし、セシウムのことを考えると、安全とは必ずしも言いがたい。こっちは閾値がない以上、今の基準値は安全を保証するものではない。かといって危険とも言い切れない。基準値は、メリットとデメリットをすり合わせて決定した任意の数字でしかない。数が少ないだけのことで、いずれ病気になる人はいるかもしれない。でも、食うべ。
ヨウ素に関しては数値は日に日に減っていくわけですが、セシウムはそうはいかない。また、事故はなお継続中であり、放射性物質は出続けている。「海に漏れ出ても、拡散するから大丈夫」なんて言ってますが、これは怪しいです。いずれわかる。
つうことは、今後、誰もが安全な農作物と海産物を選んでいたら、東北、関東の農業と漁業は壊滅します。
発癌するとしたって、10年後か20年後ですよ。いいでしょ、もう。とくに50代以上は覚悟しましょう。それぞれにやり残したことがまだあるでしょうけど、この50年でできなかったことは、この先ダラダラ何十年も生きてもできないって。あと10年なら10年と区切って、やり残されたことを死にもの狂いでやった方がいいし、それができなかったとしても、この事故の責任をとって、食うべ。それが次世代に対するせめてもの責任の取り方です。
被災地以外で、50歳以上がペットボトル入りの水を飲んでいたらそのペットボトルを奪って殴っていいです。被災地と子どもと妊婦に回しまょう。
とくに責任の重い立場の人たちは、安全なものを選んで食べる資格なし。
大人はそれぞれに小さいとしても責任はある。でも、子どもには責任はない。電力会社社員の子どもであっても。その上子どもは放射線のダメージを強く受ける。これは不公平でしょう。基準値は子どもと大人で二重にしていいんじゃないか。
もうひとつ、大人にはやらなければならない仕事が残ってます。いったいなぜ今回の事故が起きたのかを解明して、次世代がゼロから選択できるようにすることです。本当に電気はそうも必要なのか。他の選択肢はないのかをもう一度考えさせる。
「原発をとめろ」という意見に対して、「だったら、代案を出せ」と言い出すヤツらが必ずいます。おう、出してやるよ。その代わり、これまで電力会社が湯水のように使ってきた宣伝費や研究費、税金からも投入されていた金をすぐもってこい。その1万分の1でもくれれば、素晴らしい代案を出してやる。
代案を出すべきだったのは電力会社や政府です。莫大な金を使ってきて、これだけの事故を起こした人々を放置して、なお、代案までこっちが考えなければならないって、どんだけハンディのあるゲームだ。その不利なゲームにおいても代案を出している人たちだっているんだから、それを見てから言えって話です。
私らの世代は責任があります。その責任は、黙ることで果たされるのではなく、より責任のある人たちを追及することでこそ果たされます。無責任なことをしたままで余生を長閑に送れるなんて思うのはもうやめましょう。
なんて思いながら、今も私のダメージは癒えてないので、とりあえず花見だなと。小さいところに落とし込みましたが、今回は都政に対する抵抗の花見です。
東北や関東の野菜や魚を食べ、花見をして都庁のすぐ近くで、この国の経済さえも潰そうとしていることに対して抵抗の意思を示し、残された人生、どう責任を果たしていくかを語ろうという花見です。
掟ポルシェや私は芸風からの責任として、股間の核燃料や制御棒くらい出す覚悟はあるんですけど、Ustで中継するそうなんで、これはまた別の機会に。
すばらしい発想ですね。拍手!
すてきな企画だと思いました。
読んだのが今日で、シリ出し癖のあるダンナに教え損ねました。
東電と政府にはひどい目に合っています。
親の田舎は福島で、しかも「自主避難」地域で一番中途半端なところです。
地震被害はあかなりあったが建物は残っている所で、家屋を捨ててまで逃げられないとのこと。
なのに放射能の関係で物流も行かず報道も入らず、農作物の出荷はおじゃん・田植えの前段階の作業もストップ状態です。
こちらはこちらで東京都でも市部の下層地帯なので、全市的に停電対象地域です。東電による強制差別停電を4回くらっています。
(「カースト最下層」は東京外にあり、7回攻撃されているそうです。)
東電言うところの計画停電は、「21区とほとんどの停電除外地域(70%)の通電保障」のために行う、「21区を除いた極一部の停電地域(30%)」の我慢大会です。
「気温が下がる日は暖房のために電力消費が見込まれるので、計画停電を実施する可能性がある」などとぬかす頭狂電力ですが、「オレら(非停電地域)はぬくぬくしたいから、お前ら(停電地域)寒さで死んでね」と言ってるわけです。
だのに、マスコミはスルーです。
あげくのはてに「日本が一つのチームなんです」と、ピッチの外で鼻くそほじってるやつがほとんどのくせに、みんなで頑張ってるんだから不平言うなのCMです。
「首都機能を守る(ために田舎を犠牲にする)」という口で、「自粛」を言うから呆れるんです。
照明チカチカ暖房ガンガンの都内で水を買い漁るなら、風評被害の野菜を食え、シャツ1枚で仕事をするな・どうせならケツを出せ、と言えばいいんです。
停電中の公園(都区外にも桜の名所たくさんあります)に行って、ライトとろうそくで花見をしろ、ついでに防犯パトロールもやってやれ、と言えばいいんです。
10日の投票日には計画停電は行わないそうです。
東電が全力をあげて電力供給の努力をする、と。
じぁあ毎日努力しろよ、全力で。
大山さま
でも、例年に比べると、花見をやっている人は実際に少ない印象です。そんな気分ではないんでしょう。その上、自粛を呼びかけるんですから、何を考えているのやら。
たぬき汁さま
発電で福島を切り捨てて、停電でも周縁部を切り捨てて。これは石原の発想にも近い。もっとも欲にまみれた自分を棚にあげて、天罰だと言ってのける。
これに限らず、計画停電は妙ですね。なんでピーク時以外も停電にしなきゃいけないんだって話。ポットチャンネルでも語ったように、電気の余っている深夜、繁華街は煌煌と電気をつけて、金を落とすようにすべきだし、こんな時くらい風営法をゆるめるべき。
それもこれもみんなが怒らないからでしょう。もっと怒った方がいいし、抵抗した方がいい。そうすると、今度はヤツらの代弁をするかのように、足を引っ張るヤツらが出てくるんですけどね。
>今度はヤツらの代弁をするかのように、足を引っ張るヤツらが出てくるんですけどね。
最初からいますね、足を引っ張るヤツら。
信号の停電での死亡事故や、担ぎ込まれた病院で亡くなる人が出ているのに、「停電を楽しもう」とぬかす停電を経験することのないタレント。
東京電力のホワイトカラーの連中の失態(会長から停電のHP作ってる人間まで)を、福島原発の現業員の頑張りでチャラにしようとするマスコミ。
都民にきっちり公平な辛抱をさせることに頭を下げず、自分は痛くも痒くもない「自粛」を強制するハイエナ石原。
下町や杉並・世田谷の住宅街にどう考えても首都機能はないと思うのに、優遇されて当然だと考え、「夏に停電?どうして私たちまで?」と言っているバカ都民。
非常時には大阪・名古屋・福岡などに本社移転ができる決まりがあるはずなのに、黙って東京に居座り続ける大企業と指摘しない学者。
たぬき汁さま
怒るのはいいとして、また、人を叩くのは楽しいですけど、誰も彼も叩いていいってもんじゃないです。
本社を移転するかどうかはそれぞれに判断があるんですから、移転しないからって文句を言われなきゃいけないことはないでしょうし、なんでそんなことを学者が指摘しなきゃいけないか不明。
こういうのを見ると、ストレス発散の他人叩きに乗っかりたくなくて、また私は静かにしてようと思う次第。冷静にやりましょうよ。
>本社を移転するかどうかはそれぞれに判断があるんですから、移転しないからって文句を言われなきゃいけないことはないでしょうし、なんでそんなことを学者が指摘しなきゃいけないか不明。
ああ、大へん失礼しました。
「都内に構える大会社が日本を動かしている」とされ、そこを守るために周辺部が我慢するべきだと言われ、田舎市部は辛抱しているわけです。
それが先日「大企業ほど災害やテロの際にすぐ転身できる技をそなえている」(ナントカ法←名前失念)ということを知り、だのに「東京に無ければ日本は滅びる」かのような扱われ方をされ、尚且つこの期に様々なモノを喰う存在であることに、腹が立ってしまいました。
いずれにしても人様の所で喚くことではありませんでした。
すみません。
大企業が東京から離れるとしますね。そしたら、電気使用量は減るでしょう。その分、その企業によって支えられてきた消費が消えて東京はいよいよ困窮します。店もバタバタ潰れます。今現在でも、潰れそうな店が多数あります。それが潰れていいわけですか。
東電を叩くのはいいとして、「企業はすべて悪い」なんて発想はやめましょうよ。
「花冷に桜宴会少なくも まつろはぬもの福島思ほゆ」
ひとつ、詠ませていただきました。体力と気力があれば、参加したかったわ。