2009-03-07
お部屋1790/インチキ予言者への道
さきほど、フジテレビ「土曜プレミアム/世界がもし100人の村だったら 6」を観ていたのですが、テロップに募金はユニセフに寄付されると出ていました。
直接ユニセフに寄付されるというのであれば私も寄付しないではないですが、おそらく悪名高き日本ユニセフ協会を通すのでしょう。
この番組のサイトを見たら、やはりそうです。だったら、「あなたが寄付した金の一部は表現規制活動に使用されます」と明示すべきです。
ことによると、日本ユニセフ協会の実態が浸透したため、この名前を出すと金が集まりにくいと考えたフジテレビが、正確な寄付先をわかりにくくしたのではないか。
他人にまで「寄付するな」と呼びかけはしないけれど、この金がどう使われるのか正確に理解してから寄付しましょう。
さて、瀬戸弘幸ですが、もはや詐称ジャーナリストではなく、インチキ予言者と化しつつあります。
「日本よ何処へ」の3月4日のエントリー「小沢一郎・居直り続投 」に「予言は的中した」と書いています。
これは「小沢一郎は逮捕される」と言ったことが当たったということのようですが、小沢一郎は逮捕されてないので、まだ当たってないです。言うことなすこと、デタラメばかりの瀬戸弘幸としては、たまたま当たりそうな雲行きであることが嬉しくてしょうがないみたいです。どこまでもおっちょこちょいでやがる。
片っ端から予言をしておき、その中からたまたまた当たったことだけを大袈裟に「予言が的中」と騒ぐのは、インチキ予言者の常套手段です。
瀬戸弘幸は、「週刊新潮」のデマとしか思えない記事を鵜呑みにして、それを根拠に朝日新聞を叩いておきながら、他のメディアも「週刊新潮」の記事を叩き始めると、コソコソとそのトーンを変えるように、判断能力が決定的に欠落している人間です。こんな人間にコメントをとるのは、「サンデー毎日」くらいのもん。
こんな瀬戸弘幸に的確な予測なんてできるはずがなくて、小沢一郎の件も、朝日を含めたメディアが書いていたことをコピペしていただけのことで、それ以上の事実、それ以上の分析など何もないのに、「予言が当たった」と自画自賛するのですから、いよいよ自己評価と客観的な評価が乖離し始めているようです。
他者から見れば、自己顕示欲にまみれたハッタリ右翼なのに、本人はジャーナリストと思い込んでいたわけですが、今やこの国を動かす予言者気取り。
そんなことより、瀬戸弘幸は、他者を工作員と決めつけたり、ウンコを工作だと決めつけたり、内部告発があったなどと吹聴したことの責任をそろそろとってはどうなのか。
一週間ほど前のこと。ホテルで早朝起きてテレビをつけたら、NHKの教育で統合失調症を取り上げてました。瀬戸弘幸やその支持者たちにぜひ観てもらいたい内容でした。
番組は統合失調症である市川愛弓さんを中心に構成されています。すでに彼女は回復期に入っているため、テレビで観る限り、病的なところは特にありません。
唯一奇異に感じたのは、家中に張り紙がしてあることです。「他人の嫌がることをしない」といったように、当たりまえのことが書かれています。その中に「句読点」と書かれている張り紙がありました。彼女も、病気が進行した時に句読点が消えてしまったのでしょう。
その張り紙の意味を詳しくは説明していなかったのですが、おそらく外部に判断の基準を設けることによって、自分の判断や感情がズレていくことを防いでいるのだと思われます。
統合失調症は「関係が狂う病気」とも言えて、彼女は今なお一人で外出するのが怖いんだそうです。「人目が気になり、他人が自分の悪口を言っているように感じる」と言います。これが進むと、工作員に尾行されている、電磁波を送られている、股間を攻撃されている、ベランダにウンコされたなどと言い出すわけです。
他者は特に意味なく見ただけなのに、自分を凝視、監視しているように感じる。他者にとっては自己顕示欲が肥大したハッタリオヤジにしか見えないのに、本人は自分が予言者だと思えている。
他人の顔を無断で撮り、ネットに公開したり、時には落書きまでしておきながら、自分が撮られると被害者意識を爆発させるのも、自分を批判するのはすべて工作員に見えるのも、「客観」という視点が崩壊したためでしょう。
彼女の張り紙には「想像しない」というものもありました。想像することで、意味のないところに意味を見いだしてしまい、車のナンバーがぞろ目であるだけで工作員に思えたり、意味のない数字を「やけしに」と読めたり、内部告発があったように思えたり。
彼女が回復に向かったのは、医者と薬と家族の支えがあったためです。統合失調症はほっといて治る病気ではなく、適切な治療が不可欠です。
ネットでは治療を遠ざける情報や妄想を加速させる情報も出ていますから、互いに病気を進行させることになりそうです。この病気に該当する人たちは、パソコンをしばらく閉じて、治療に専門していただきたいものです。迷惑ですから。
既出かも知れませんが、その瀬戸弘幸氏からコメントをとった「サンデー毎日」は、統一戦線義勇軍の抗議を受けて訂正文を出す羽目になりました。ご参考までに。
統一戦線義勇軍 議長 針谷大輔氏のブログより。
http://www.giyuugun.jp/sb/log/eid411.html
ごぶさた。これは見てました。
針谷氏も指摘するように、「サンデー毎日」の姿勢に対して、「週刊新潮」はあきれたものです。ガセ記事を検証することもできずに鵜呑みにして朝日を叩いたまま、知らぬふりを続ける瀬戸弘幸にも呆れますな。
瀬戸氏は一水会を朝鮮右翼認定しておりますが、以前統一戦線義勇軍の創設者を称していたと思い出し書き込みをしました。
困ったものですね
祖父さま
よくよく見ると、「リチャード・コシミズが朝鮮右翼と推測しているのは一水会だろう」という婉曲な文章なのですが、「そう思われてしかるべき」という内容ですから、言い逃れはできないでしょう。その一水会と活動をともにしていたことがある瀬戸弘幸がいまさら何を言っているのでしょうね。