2008-08-18

お部屋1626/「裸の大陸」記者会見のお知らせ

話の途中ですが、お知らせです。

来週の月曜日、8月25日にこんな記者会見があります。

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報道関係者各位                      

2008年8月15日/有限会社ナチュラルハイ


裸の大陸チャリティプロジェクト
「エロでも救える命がある!」アダルトビデオでボランティア活動
チャリティ活動すら規制される表現規制の風潮にNO!

始まりは「外国で異文化と接しながらAVを撮ったら面白そう」という思い付きでした。

しかし海外で貧困に苦しむ人々の生活に触れる内に、次第に「たかがアダルトビデオでも人助けくらいできるんじゃないか?」と考えるように。

そんな想いから今回の「チャリティAVプロジェクト」を立ち上げました。

最初に100万円を用意し、それを元手にスタッフとAV女優とが現地でボランティア活動。その映像とAVパートとを合わせた作品を発売し、売り上げをボランティア団体を通じて全額寄付します。

現地の子供達に雨風を凌げる家を建ててあげたい
今日を生き抜くための食料と水を提供したい

そんな全くの善意だけでスタートした当プロジェクトですが、待ち構えていたのは日本を覆う表現規制の風潮で、完成した作品には子供の笑顔をすべて覆い隠す画面一杯のモザイクが……

こんな映像では「エロでも救える命がある!」という主張を充分に伝えられません。
しかしそんなイビツな作品にしなければ発売が許されません。

なぜエロ商売の人間には満足なチャリティ活動が許されないのでしょうか?

歌手がチャリティコンサートをやるのであれば、AVメーカーはチャリティAVを発表するのが当然ではないでしょうか?

それをモザイクで隠してしまってどうしようというのでしょうか?

我々はこのやり過ぎな表現規制の風潮に「NO!」と声を挙げるため、8月25日に記者会見を行います。

当日のプログラム
・ナチュラルハイ佐久本(監督)よりご挨拶
・佐伯奈々(主演女優)よりご挨拶
・チャリティプロジェクトの概要説明と今後の展開について
・質疑応答
司会進行:松沢呉一
※会見後の個別取材もお受けします

記者会見の日時や問い合わせ先
日時:2008年8月25日
主宰:有限会社ナチュラルハイ
TEL:03-5333-4442
FAX:03-5333-4630
MAIL:jun@naturalhigh.co.jp


取材希望の方は予めナチュラルハイ宛てにご連絡ください。
折り返し会場と時間をお伝え致します。
また会場のセキュリティ上の理由から、報道関係者以外の入場は固くお断りいたします。

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そもそもなんでビデ倫が過剰反応したのかについては、監督のインタビューで語られています。

ここに出てくる「ユニセフ」は、パチモンのユニセフ、もとい、協会の方のユニセフのことです。つまり、彼らの児童ポルノ改正キャンペーンによって、子どもたちへのボランティア活動が妨害されたって話なのです。間接的ではあれ。

ここでは触れられていないですが、実はこのボランティア活動はHIVの問題も関係しています。世間一般、HIVのことが忘れ去られていたりするわけですが、AV業界では他人ごとではありません。実際にはAVのほとんどでコンドームをつけてますし、男優たちのほとんどは定期検査をしていますから、その辺の男や女たちに比べると感染リスクは非常に低いわけですが。

それでも、AV関係者には、加藤鷹のように、HIV関連のイベントに積極的に参加しているのがいますし、私が知っているだけでも、複数のAV女優がエイズ予防財団などの団体に寄付をしています。AV関係者じゃなくて、エロ本関係者ですけど、そういえば私もまた厚生労働省のエイズ対策研究事業に協力しています。日常化しているので忘れてました。

なぜ我々はHIVの問題に敏感であり続けていられるのか。STDが身近であるというだけでは説明ができないでしょう。誰もが身近なんですから。つまりは、身近であることを語れる環境にある、身近であることを認識できる環境にあるってことです。

エイズ問題において、性の問題をオープンに語れない社会では対策がとりにくいというのが通説です。当たり前ですね。性表現、性行動を規制することではこの問題は解決ができないのです。

監督の話の中にあるように、名前を出して堂々とAVに協力する団体がケニアにある。そのことの意味も考える必要がありましょう。

私自身、今回の問題について、判断がつきにくい部分はあるのですが、表現規制、さらには児童ポルノ改正についてまで考えるネタにしていただきたいと思ってます。

実のところ、まだ打ち合わせもやっていないので、細部はよくわかっていなかったりもするのですが、ざっとそういうことだろうと。

当日、ワシは司会なんで意見を言う立場ではないのですが、会見後の個別取材で求められれば「朝木明代は自殺だった」といった話もしましょう。この記者会見には、そっち方面の闘士がもう一人関係していますから、こっちはこっちで豪華なメンツかもしれない。

このエントリへの反応

  1. >>この記者会見にはそっち方面の闘士が
    待ってくださいwww

  2. ごめんごめん、コメントに気づいてなかった。

    で、もうひとつ謝ることがあって、古牧和郎『集団ストーカー』は新刊じゃなくて、去年出たものでした。このあとのエントリーで訂正を入れます。

  3. [...] 昨日、記者会見は無事終わり、一段落つきました。これについてはまた改めて書くとします。また、「オモシロ寄席」も無事終わったようですね。これについてもまた改めて。 [...]