2008-08-16

お部屋1624/未解決凶悪ジャーナリスト

どう見ても自殺としか思えない朝木明代市議の死を「未解決凶悪事件」としていいのであれば、そう書く自称「ジャーナリスト」を「未解決凶悪ジャーナリスト」と呼ぶことに、微塵たりともためらいを感じる必要はないでしょう。

創価学会のもっとも悪い部分を今なお継承し、実践し続ける元創価学会の段勲氏は、「未解決凶悪雑誌」として知られる「FORUM21」8月号に、「『東村山事件』—-13年目の夏」という一文を書いています。

自著である『高額懸賞付き 未解決凶悪事件ファイル』(小学館文庫)にひっかけて、朝木明代市議の自殺をとりあげ、なおもこれを他殺であるかのように見せかけ、「邪(よこしま)教」のためにその死を利用し続ける凶悪ぶりです。

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 当時、元銀行員の主人と、大学生の長女を頭に子どもが3人という5人家族の円満家庭。ブライベート的にはなんら問題はなく、いつもさわやかな笑顔を振りまいて議会活動を続けていた。
(略)これといって自殺の動機が見当たらない。

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第三者が人の夫を「主人」と書くのは日本語としておかしかないか。

まっ、そこはいいとして、また、この家族が「夫婦関係」「親子関係」「親族関係」「子どもの素行」において「円満」などと言える状況にあったのかどうかについてもここでは触れないとして、朝木明代市議は万引きのアリバイ工作に失敗、東村山署はその悪質さを鑑みて書類送検し、死の4日後に地検に出頭することになっていたのは十分な自殺の動機です。

むしろここでは他殺の動機がないと見るのが自然です。このまま行けば万引きとアリバイ工作で起訴されて信頼は失墜し、市議でい続けることも難しくなるのは必至です。仮に殺したいと思っているグループがあったとしても、このタイミングで殺す必要はまったくない。これについては「柳原滋雄コラム日記」にもある通り。

『東村山の闇』ではそれを悟られないように、巧妙に配置してますが、議席譲渡事件なる恥ずかしい騒ぎを身内が起こしていたことも自殺するに十分な動機です。

あるいは、単に創価学会と闘い続けて疲れ果てていたということだって、動機になり得るかもしれません。それとも、「あれは単なる個人的な恨みに基づくものでしかなく、自殺に至るほど真剣に闘っていたわけではない」とでも言うのでしょうか。その活動をよく知っているはずの「お仲間」が【これといって自殺の動機が見当たらない】とあっさり切り捨てるくらいですから、現にその程度のものだったと断じていいってことでしょう。

これらをすべてなかったことにできる厚顔無恥な人間だけが、「動機がない」などと書けるわけです。さすが「未解決凶悪ジャーナリスト」だけのことはあります。つまり、この人は自殺であることをわかっていてなおこんなことを言っているとしか思えません。

段勲氏は凶悪なくせにボケちょります。

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 自殺というのに、当時履いていた靴が見つかっていない。自宅から人通りが少なくない転落の駅前ビルまで、素足で歩いたのか。

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靴の行方は矢野さんにお聞きになればよろしいのに(この辺の事情は宇留嶋瑞郎著『民主主義汚染』を参照のこと)。

ここで注目すべきは【自宅から人通りが少なくない転落の駅前ビルまで】の部分。その直前まで朝木明代は事務所にいたはずですので、「自宅」というのは間違いかと思いますが、どこからであれ、現場ビルに行くには、駅前のロータリーを通るか、国道から回り込むしかなく、夜の9時や10時であれば、少なからぬ人が歩いていることを、取材能力や分析能力が欠落していそうな「未解決凶悪ジャーナリスト」もよーくわかっていらっしゃいます。

デマを積み重ねることになんの痛痒も感じない「未解決凶悪ジャーナリスト」は、自殺を他殺としてねじ曲げるための裸足の話を書いているうちに、素足であったことに気づかないはずがない場所で拉致して殺害することは、さらにいっそうあり得ないってことをうっかり忘れてしまったらしい。

それとも、読解力の欠落した読者しかいない雑誌では、何を書いてもバレやしないとでも思いましたかね。

裸足で歩いていることに気づかれる可能性が30%くらいある場所で、拉致して殺害することが気づかれる可能性は99%以上と言っていい。すでに述べたように、電車が到着したすぐあとと、それ以外では、人の波に差がありますから、たまたま人とすれ違わないこともあり得ましょうけど、無理矢理人を引きずっていれば、イヤでも国道を走っている車、あるいは駅前のロータリーを走っている車や客待ちをしているタクシーの運転手が気づきます。裸足であることには気づかないとしても。

自殺の動機は十分すぎるほどあり、同時にこれらは他殺を否定する根拠になるのに、これらのすべてをなかったことにする。裸足であることを強調する時にだけ【人通りが少なくない】ことを持ち出し、このことが他殺を否定する決定的な根拠になることには触れない。警察や検察、創価学会に対してはあることないこと吹聴して批判するくせに、「草の根」のデタラメさは頬被りして多摩レイクサイドFMにも平然と出演し続ける。

「草の根」がいかに卑劣であるのかについては、すでにおわかりの方々が多いことでしょうが、「邪(よこしま教)」のお仲間たちも同類であることをよーく認識しておいてください。

このエントリへの反応

  1. [...] 1625「奇妙な符合」 1629「万引き事件をでっちあげるバカ組織」 1631「怪文書の発信者」 [...]

  2. [...] 1625「奇妙な符合」 [...]

  3. [...] るのがゼリーグループです。この特性は、「草の根」にも通じます。だから、連帯できる。「反創価学会だったら、どんなデマでも流していい」と思っている「FORUM21」ももちろん同様。 [...]

  4. [...] このような言葉を連ねて、「だから、万引きなんてしていない」という主張は、「未解決凶悪ジャーナリスト」たちも繰り返してきたことです。なるほど、底の浅い人たちです。 [...]

  5. [...] 靴が見つかっていないことのおかしさを強調するために、事務所から駅前までの道が【人通りが少なくない】と言ってしまってます。裸足でいることが不自然なくらいに人通りがあるとこ [...]