2008-05-22

お部屋1511/あれやこれやの表現規制 5-7

本日、早大での学生逮捕事件の記者会見があります。

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○本日2008年5月22日木曜日、午後3時〜公開記者会見を呼びかけ人・逮捕当該出席のもと 行います。一般の方にも開放しておりますので、ご来場頂ければ幸いです。

2008年5月22日(木)
15:00〜 公開記者会見 (呼びかけ人;逮捕当該が参加・説明します)於:早稲田奉仕園キリスト教会館6階フォークトルーム(新宿区西早稲田2−3−1;03-3205-5401)

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私もちょっくら行ってくるかなと。

では、この章の最後に、日本原燃によるテレビ朝日に対する抗議を見ておきます。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080417-OYT1T00461.htm
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テレビ朝日に日本原燃が抗議、再処理施設「無断撮影し放映」と

 テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が放送した青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場に関する特集について、同工場を所有する日本原燃(本社・六ヶ所村)が「許可していない場所を無断で撮影され、放映された」などとして、テレビ朝日に文書で抗議していたことが17日わかった。

 番組は11日夜に放映され、日本原燃によると、同社の敷地内で撮影を禁止している場所の映像が流されたほか、多量の放射能が放出されているかのような誤解を生じさせる表現があったという。

(2008年4月17日13時30分 読売新聞)

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原燃の抗議内容はこちら

「ここは放射性廃棄物の埋設センター。高さおよそ10メートルのコンクリートの塊が無数に立ち並んでいた」という表現に対して、「無数ではなく38基である」との指摘は、イチャモンに近いものでしょう。

現実に無数のわけがなく、これは「数え切れないくらいいっぱい」って意味だってことくらいわかるだろ、大人なら。

そのイチャモンのひとつとして、無断撮影云々を持ち出したものと思われます。

これに対してテレ朝は内容についての一部の間違いを認めていますが、禁止している場所の映像については反論。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080422/crm0804222021032-n1.htm
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テレビ朝日、日本原燃抗議で一部間違い認める
2008.4.22 20:23

 青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場をめぐるテレビ朝日系「報道ステーション」の特集に対し、事業者の日本原燃が無断撮影や事実誤認があったとして抗議している問題で、テレ朝の君和田正夫社長は22日、「ドイツとフィンランドは原発をやめた」とする番組内の発言について「明らかに間違い」と認めた。

 同社広報部によると、「使用済み核燃料の再処理をやめた」とすべきところを言い間違えたという。

 しかし、日本原燃が無断で撮影、放送されたと指摘している映像については、「(日本原燃の)広報(の担当者)が2、3人いるなかでカメラを回したのに注意を受けなかった」(君和田社長)と反論した。

 同局広報部では「今後も日本原燃と話し合いを続け、訂正放送も含めて対応を考えたい」としている。

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そうも撮られてはまずい場所を目の前で撮影しているのに、一人として注意できない無能な人材ばかりを広報担当にしている日本原燃内部の問題です。なんでこれが他者への抗議として成立すると思えるのでしょうか。

事実関係の間違いだけを指摘すればよかったのに、いかにも番組に問題が多数あるかのように見せたかったのでしょう、おそらく。しかし、なんでもかんでもクレームをつければいいってものではなく、この場合は自身の欠陥を晒すことになってます。核燃料再処理工場が放射能漏れを起こしても、他人のせいにしそうです。

私もこのような状況だったら、なおかつ必要があると思えば撮るに決まってます。「撮影禁止」という看板があったところで撮ります。注意されたらやめますが、注意されなかったら撮り続けますし、公開します。

中国大使館への抗議の時も、「入ってはいけない」と警官に言われたって、「通り抜けるだけです」と言ってズカズカ入っていって写真を撮るように、メディアの人間の多くは、必要があればそうするってもんです。

その時の私は一通行人であり、通行人だって記念写真くらい撮ります。その周辺には警官がいっぱいいたのに、誰も注意してきませんでした。注意されたら、一通行人としては、「すんませーん、ピーヒャラピーヒャラ」と笛でも吹きながら素直に退散するまでです。

そんなもんだべ。

でも、グリーンピース・ジャパンのように、箱を開けたり、荷物をかっぱらったりはしません。「マツワル」に詳しく書きましたが、あれは弁護の余地なしかと。荷下ろし所というのは、奥の方に事務所があって、客が荷物を引き取るために入れる場所でしょうから、そこで荷物が存在することを確認するくらいのことはやるかもしれないですが、やっていいのはそこどまり。なんであんなことをしたんだか。

「第5章/住居侵入」はこれで終了。