2009-02-13

お部屋1778/東村山市の何が問題か 2

皆さん、東村山市議たちのブログを読んでみてください。3羽の雀さんのRSSリーダーと、「1588/市議たちの活動」を見ていただければ、URLはわかります。

「りんごっこ保育園」について書いている人はほとんどいませんね。「洋品店襲撃事件」については誰一人触れてません。

もちろん、専門があり、抱えているテーマがありますから、すべての市議がこの問題に関心を持たなければならないということはありませんが、市外の人たちがこうも関心を抱いているのに、市議たちが無関心であっていいのでしょうか。

「りんごっこ保育園」の問題に取り組んできた佐藤市議としては、「りんごっこ保育園」つまり「草の根」にとって、あまりに都合のいいタイミングで登場してきたゼリーグループに気をとられるわけにはいかないでしょうから、「洋品店襲撃事件」に触れないのはわかりますが、他の市議たちは「りんごっこ保育園」に無関心であっても、せめて市内の洋品店が、「草の根」を引き継ぐ形でゼリーグループから嫌がらせを受けたことに声を挙げてもいいのではないか。何が起きているのか、市民に伝えようとしてもいいのではないか。そのためのブログではないのか。

支持母体らしき団体のセミナーの宣伝よりも、多くの市民は「りんごっこ保育園」のことや「洋品店襲撃事件」のことを知りたいと思いますよ。

選挙前だけ更新が頻繁になることでわかるように、少なからぬ市議たちは、選挙に当選するための効率で動いてます。「それだけで動いている」と言っていい市議だっていそうです。

「りんごっこ保育園」を放置したところで当選すると思えば何もしないのがこれらの市議たちです。地縁・血縁による地盤や政党・宗教団体・組合の組織票を期待できる人たちは無理をして「仕事」をすることはない。

少しでも票が欲しい市議たちにとって、一保育園の問題に取り組むのは効率が悪い。小学校給食の民営化であれば、全小学生の保護者の票が対象になります。対して、一保育園の保護者の数など知れています。票になるとしても、せいぜい数十票。下手すりゃ数票。だったら、支持者周り、支持母体周りをして確実に票をとりに行った方がいい。

しかし、彼らだけを責めるのは酷ではあって、人間なんて誰もがそんなもんだったりします。物書きだって、東村山のことに取り組んだところで金になんてなりません。だから、継続してこの問題について調べ、書いているのは数えるほどしかいない。私もしばしばさぼりますし。

あるいは東村山市民も、地元の市議会のこと、保育園のこと、コミュニティFMのことに興味を持っても得をするわけではなく、下手に関心をもって訴えられてはたまったものではない。

だからこそ、市議たちは動かない。支持者が突き上げないから動かない。市民の関心という裏付けがないから動かない。彼らを動かすためには、市民の意思表示は必須です。投票しただけで事が終わると思ったら大間違い。

「政治家は一般市民と違うだろ。税金で食っているんだろ」と非難する権利が東村山市民にはあって、それをやらなきゃ怠け者たちは動かない。非難しなければ何もしないのが政治家。非難しなければその自覚も出てこないのが政治家。

東村山市議たちの無関心はやはり市民の無関心さの反映だというべきでしょう。何百という単位で票がとれるとわかれば、党を問わずに動くに決まってますから。

しかし、選挙の効率を考えない政治家、信念で動く政治家が稀にはいます。東村山市にもいます。それがインターネットで見極められる時代になったのは本当にいいことだと思います。

ここまでは次のテーマのための軽い前ふりでした。

このエントリへの反応

  1. [...] 1778/東村山市の何が問題か 2 [...]

  2. ブログは初めて拝見しました。
    色々と大変とは思いますが、この調子で頑張って下さい。
    これからも、楽しみにしてます!