スタジオ・ポット
ポットのサイト内を検索 [検索方法]
▲ポットの気文top新年のご挨拶『本とコンピュータ』Vol.8 1999春号コラム原稿ボツ版『本とコンピュータ』Vol.8 1999春号コラム原稿採用版セミナー企画のレジュメ「ワークフロー」オン・デマンド印刷を制作と値段から考えるお客が、本屋で注文しても3日で届けるシステムを考えている本の内容検索ができる出版社データベースをつくりたい
沢辺の気文 [1999年06月08日]

セミナー企画のレジュメ
「ワークフロー」

「日本語の文字と組版を考える会」というのに参加している。
その会の公開セミナーの企画に、「ワークフロー」というのを考えたんです。 これは、そのレジュメ。
ちなみに、この企画はボツった。

●ワークフローの共通認識はこのあたりか
作業の流れ――段取り
(段取りはa plan; a programらしいけどね)
→印刷物をつくる共同作業員の、作業分担と進め方(流れ)
●なぜワークフローなのか
○「みんな、やさしくない」(向井裕一さんから聞いたことば)
・著者・筆者が、「この本は縦書きなのだから、数字は漢数字に」などと考えていない。
・組版者が作業しやすいような指定をデザイナーがしているか。
・デザインを見てから、初校を見てから、初めてデザインへの要望を編集者がデザイナーに言ってしまう。
○もっとワークフローを柔軟にしてもいい(デジタルだから)
・四六の文章中心の本の場合、著者原稿→内容読み、表記統一のためのプリントをページメーカー、40W×18Lに流している。
・『ず・ぼん』では、書き手からもらった原稿をまずフォーマットに流し込み、「前校」としている。メインタイトル・コーナータイトル・小見出し・場合によってはその段階で図版や写真を用意することも。
・組あがったものは、やはりわかりやすい。
○ワークフローをもっと厳密に
・色校での文字直しをなくす、全員が共通の認識にしなければ。
・「再校(例)以降は、さらに良い(!)文章にするための直し(推敲)はしない」など
○もっとデジタルの活用が可能なのでは
・「洋数字を1バイトか2バイトか」などワープロで書くときにそれほど意識しなくともいいのでは。一括置換でやれば。
【セミナーの切り口として(案)】
案●1●作業員ごとに、その役割分担を見ていく
○著者・筆者
○絵描き・写真家・図版・地図
○編集○デザイナー
○組版者
○製版者
○印刷者
○製本者
○もちろん、その間を取り持つ物流・通信を分担している人もいるけど、はずしておく/それぞれの役割分担は、グラデーション。意欲・能力・はみ出す条件によって→セミナーできくとしたらそれぞれの役割分担はなんだと思うか/どんなはみ出しを意識しているか/次の工程のために意識していること
案●2●作業の進め方(流れ)ごとに
○原稿を書く/絵・写真・図版・地図を書くつくる
○編集する
○デザインする
○初校/再校
○校了/責了
○色校
○その他→セミナーでやるとしたらそれぞれの段階でやるべきことはなんなのか/その段階で感じている問題(製版がデザイナー・編集者に感じている色校直しでの問題、なんか)
案●3●鈴木一誌『知恵蔵』で見るワークフロー
原稿の執筆依頼から印刷(製本?)までのワークフローをつくり、制作のプログラムをつくったのが鈴木さんではないか。
フロー[flow]
流れ,流量.一定期間中に動く財貨の総量.<対語→ストック>.work /wk|wk/1a (ある目的をもって努力して行なう)仕事,労働,作業; 努力,勉強,研究 (→play) 《★【類語】 work は努力して行なう肉体的・精神的な仕事; labor は骨の折れるつらい肉体的労働; toil は長い間続く肉体的・精神的に疲れる仕事》.
flow /fl|fl/1
動(+副(句))a 〈液体・川などが〉(絶え間なく)流れる; 流れ出る,わき出る.

ポットの気文topにもどる page top

ポット出版図書館での出来事・考え事ず・ぼん全文記事レズビアン&ゲイブックガイド2002
石田豊が使い倒すARENAメール術・補遺ちんまん単語DBデジタル時代の出版メディア・考
書店員・高倉美恵パレード写真「伝説のオカマ」は差別か黒子の部屋
真実・篠田博之の部屋篠田博之のコーナー風俗嬢意識調査ゲル自慢S-MAP
ポットの気文ポットの日誌バリアフリーな芝居と映画MOJもじくみ仮名

▲home▲


このサイトはどなたでも自由にリンクしていただいてかまいません。
このサイトに掲載されている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
ポットメンバーのもの、上記以外のものの著作権は株式会社スタジオ・ポットにあります。
お問い合せ→top@pot.co.jp/本の注文→books@pot.co.jp