2019-01-11

「聖ヒルデガルトの『病因と治療』を読む」出版記念クロストーク

2018年12月の新刊「聖ヒルデガルトの『病因と治療』を読む」出版を記念して、
著者の臼田夜半氏と、気鋭の心臓内科医・稲葉俊郎氏がクロストークを行います。
3/3(日)13:30〜15:30、千代田区神保町の「出版クラブホール」にて。

概要と申込みフォームは、下記よりご覧ください。

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ヒルデガルトの世界――病と命の深部
「聖ヒルデガルトの『病因と治療』を読む」出版記念クロストークのご案内

聖ヒルデガルトの『病因と治療』の本邦初訳を手掛けた本書、「聖ヒルデガルトの『病因と治療』を読む」の著者・臼田夜半と、現代医学の最先端にありながら伝統医学や芸能に深い造詣をもち、「新医療」を提唱する気鋭の心臓内科医・稲葉俊郎とが、本書をベースに、心と体、魂と命、物質と精神、病の本質と根源的な恢復の意味など、広大無辺なテーマを巡って繰り広げる「コール アンド レスポンス」。エルサレム会修道士ダミアン原田隆文によるシター演奏とともにお楽しみください。

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第一話 臼田夜半×稲葉俊郎クロストーク
「命あるいは体・心・魂」

<音楽> シター演奏:ダミアン原田隆文
「ヒルデガルトの調べ―立ち昇る香のように」

第二話 臼田夜半×稲葉俊郎クロストーク
「病むこと、そして恢復するということ」

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【臼田夜半プロフィール】
1946年、福岡県生まれ。作品に本書のほか、編訳『聖ヒルデガルトの病因と治療』(ポット出版)、随筆集『病という神秘』(教友社)、小説『ネロの木靴』(地湧社)、CDROM『いのちの大切さ』(文科省学習支援ソフト)がある。「ヒルデガルト研究会」主催。千葉県鴨川市在住。

【稲葉俊郎プロフィール】
1979年、熊本県生まれ。東京大学医学部附属病院循環器内科助教。医学博士。西洋医学のみならず、伝統医療・補完代替医療・民間医療も広く修める。『いのちを呼びさますもの : ひとのこころとからだ』(KTC中央出版)、『見えないものに、耳をすます : 音楽と医療の対話』(KTC中央出版、共著)など、著書・共著多数。

【ダミアン原田プロフィール】
1947年、福岡県生まれ。2歳よりピアノを始め、バイオリン・琴・三弦・胡弓・ハープ・三味線も幼少時より学ぶ。国立音楽大学付属音楽高校打楽器科を経て渡欧、イタリアローマ教皇庁立ウルバノ大学布教神学科、国際カルメル会、テレジア大学霊性神学科、サンタ・チィチリア音楽院パイプオルガン・チェンバロ科修了。

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●日時:3月3日(日) 開場13:00 開演13:30〜15:30

●場所:日本出版クラブ4F(出版クラブホール)
神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)A5出口より徒歩2分
https://shuppan-club.jp/access

●主催:ポット出版

●チケット:全席自由3,000円

●申し込み先
以下のフォーム、または電話からお申し込みください。
申し込みフォーム:https://goo.gl/forms/cx8KsQY8ZeQp0jXE3
電話:03-3478-1774(ポット出版)
*定員120名に達し次第、申し込みを締め切ります。なお残席がある場合、当日受付をいたします。

●チラシ
本講演会のチラシpdfは下記よりダウンロードください

http://www.pot.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/01/085adead8dbf9300806d2e6f443c3b3b.pdf

●稲葉さんブログ
クロストークにご登壇いただく稲葉俊郎さんが、ご自身のブログで今回のイベントを紹介してくださっています。
稲葉俊郎さんのブログ

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●臼田夜半からのご挨拶

みなさんへ
昨年の暮れ、それは「聖ヒルデガルトの『病因と治療』を読む」が書店に並ぶ少し前のこと。友人の薦めで、稲葉俊郎さんの『いのちを呼びさますもの』という本に出会いました。
そこには「芸術も医療も、失われた全体性を取り戻して、自分自身を再創造することである」と書かれており、それは私の中で「治癒とは原初の調和を恢復することである」というヒルデガルトのことばと、正面から響き合うものでした。私は少し眩暈(めまい)のようなものを感じていたと思います。ここは、五感と全体性の恢復ということを巡っています。
病は、時として、命の深部を垣間見せることがあります。ヒルデガルトも、稲葉さんも、そして私も、深い病の経験をもつのは、偶然でしょうか。
広い間口としなやかな感性をもつ稲葉さんを聞き手に迎え、ヒルデガルトという透明な食べものを、さらに食べやすいものに咀嚼(そしゃく)してみよう。それがこのクロストークの目論見です。
ダミアン原田師の奏でるシターの響きに満たされ、この場が、命の全体性と、病むこと、恢復することの意味を味蕾に導く、ささやかな午後の食卓となることを願っています。

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