2012-04-07

2012年4月4日(水)〜21日(土)神保町画廊にて「魔淫の迷宮展」開催中

2012年4月4日(水)〜21日(土)、東京・神保町画廊にて相馬俊樹著「魔淫の迷宮〜日本のエロティック・アート作家たち(弊社刊)刊行記念「魔淫の迷宮展」が開催されます。

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右から上田風子さん、山本タカトさん、町野好昭さん、たまさんの作品。

「魔淫の迷宮」未収録の作品も多数展示されています。

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徳野雅仁さんの作品。エロチックだけど、どこかユーモアを感じさせられます(会場に来ていた徳野さんの許可を得て掲載しています)。

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会場では弊社刊「魔淫の迷宮」をはじめ、相馬俊樹さんの著書や、参加作家の方々の画集/写真集も販売しています。

●魔淫の迷宮展

期間:2012年4月4日(水)〜4月21日(土)12時〜18時(金曜は19時まで)
※月曜、火曜は休廊
会場:神保町画廊 東京都千代田区神田神保町1-41-7 安野ビル1F

参加作家
山本タカト(やまもと・たかと)
1960年秋田県生まれ。画家。1983年東京造形大学絵画科卒業。2010年10月個展「キマイラの墓標」(東京・新宿「紀伊國屋画廊」)開催。画集に『緋色のマニエラ』(1998年、復刻版2001年、再復刻版2002年)、『ナルシスの祭壇』(2002年、復刻版2007年)、『ファルマコンの蠱惑』(2004年、復刻版2007年)、『殉教者のためのディヴェルティメント』(2006年)、『ヘルマフロディトゥスの肋骨』(2008年)、『キマイラの柩』(2010年)(『緋色のマニエラ』初版のみトレヴィル、以下すべてエディシオン・トレヴィル発行)、エッセイ集に『幻色のぞき窓』(2010年、芸術新聞社)がある。
「yamamototakato.com」

甲 秀樹(こう・ひでき)
画家/人形作家。1998年より少年や青年を中心に描く絵画活動を始める。月刊「薔薇族」の表紙絵を担当(1999年11月号より2002年12月号まで)。2010年3月、東京・渋谷「アートスペース 美蕾樹」にて個展「秘すれば花 Ⅱ」開催。また、2011年10月、東京・銀座「スパンアートギャラリー」にて人形作品展「- a Boy’s portrait -」開催。
「HIDEKI KOH ONLINE」

中村 趫(なかむら・きょう)
写真家。1949年京都市生まれ。60年代後半に対抗文化の洗礼を受け、70年代の音楽活動を経て1980年代より女性や関節人形をモチーフに独特の耽美的写真作品を発表し始める。2011年3月、東京・浅草橋「パ ラボリカ・ビス」にて写真展「メランコリアの楽園」開催。2012年5月、東京「神保町画廊」にて個展開催予定。

空山基(そらやま・はじめ)
イラストレーター。1947年愛媛県生まれ。1971年より、リアルかつエロティックな女性や、機械化された女性の肉体美をモチーフにした作品を 制作し始め、国内外を問わず活動。2011年8月、東京・新宿「 B GALLERY」にて個展「Neo Japonism&Obsession」開催。画集『SORAYAMA MASTER WORKS』(2010年、Edition Skylight)など多数。
「SORAYAMA」

佳嶋(かしま)
イラストレーター。1973年東京都生まれ。少女、少年もしくは両性具有者をモチーフにエロティックなイラストを制作。2010年11月、東京「新宿紀伊國屋画廊」にて「パルファム・プロテティーク」開催。画集に『シアーマジック』(2006年)、『エロス&タナトス』(2006年)、『デルタ・オブ・ヴィーナス』 (2008年)、『パルファム・プロテティーク』(2010年)(すべて発行・エディシオン・トレヴィル、発売・河出書房新社)がある。
「ECHO」

井桁裕子(いげた・ひろこ)
人形作家/イラストレーター。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。1986年ころより球体関節の人形を作りはじめる。2010年3月、東京・青山「ときの忘れもの」にて「私小説―肖像の人形」開催。
「人形を探す旅」

上田風子(うえだ・ふうこ)
1979年栃木県生まれ。画家。東京工芸大学大学院修了。2011年2月、東京・渋谷「Bunkamura Galley」にて個展「Lucid Dream」開催。画集に『LUCID DREAM』(2011年、芸術新聞社)がある。
「Fuco Ueda」

谷神健二(たにがみ・けんじ)
東京都生まれ。画家。2011年11月、東京・銀座「青木画廊」にて個展「秘密の庭で遊ぶ少女たち―フロヲラル少女」開催。
「谷神健二公式ホームページ」

村田兼一(むらた・けんいち)
1957年大阪府生まれ。写真家。2011年6月、東京「神保町画廊」にて写真展「少女に棲む魔法」開催。写真集に『JAPANESE PRINCESS』(2005年)、『NAKED PRINCESS』(2010年)(ともにEdition Reuss発行)がある。
「Another Tales of Princess」

たま
1977年福井県生まれ。画家。大阪芸術大学美術学科卒業。2011年2月、東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて 個展「epitaph―エピタフ」開催。画集に『Under the Rose―少女主義的水彩画集』(2008年)、『リドカイン★ドロップ―少女主義的水彩画集Ⅱ』(2010年)(ともに発行・アトリエサード、発売・書苑新社)がある。
「スイギョノマジワリ」

長谷川友美(はせがわ・ともみ)
1973年群馬県生まれ。アン・ミュージックスクール卒業。ジャズピアニストを経て画家に。
2011年10月、群馬県「フリッツ・アートセンター」にて個展「夢ノ森銀ノ雫」開催。2013年1月、東京・銀座「スパンアートギャラリー」にて個展開催予定。

根橋洋一(ねばし・よういち)
画家。2010年11月、東京・板橋「カフェ百日紅」にて個展「桃色あくありうむ」開催。
「妖精画廊 根橋洋一の絵画世界」

町野好昭(まちの・よしあき)
1951年岐阜県生まれ。画家。2011年10月、東京・銀座「スパンアートギャラリー」にて個展「–真珠–」開催。画集に『La Perle–真珠–』(2011年、発行・アトリエサード、発売、書苑新社)がある。

林良文(はやし・よしふみ)
1948年福岡県生まれ。1974年渡仏。以来パリ在住。2010年11月、東京・銀座「スパンアートギャラリー」にて個展「構造の原理」開催。画集に『脳髄を懐胎したある唯物論者の花嫁』(1994年)、『花嫁の閏房に軟禁された両性具有者が生理学者Y氏と交わした密約』(1996年、ともにトレヴィル刊)、『構造の原理』(2010年、発行・アトリエサード、発売・書苑新社)がある。

徳野雅仁(とくの・がじん)
1941年大阪府生まれ。画家/完全無農薬有機自然栽培研究者。東京デザインカレッジ漫画部卒業。2010年7月、東京・板橋「カフェ百日紅」にて個展「博物学的誘惑」開催。無農薬野菜栽培に関する著書多数。

詳細は神保町画廊ホームページをご確認下さい。

文◎高橋大輔