2006-12-15
立花隆氏の書評で『性の[饗宴]』が!
2日前、「ここんとこ伏見さんの『性という[饗宴]』の注文が続いてるんですよねえ。なんかあったんでしょうか?」と担当から聞かれて「えーそうなの?! なんだろ。どっかで紹介されたのかなあ。でも新刊本じゃないのにねえ。誰かエッセイとかに書いてくれのかなあ」とネット検索などしてみたけど、理由はわからずじまいで、そうこう言っている昨日もひきつづき注文がぼちぼち入って、「んーこれは何かある!」と言っていたところ、たまたま電話注文をくれた書店員さんが「お客さんが、文芸春秋の立花隆の書評ページをもってきてた」と教えてくれて、「えーそうなんだ!」ともう1人の担当が本屋に走り、やっと『文藝春秋1月号』を買い求めたところ、出てました出てました…………!
文春・夢の図書館コーナーで、タイトルはなんと「セックスの神秘を探る10冊──立花隆」。『人間と動物の性行動』『ヴァギナ』『200人の女のクリトリス絶頂体験』『何が彼女をそうさせたか』『X染色体』『性とはなにか』など、生物学から人妻ホテトル嬢の話を聞いた体験記など、その選書は幅広い。そしてなんといっても伏見憲明氏の『性という[饗宴]』! 立花隆さん、読んでくださっていたんですね。
また、立花氏の書評を読んで本やに向かう人がいてくれるんだと、書評の力をリアルに感じた数日でした。
新刊ではない本が動くというのは、また違ったうれしさがあって、なんというかしみじみうれしいものなんですね。