2009-04-14

お部屋1814/際限なく広がる瀬戸妄想

3羽の雀さんが指摘するように、瀬戸弘幸はいよいよ瀬戸弘幸らしさを発揮し始めてます

風俗雑誌を出す出版社に勤務していた事実をセクハラだとこじつけて辞職勧告請願を出す東村山市議たちに反対する人たちは、すべて工作員だとの妄想が頭の中に湧いているんだべな。

これによって瀬戸弘幸は、この点においても、矢野・朝木市議を支持することを表明したわけです。「風俗雑誌に関与した過去」があったところで何の問題もないですが、「恐喝で逮捕された過去」「詐欺の前科のある過去」は、選挙で投票するかしないのか判断に関わる人も多いのですから、政党である新風関係者の過去を暴き立てられても、金輪際文句言わないように。

さすが瀬戸弘幸は「草の根」と一心同体だけのことはあります。「護憲右翼」「草の根右翼」とでも名乗ったらいいんじゃないか。

ところで、新風による「民族差別否定の声明」ですが、ホントに意図がわからない。字句通り受け取れば、瀬戸弘幸に対する決別宣言と受け取れます。【民族差別などはもつとも憎むべき卑劣な行ひであると断ずるものである】というのですから、「卑劣な瀬戸弘幸はもはや新風ではない」と言いたいのでしょう。

あるいは直接諌めることができないため、「たいがいにしておけよ」と瀬戸一派をたしなめたようにも見えます。

しかし、ここまで瀬戸弘幸らを放置し、それどころか副代表にし続けてきた新風ですから、普通に考えてはいけないのかもしれず、あれでもなお瀬戸弘幸を擁護する意図なのではないかと疑わないではない。

これについてはしばらく様子を見るとして、ここでは「もっとも」「もつとも」と書いていること注目。

以前簡単に書いてますが、戦前、拗音や促音を小文字にしていない文章が多いのは活字の都合でしかない。その証拠に、小文字を使用している例はしばしば見られ、ある時期から、国語辞典でも小文字を使用しているものが主流になります。つまり、便宜上、「どっちを使ってもいい」ということになっていて、歴史的仮名遣いの必然として「もつとも」が正しいわけではありません。

現代仮名遣いは表音性を重視したものですから、これはこれで日本語表記の歴史的特性を守っていると言えて、戦後になっていきなり出てきたのでなく、戦前から議論が繰り返されてきました。

したがって、今の時代に、歴史的仮名遣いをあえて使用するのは過去を懐かしむ「趣味」という以上の意味はない。新風の場合は、容易に「もっとも」とできる今の時代に、わざわざ「もとつも」と書いている点でも明白でしょう。

趣味を実践するのも勝手ですけど、より多くの人の支持を得る努力をすべき政党が、わざわざ趣味を前面に打ち出すことから見ても、この政党の体質がわかりそうです。期待するだけ無駄でしょう。

続いてもう1本アップします。

このエントリへの反応

  1. [...] 「黒子の部屋」をずっと読んでいる方はおわかりのように、メルマガ「マッツ・ザ・ワールド」用の写真以外で、1日2回更新することはほとんどない。とりわけ、このところはたまにしか更新しないのに、昨日は連続で2本出したのは、もともと出す予定だった「1814/際限なく広がる瀬戸妄想」に、急遽もう一本加えたためです。 [...]