2008-06-14

お部屋1539/コミュニティFMの闇 3

5月19日現在、全国には217局のコミュニティFMがあります。その最大の団体がJCBA(日本コミュニティ放送協会)であり、会員数は192局です。

この日本コミュニティ放送協会の前身である全国コミュニティ放送協議会が設立されたのは1994年のことです。これが2002年に有限責任中間法人・日本コミュニティ放送協会に。

この団体のサイトによると、NPO法人による10局は非加盟ということになっています。NPO法人による放送は想定されていませんでしたから、当初、JCBAはNPO法人によるコミュニティFMの参加を認めていませんでした(その後、定款を改正して、現在はNPO法人も加盟でき、事実、NPO法人で加盟している局もある)。

そこで、2006年1月、NPO法人の放送局によるNPOコミュニティ放送全国協議会が設立されます。まぎらわしい名前を使ってますが、日本コミュニティ放送協会の前身である全国コミュニティ放送協議会とはなんの関係もなし。あたかも、すでに浸透していた全国コミュニティ放送協議会の名前を拝借したかのようです。

NPOコミュニティ放送全国協議会は以下です。

▼代表世話人
特定非営利活動法人多摩レイクサイドFM

▼副代表世話人
特定非営利活動法人京都コミュニティ放送  
▼副代表世話人
特定非営利活動法人長崎市民エフエム放送  

▼会    計 
特定非営利活動法人たんなん夢レディオ   
▼監    事 
特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワーク

各局のサイトは以下です。

多摩レイクサイドFM
http://www.geocities.jp/tamalakesidefm/

京都コミュニティ放送
http://radiocafe.jp/

カシオペアFM(岩手県)
http://779.jp/

たんなん夢レディオ(福井県)
http://tannan.fm/

長崎市民エフエム放送
http://www.nagasakifm.net/

すごいですね、名誉毀損放送局記事捏造放送局特定の政治団体宣伝放送局代表ではない市議が代表だと詐称している放送局万引きを苦にして自殺した市議が殺されたと主張している放送局が代表世話人の団体ですよ。

すでにJCBAは、NPO法人に門戸を開いているにもかかわらず、また、どこの団体にも所属しない選択もあるにもかかわらず、好んでここに加盟し続けているのですから、この団体の加盟局の質は容易に想像できるってもんです。

「どこが日本で最初のNPO法人によるコミュニティFMか」を調べるのと同様、多摩レイクサイドFMがいったいどんな局であり、どんな人々が関与しているのかはすぐに調べられます。加盟各局がそのことを知らないとは言わせまい。

では、多摩レイクサイドFMを象徴する映像を「やまだKING」でお楽しみください。

NPOコミュニティ放送全国協議会も、コミュニティFM業界ではよく名前を知られてます。もちろん、「悪名」です。「まったく機能しておらず、数年後には消えてなくなる団体」と見る関係者もいます。

「NPOコミュニティ放送全国協議会」で検索してみると、ほとんどひっかかりません。表だった活動はこれまでにもやってきていないようです。また、多摩レイクサイドFM以外、NPOコミュニティ放送全国協議会に加盟していることさえ触れていないようです。

そんな団体にもかかわらず、どうして彼らは加盟し続けているのでしょう。この団体の、表に出ない、いわば「裏」の活動があるからです。

どうやら、このNPOコミュニティ放送全国協議会に加盟している局は、今に至るまでJASRACとの契約をしていないらしいのです()。未払い以前の問題であり、音楽著作権使用料を滞納しているラヂオノスタルジアよりタチが悪いと言えるかもしれない。

当初私はそこまでのことはないだろうと思って、おそらく契約をした上で、NPO法人ということでの優遇措置を求めている程度なのだろうと思っていたのですね。

ところが、調べていくうちに、少なくともこのうちの複数の局は契約に至っておらず、交渉の席にさえつかないとの情報を得ます。

多摩レイクサイドFMの開局は2004年です。しかし、前身であるミニFM局は1984年に開局したとのことです。

この局のサイトには、ウソをちりばめつつ、代表と詐称する矢野穂積多摩レイクサイドFM開局に至るまでに大変な努力をしたことが書かれてます。しかし、24年にわたって、音楽著作権使用料を支払う努力はしていないようなのです。四半世紀ですよ。

だったら、払っている局はどのような条件で契約しているのかを知りたいと思い、払っていそうなNPO法人によるコミュニティFM局として、京都三条ラジオカフェを選択。

ここで私は大きな勘違いをしていました。NPOコミュニティ放送全国協議会の副代表世話人である京都コミュニティ放送京都三条ラジオカフェの経営母体であることに気づいておらず、ラジオカフェとは別のコミュニティFMだとばかり思っていたのです。

そういう印象を抱いたのは、京都三条ラジオカフェのサイトのためだったりもします。あまりに多摩レイクサイドFMとは違っていて、こちらは日々意味のある更新をしていて、地元に密着した番組づくりをやっているように思えます。まさか、この局がねえ。

3羽の雀さんが京都三条ラジオカフェのことに触れていたので、改めて各局のサイトを調べていて、やっとその勘違いを理解し、京都三条ラジオカフェが問い合わせを無視した事情もわかりました。京都三条ラジオカフェも多摩レイクサイドFMのお仲間だったわけです。

なるほど、都合のいい時だけ大声を出し、都合の悪いことはだまんりという体質は、多摩レイクサイドFMと同じです。NPOコミュニティ放送全国協議会の副代表世話人だけのことはある。

無視したところで、こっちは調べるまでのこと。無視するとかえって不利だと思いますけどね。間違ったことを書かれたって文句が言えなくなります。

誤解があるといけないので、念のために強調しておきますが、NPOが運営する局がすべて問題ありというわけではありません。問題があるのはあくまでNPOコミュニティ放送全国協議会に加盟している局であり、「邪(よこしま)教」グループのお仲間はこれらの局だけです。3羽の雀さん、これらの局も「お仲間リスト」に入れておいてください。

まだまだ続く。

:NPOコミュニティ放送全国協議会に加盟する全局が契約をしていないのかどうかは確かめられませんでした。

もし加盟局で「多摩レイクサイドFMのような非常識でデタラメな局と違って、うちは払っている」という局があったらお知らせください。払っている事実をここで公表した上で、新たに質問をさせていただきます。