2007-07-04
お部屋1278/今日のマツワル38
ハイペースです。宇留嶋瑞郎著 『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(ユニコン企画・1998年)が今朝届きまして、あっという間に読みました。
この本については改めて紹介するとして、『東村山の闇』を読んだ段階で私が感じたことをとっとと配信しておきます。
以下は本日2本目の配信分です。
< <<<<<<<<<マッツ・ザ・ワールド 第1532号>>>>>>>>>>
< 東村山セクハラ捏造事件8>
矢野穂積・朝木直子著『東村山の闇』を読むのが面倒な人、本を買うのがバカバカしい人のために(実際、1500円を出して買うようなものではなく、1500円出すんだったら、おいしいものでも食べた方がよろしいかと)、朝木直子がどういう人かよーくわかる箇所をご紹介しておきます。
朝木明代の死の少し前から、朝木直子のポケベルに嫌がらせの数字が打ち込まれるようになったとして、こんなことを書いています。
『東村山の闇』P57より
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逆に読むと「や・け・し・に」となる
[2・2・3・4・2・1・8]
という数字も打ち込まれた。
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プッ。
「8・1」はヤ行の1文字目で「や」、「2・4」はカ行の4文字目で「け」、「3・2」はサ行の2文字目で「し」ということらしい。だったら、最後は「5・2」のはずですが、ここはなぜか「2」でそのまま「に」。なんちゅうご都合主義。
これで「焼死」という意味だというのですよ。いくらなんでも無理ってもんです。「犯人」グループは、受け取る側が頭をひねらないと意味がわからないような暗号、しかも、ひとつの法則では読めない暗号で脅迫してどうするつもりでしょうか。それに、朝木明代は焼死ではなく転落死ですから、話がつながってません。
以前から「数字に過剰な意味を見出すようになったら要注意」と私は言ってますが、まさにその例と言ってよさそう。
このような飛躍的な無理を重ねて成立しているのが、彼らの突拍子もない「朝木明代殺害論」です。
さすがにコンビを組んでいるだけあって、矢野穂積もこんなことを書いてます。
『東村山の闇』P237より
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「だまし討ち」の『書類送検』から、何日もたたない七月一六日に、私は、酔っぱらいを装った暴漢に襲われた。殴る蹴るで前歯を折られ、血だらけで顔が腫れ上がるという暴行傷害事件だ。
そして、その夜にはまた中傷ビラが事務所に貼られた。が、このビラはこれまでとそのレベルが違っていた。
「こんな議員をトップ当選させたバカな東村山市民よ 早く目を覚ませ 市の恥じ『草の根』をこの街から排除しない限り東村山は全国の笑い者になる。議会の妨害をするだけで何の建設的意見も持たづ能力もない『草の根』を即刻追放しよう」(原文のまま)
議会での暴言、いやがらせ、中傷ビラは、一九九四年暮れから、激しく繰り返された。が、この七月一六日の夜、「草の根」事務所周辺、自宅周辺に貼りだされたビラには、
「『草の根』をこの街から排除しないかぎり……」
「『草の根』を即刻追放しよう」。
と、「草の根」を街から「排除」とか、「即刻追放」という文言が初めて使われたのである。これらの用語は、普通の市民が使う言葉ではない。一昔前に、内ゲバ殺人を繰り返した政治グループが使ったかのようなことばに思える。「街から排除する」というのは、「消してしまう」要するに、殺して消してしまう、抹殺することではないのか?
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プププのプ。
殴る蹴るの暴行があったのは事実のようです(この人の書くことですから、わからんですけどね)。ただし、文章を読む限り、酔っぱらいにからまれただけです。それ以上のものと思える根拠は何もない。
前回書いたのと同様に、この段階で朝木明代は万引きで書類送検されていて、「議席譲渡問題」も起きて騒動になっていたのですから、「敵勢力」はその上無理をしてこんなことをする必要はまったくない。ほっとけば「草の根」は自滅です。
「潮」の記事によると、市議会議員たちも朝木明代が万引きしたことを疑っていなかったのですね。だったら、放置が最善の方法です。
また、中傷ビラがあったのもおそらく事実でしょう。ビラを貼るという方法が適切かどうかの問題はありますが、「草の根」も「東村山市民新聞」という名の「中傷ビラ」を配っているのですから、五十歩百歩です。「東村山市民新聞」の方がずっとひどい中傷をやってますしね。今まさに全国の笑い者になっているのですから、このビラは正しいことを書いただけで、「東村山市民新聞」が得意とする中傷とは違います。
ところで、ここでちょっと気になることが。中傷ビラにあった【東村山は全国の笑い者になる】というフレーズですが、どっかで聞いたことがありますね。薄井議員を批判する時に「東村山市民新聞」は【東村山市議会は全国の笑いものに!】というフレーズを使用しているのです。
「〜は全国の笑い者に」というフレーズは「極稀」というほど珍しくはないにしても、誰もが頻繁に使うフレーズではない。中傷ビラに書かれていたフレーズをその対象者がわざわざ真似るのもおかしな話で、これって同じ人が書いているのでは? 私は頭が悪いので、自分で書いておきながら、どういう意味かよくわからんけど。あるいは、矢野・朝木コンビが得意とする「他人から批判されたことを、そのまま他人を批判する時に使う」という癖が出たものなのでしょうか(この癖については今度またまとめるとします)。
それはともあれ、「排除」「即刻追放」なんて言葉をことさらにとりあげて、殺されたことにつなげるのですよ。飛躍がすぎます。私も「排除」という言葉をよく使用しますが、全共闘時代の活動家であった矢野穂積と違い、抹殺することを意図してこれらの言葉を使用したことなんてないです。
このふたつのエピソードが雄弁に物語るように、彼らは1のことを100に飛躍させて、ありもしない物語を捏造する手法を乱発してます。どちらか片方がそうなのでなく、どちらもがそういう特性をもっている。
彼らは、朝木明代と同じ格好をした「替え玉」が万引きをしたとの説まで主張してます。その説を補足すべく、朝木直子は、こんなエピソードを書いてます。
『東村山の闇』P104
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が、後で、ビデオを撮影してくださった方から、次の話をきいて、ゾッとした。
それは府中街道を挟んで葬儀会場と反対側の角送りのひとたちの中にいた。
遠目には母がいるかのようだったという。母と同じ背格好で同じ格好をしている。着ているのは母が亡くなった日と同じ「パンタロン風のズボン」、「花柄のブラウス」、母とまったく同じ「髪型」、そして極めつけは大きめの肩からかけた『ショルダーバック』だった。
(略)
これは遺族にだけ通じる悪意の表現であり、「犯行声明」だった。
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またも「やけしに方式」です。自分の実の母親が亡くなったというのに、こういうことを堂々と書ける神経こそゾッとします(続く)。
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