ポット出版

振り返って、10月25日のお話をさせていただきます。

直島の後、アンゲリカの用事が24日まであって、その夜に新幹線で実家に帰宅。

かなり疲労がたまっていましたが、どうしても25日は外出しなければなりませんでした。

さまざまなアポが入っていて、どれもとても重要でしたので、24日は夜中までメール仕事をしてから就寝、そして翌朝早く起きてアンゲリカと8時45分に家を出ました。

朝食はパスです、もちろん。

ただ、アンゲリカは果物だけ食べていました。

私は、少食を実践するというよりも、過労から徐々に食べられなくなってきていて、少し自分の身体が心配になり始めました。
でも、少食が守られていれば、多少の不調はなんとかなるとも思っていました。

27日の成田へのリムジンバス・チケットを買いに行き、表参道でアンゲリカが換金するために銀行に寄り、その後私だけのアポがあったので、12時にカフェで待ち合わせをすることにして別れ、私は仕事、彼女は束の間のオフ（ショッピング）に行きました。

・・・

12時半・・・待てど暮らせど、アンゲリカは現れませんでした。

時間がないので、次のアポも同じカフェで1時となっていましたから、私はじっと待ちましたが、結局そのアポの1時になってやっと彼女はやって来ました。

つまり、昼食の時間を一緒に過ごそうと思っていたのですが、それがＮＧになった訳です。何も食べなかったので、結果少食をしたことになりますが・・・汗。

1時の打ち合わせを3時ちょっと前に終えてから、私はアンゲリカに聞きました。

「一体どうしたの？
来ないから心配したじゃないの？

カフェと入り口を行ったり来たりして、まるできりんみたいに首を長くしてきょろきょろ1時間も過ごしてしまったわよ。」

「ヨシコ、ごめ～～ん、本当にごめんなさい～～～！！！！

もうね、完全に私が悪かった！　許して～～！！　今日はね、カフェ代私がおごるから～～！

実はね、ショッピングしていたら、あまりに夢中になっちゃって、時計を全く見なかったの・・・。

それで、気がついたらもう1時ちょっと前だったの・・・。

ゆっくり試着して、あ～でもないこ～でもないってひとりで何着もね・・・汗汗。

本当にごめんなさい、ヨシコ～～～～～！！！！」とアンゲリカ・・・。

・・・・汗。

・・・ぞうさん！！！

そういうことだったんですね・・。ショッピングに夢中になってしまったんですね・・。

まぁでも、彼女はなかなか東京に遊びに来ることはできないのだし、大目に見ることにしますか・・などという気持ちになったりして・・・。

それにあまりの大胆なすっぽかしぶりに、逆に怒る気にもなれず、かえって笑ってしまいました。

「まぁいいわ。許すよ。

よっぽど素敵な服が買えたのでしょうね。良かったね！

ずっと忙しい状態なのだものね、少しは自分のために何か買いたくなるよね。」

「ヨシコ～～！　ありがとう～～。
私が遊んでいる間も、ずっと仕事していたんだよね、ヨシコは・・・ごめんね、ごめんね！」

「いや～大丈夫だよ。きりんの首が長めになっただけで、あとはずっとカフェにいたしね。ただ、言ってくれればゆっくり心配もせずにくつろげたんだけれどもね・・・仕方がないよ。次回はちゃんとしようよね。」

まぁ無理もありません。

アンゲリカも私も、もう極限まで仕事をしていましたので、自分のための時間が全くなく、買い物などとんでもないという状態でした。

私は、会社を設立してまだ1年ですし、節約しなければなりませんので、何か欲しいという気持ちは全くありませんでした。

物欲よりも、生菜食Ｂと自由な時間が欲しかったのです・笑。

でも、ベルリンに戻るまでは両方とも叶いません。

とにかくベストを尽くす！　これだけを頭に入れて、仕事に集中していました。

・・・

3時半からのアポはあるホテルで行われました。

この打ち合わせも大変有意義なものでした。

まだまだ何も決まりませんが、一線で活躍していらっしゃる会社の皆様とお話をさせていただけるだけでも、私達にとっては勉強になりました。
アンゲリカも、英語で一所懸命に説明をして頑張っていました。

サポートで同席してくださったＭさんやＴさんも助けてくださって、本当に心強かったです。

・・・

やっと夜にアポ終了。

話し合いをするだけでなく、通訳も同時にしている私は朦朧として、頭の中が過飽和状態。

オーガニック・カフェに入り、4人で休憩をしました。

もう食事をする気力がありません。別に欲しくなかったので、とりあえずみんなでオーガニック・ケーキのセットを注文。

疲れた時に甘いもの、というのは定番ですが、本当は糖分はよろしくありません。

でも、オーガニックだし少しは大丈夫かな、と思って・・・手を出してしまいました！
脱線ですね・・・これは・・・汗。

その後、Ｔさんは帰り、Ｍさんがアンゲリカのショッピングに少し付き合ってくださり、私は急いでコンピュータを買いに街に出ました。

ハードユーザーである私は、今のＰＣだけではちょっと心配で、仕事上どうしてもバックアップが必要になったからです。
聴覚の問題もありますし、遠くベルリンから遠隔操作をしなければならないのに、たった1台のＰＣで仕事をしているのは本当に危険です。
なので、どうしても今回日本でコンピュータを買いたかったのです。

でも、その日は弊社にぴったりと合ったものを見つけることができませんでした。

・・・

夜に帰宅。

もうヘトヘトで、でもやることが山のようにあり、食事もせずお風呂にだけ入って、結局その夜は2時間しか睡眠をとることができませんでした。

少々追い詰められた感じの私・・・。

でも、あと1日、頑張ろうと気合を入れました！