2009-10-31
お部屋1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品
「都立多摩図書館の廃棄本をせめて古本屋に売れないか」という意見があります。例えばこのブログ。
やってみる価値がゼロとは言わないですが、東京都がその提案を蹴ったとしても、批判はできない。長くなりますが、その理由を説明しておくとします。
これも都立図書館に要求する前に、まずは古本屋に聞いてみた方がいいと思います。
「多摩図書館が中央図書館と重複している本を廃棄することになった。地域資料7万册のうちの数千册は他の図書館や学校が引き取ることになっていて、その残りは買ってもらえるだろうか」と。
予想できる古本屋の反応は二種。
まずひとつめ。
「廃棄本は買わない」
ふたつめ。
「見てみないとなんとも言えない」
続けて、こうも言うでしょう。
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