2008-07-21
お部屋1588/市議たちの活動
7月28日(月)まで、「マッツ・ザ・ワールド」の新規購読者募集中です。
では、東村山市議のネット活動チェックです。長いですが、一度に出します。
以下、一週間くらいかけて読んだものなので、ここ数日、書き加えられたことがあるかもしれません。また、見逃していることがあるかもしれませんので、気づいた方はご連絡ください。
議員数の多い会派順・その中で議員の多い党順・その中で得票数の多い市議順に紹介していきます。
< 自民党>
●野田数 自民党 生活文教委員会・議員定数適正化調査特別委員会
見栄えは素晴らしい。専門のネット業者が入っている可能性がありそうですが、市議の中でもっともイメージ戦略に長けたサイトと言ってよさそう。
しかし、どこにも「りんごっこ保育園」についての記述は見当たらず。
そもそも活動報告はほとんど更新なし。
このサイトは平成16年から始まっており、平成16年は更新2回、平成17年は3回、平成18年は4回。そして、選挙の年の昨年は、1月から急に書き込みが増え、当選の報告までに8回更新。そのほとんどせは自分の支持者向けの報告で、広く市民に伝えるような内容は何もない。いきなり更新が減るのは体裁が悪いと思ってか、4月にもう1回、そして5月に1回更新しただけで終わり。今年はまだ一度も更新してません。
効率のいい人ですし、選挙民の気持ちをよくわかっている人です。多くの市民は選挙前しか市議会に興味などありませんので。
次の選挙前にはまた活発な更新が期待できます。
●鈴木忠文 自民党 環境建設委員会・議会運営委員会・行財政改革調査特別委員会
更新は多い時で週に2回。少ない時期はゼロ。6月以降は更新なし。1回の文字数が多く、「活動記録」というより、あるテーマについて自分がどう考えているのかを深く掘り下げるスタイルです。
今まで何度か「りんごっこ保育園」関連、「草の根」関連のことを書いてます。
2008年4月27日 補助金不交付裁判の結果
2008年5月19日 子育てママの議会傍聴
2008年4月14日 我田引水
文章から伝わる人柄としても信用できそうな気がしますが、市民受けはしないかも。
おそらく「政治家ブログ」は、写真入りで「今日はこんなところに顔を出した」「こんな人と会った」とせせこましく動き回っているように見せる方が、「仕事している」と思われて受けそうです。
しかし、市議は市民の小間使いではないので(そういう側面も多分にあるにせよ)、鈴木市議のように、「自分は何を考えているのか」を見せることも大事かと思います。
●北久保眞道 自民党 行財政改革調査特別委員会
TOKYO自民党のサイトからリンクされていないので、一言言った方がいいのではなかろうか。
「りんごっこ保育園」についての記述は見当たらず。
毎日の更新を心懸けているようですが、このところ停滞気味。それでも東村山市議としてはもっとも更新が多い部類で、意識も市内に向いています。
「自分がその日何をやっていたのか」の日記に徹しているので、行動がよくわかります。社交ダンスがお好きらしい。親しみやすい人柄も伝わります。しかし、何を考えて市議をやっているのかはわかりにくい。
また、ちょっと気になることがあります。祭があったため、最近は、八坂神社のことばかりが続いてました。こうも八坂神社と親密だと、情報が伝わりかねず、だから、お祓いをするのに市外まで出かけなければいけなくなる市議がいるわけです。市議なのに、地元の神社のお祓い効果を信用していないだけかもしれませんが。
個人的な出来事、地元の行事をブログに書くのもありでしょうし、神社の行事は公的性格もありますけど、税金で食っている政治家としてのブログですから、宗教施設の宣伝行為になりかねない記述は慎んだ方がいいのではないでしょうか。しかも、神社でビールや西瓜までご馳走になってます。その無防備さもまた人柄のよさを臭わせはしますが。
私は政治家がどんな宗教を信じようと、どんな宗教行事に参加しようと違法性はないと思ってますが(靖国神社参拝を含め)、それをことさらに公言する行為は違憲の疑いがあると思っています。
現にその日はそうしていたのですから、日記スタイルのブログとしては、そうなるのは当然とは言え、ここは微妙な問題を含みそう。「政治家ブログ」のきわどさではあります。
< 自治クラブ(自民党と会派を組んでいる)>
●島崎よう子 自治クラブ 厚生委員会・議会運営委員会・行財政改革調査特別委員会
自身のドメインによるサイト「そらかぜ通信」の中に「ブログ」があります。
毎週数回更新。厚生委員らしい内容が多いのも納得できます。
3月4日 一般質問2日目
3月5日 さまざまな意見があるというものの……
6月12日 答弁がかみ合わない
これらのエントリーで「りんごっこ保育園」という言葉は出てきますし、3月予算委員会の質問に対して行政側から「りんごっこ保育園」の名前が出てきますが、これが「りんごっこ保育園」の問題を追及した質問とはとても思えず。
姿勢を明確にしたのは、7月16日放置できない、保育園格差です。
遂に覚悟を決めたってところでしょうか。しかし、この市議の過去の活動を探っているうちに、「これはどうなんか」と思わないではいられない事実もあって、今回のエントリーについては私は判断保留です。
< 公明党>
●山川昌子 公明党 政策総務委員会・行財政改革調査特別委員会
「りんごっこ保育園」関係の記述は見当たらず。
「まさ子の活動報告」を見ると、それまでは週に何度も更新していたのに、今年になってからペースダウンして、2月29日に完全にダウン。以降更新なし。1月31日の沖縄旅行の日がもっとも生き生きとしてます。
●伊藤真一 公明党 環境建設委員会・議会運営委員会
公明党の伊藤市議、川上市議、石橋市議、駒崎市議は同じフォーマット。希望すれば、党が提供している「公明デイリーニュース」が自動的に更新される仕組みになっています。本人はなにもしてなくても、更新しているように見えるわけです。個人よりも公明党ブランドで票を集める党だけのことはあります。
「りんごっこ保育園」関連の記述は見当たらず。
ブログもついていますが、活用しておらず。
活動レポートは、多いときは週に2回程度の更新。市内の行事、市議の活動が中心ですが、若干公明党としての活動(街頭演説、遊説活動など)の報告が多いような気も。他の公明党議員もそうですけど、支持者に対してはそれでいいのでしょう。
議会報告は今年の3月でストップ。
●駒崎高行 公明党 生活文教委員会・議員定数適正化調査特別委員会
「りんごっこ保育園」関連の記述は見当たらず。
「公明デイリーニュース」はなし。
活動レポートには波があって、半年に1回くらい集中的に書いて、そのあと沈黙。現在は沈黙期間で、昨年10月21日、ボヤの消化に駆けつけた報告を最後に更新されておらず。今回の沈黙は長いです。
議会報告も昨年9月を最後に更新されておらず。
●石橋光明 公明党 厚生委員会・議会報編集委員会・行財政改革調査特別委員会
トップページでいきなり「公明デイリーニュース」が出てきます。
「りんごっこ保育園」関連の記述は見当たらず。
活動レポートは多いときは週に3回程度の更新ですが、数ヶ月空くことも。5月以降は、月に1回程度の更新になっています。
ほとんどは自身が参加した市内の集会、イベント、シンポジウムのことを書いています。何を考えているのかまではあまり踏み込んでいない印象。
「議会報告」は途切れず更新しています。当たり前のことをしているだけなのに、他がひどいので、これだけで感心しそうになります。
●島田久仁 公明党 議会運営委員会・議会報編集委員会・議員定数適正化調査特別委員会
「島田くに通信」は昨年の選挙で当選した報告以降更新なし。「日々の活動より」は昨年6月6日を最後に更新なし。この人も公明党の宣伝が強いのですが、それまでは市内の問題を書いてます。
島田久仁市議は、せっかく6月定例会の一般質問で、りんごっこ保育園のことを質問しているのに、「一般質問」のページは平成17年度でとまったままです。もったいない。
上の山川市議とこの島田市議は、「議員ホームページ支援ネット」を利用。このサイトにこんなことが書かれています。
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当社が実施した「議員ホームページに関するアンケート調査」の結果の中で、実際に多くの有権者が「更新や中身の無いホームページに対して悪い印象を持つ」というアンケート結果が出ています。
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これを読んで「議員ホームページ支援ネット」を利用し、それでも更新しないのは、確実に票をとれる公明党の安心感でしょうか。公明党の市議たちの更新が少ないのも、そこに依るものだろうと推測できます。
●川上隆之 公明党 生活文教委員会・議会運営委員会・議員定数適正化調査特別委員会
公明党東村山市議団のページからリンクされておらず。幹事長なのに。
活動レポートは2007年1月と2月のみで、2月26日、「丸長鮨近くのT字路にカーブミラーを設置」で終わり。時期からすると、選挙前のアピールだったと思われます。
議会報告は一切なし。当然、「りんごっこ保育園」のこともなし。これを見る限り、やる気もなし。
< 共産党>
●福田かづこ 共産党 厚生委員会・議員定数適正化調査特別委員会
共産党東村山市議団の中に各市議のページがあります。
過去のものが読めないようなのが残念。あるいは読まれると都合が悪いのかと思ったりもして。共産党市議のページは、すべて「りんごっこ」関連の記述は見当たらず。
福田市議のページでは、給食の民間委託の問題を書いてます。それも大事ですけど。
それとは別にブログ「東村山・福田かづこのビックリ報告」もやっています。週に2回程度は更新していますが、半分くらいは家族のことや個人の趣味。
こちらでも「りんごっこ保育園」の記述は見当たらず。
●保延務 共産党 生活文教委員会・行財政改革調査特別委員会
保延市議のページでは東村山市小学校給食の民間委託の問題を書いてます。それも大事ですけど。
●清沢謙治 共産党 環境建設委員会・議会運営委員会・議員定数適正化調査特別委員会
清沢市議のページでは学童クラブ問題について書いてます。それも大事ですけど。
●山口みよ 共産党 厚生委員会・議会報編集委員会
山口市議のページでは、都立清瀬小児病院について書いてます。東村山市民にも関係しているとは言え、これは清瀬市議がやるべき仕事、あるいは東京都議がやるべき仕事ではないでしょうか。
●田中富造 共産党 政策総務委員会・議会運営委員会・行財政改革調査特別委員会
田中市議のページでは、西口再開発問題について書いてます。それも大事ですけど。
まっ、反公明党の立場から、「草の根」をバックアップする共産党に期待するところなど、これっぽっちもありませんけどね。
< 民主党>
●奥谷浩一 民主党 環境建設委員会・議員定数適正化調査特別委員会
ブログ「東村山市議会議員おくたに浩一活動記録」
「りんごっこ保育園」関連の記述は見当たらず。
頻繁な更新です。しかも内容はほとんど市内のこと、あるいは市議の仕事に関係した市外のことです。
奥谷市議は環境委員会だけあって、日々の活動でも、環境、農業に力を入れているように見受けられます。また、障害者にも理解がありそう。議会報告もこの中でなされています。
ただし、ここでも気になることが。社団法人「倫理法人会」というものが繰り返し出てきます。奥谷市議はここのメンバーらしい。ここは倫理研究所の下部団体です。ほほう。
倫理研究所はPL教団と同様、「ひとのみち教団」から分派した団体。宗教団体ではないということになってますが、新宗教団体とみなされることが多い団体です。
これもどうなんでしょうか。
< 生活者ネットワーク(民主党と会派を組んでいる)>
●大塚恵美子 生活者ネットワーク 厚生委員会・議会報編集委員会・行財政改革調査特別委員会
「りんごっこ保育園」関連の記述は見当たらず。ただし、「活動報告」に「草の根」についての記述あり。
2006年12月21日 直接請求・住民投票条例案否決!!議会傍聴記
批判的な記述ではないのですが、「なるほど」と思わせるものだったので、詳しくはそのうち。
2日に1回ペースの更新。介護保険制度やサミットなど、市外の話も多いのですが、これだけ更新しているのですから、当然、テーマは拡大しましょう。
「閉塞感のある時代に生きる子どもが自分を育てる力を応援したい。」とトップページにあります。なのに市内の保育園に目を向けない市議を私は信用できません。
「これらの市議たちをどう見るか」については改めてやります。
※委員会名が一部抜けていたので、加筆しました(7月22日)
[...] これに対して、議会は一定の抵抗を示していますが、結局は認可することになります。東村山に限らず、市議会議員というのは(あるいは政治家というのは)、次の選挙にどう備えるかが最大の仕事です。保育園のひとつやふたつ、どうなろうが知ったことではない。これについては、「1586/政治家ブログ」「1587/市議たちの活動」「1951/ネットから見える政治」を参考にしてください。 [...]
[...] 皆さん、東村山市議たちのブログを読んでみてください。3羽の雀さんのRSSリーダーと、「1588/市議たちの活動」を見ていただければ、URLはわかります。 [...]