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三田線で行ける温泉
昔は、温泉なんて熱いばかりで5分も浸かっていたらいいほうだと思っていたのですが、
年を重ねるごとにその魅力がわかるようになってきました。
私の今のイチオシは、三田線の志村坂上という駅を降りて
住宅街を縫うようにして10分ほど歩いていったところにある、温泉施設です。
8月に有休を頂いた日、友人と二人で行ってみました。
地元のおばちゃん達がいっぱい来ていて、変に気取っていないところと、
風呂あがりに食べる200円のかき氷の安っぽいおいしさが、とてもいいなと思っています。
(…という話を、インターンで来てくれていた中田さんにしかけたままだったのでここに書いてみましたが、
彼女はまだまだ若いので、なかなかこの心境には至ってくれないかもしれません……)
本気、ヤバイ!げんこつ団、新作公演
サイゾーでも取り上げられたナンセンスギャクで
ならす女だけのお笑い劇団『げんこつ団』の
公演『大画質』が4日から下北沢駅前劇場で
スタートした。終演は8日(日)まで。
げんこつ団は90年代から活動する
由緒ある劇団だ。
時事ネタを致死量のユーモアを盛って
笑い飛ばす。必笑仕掛け人なり。
詳細は
http://genkotu-dan.official.jp/
でご確認ください。
上野さんの断捨離
ここ数日、ポットを退社するときは必ず大きな紙袋を提げています。
なぜかというと、上野さんが「断捨離」をされたからです。
今回は「松っちゃんに」と言って、なんと紙袋3つ分の服や靴、鞄を持ってきてくれました。
どれも、おしゃれで格好良いものばかりで、
いまのままだと、私は着方がまったくわかりません。
他の仕事と同様、
上野さんにゼロからすべてを教えてもらっているところです。
しかし、他の人の服に腕を通してみると、
自分の体系がよくわかるな、と思います。
私はとにかく肩幅が広いです。昔、水泳をやりすぎたのが原因かもしれません。
そして今日は、3つめの紙袋を持ってこれから帰るところです。
上野さん、本当にどうもありがとうございます!
幸福の科学をパクッた安倍政権
幸福の科学が機関誌『リバティ』で、安部晋三・政策が幸福実現党の政策を如何にパクッているかを、何度かにわたって、実証している。分が前者にあるのは明らかだ。
ただ、同党の総裁先生が、円高を擁護していたが、私も強い円はマイナスだとは思わない。
欧米メディアを見ると、円はいま暴落の危険性を内包している。
「政党要件」を持たない政治団体が政党の体をなしていても、報道されないのはおかしい。
緑の党も含めて報道すべきだろう。
参院選2010のように参院東京選挙区で惨敗を
喫することだけは勘弁していただきたい。
あれじゃあ、ボランティアがかわいそうだ。
DTP勉強会[第9回]レポート
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DTP勉強会 [第9回]講師/深沢英次さん
2012.07.03
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●レジストレーションカラーが混ざっていないか確認する方法
◯Indesign
・検索機能の「検索形式の設定」で「カラー」の項目でレジストレーションを検索する
・CMYK分版プレビュー機能を使って確認する(Kのオン/オフを切り替えるだけでも分かる)
・ライブプリフライト機能を使って常時見張ってもらう
◯PDF
・CMYK分版プレビュー機能を使って確認する
●ピクセル縦横比について
ピクセル縦横比とは、テレビやビデオなど映像用の概念。
対して、印刷・Web・コンピュータモニタではピクセルの縦横比は1:1が基本。
→もしスキャンした画像データなどがピクセル縦横比率でのサイズになってしまった場合は、
短編に合わせて長辺を縮小して1:1にリサイズする。
●バグへの対処
・データが不調だったり変な動きをするときは、怪しいと思われるところを外して行って原因を調べる。
はっきりとした原因をつきとめることはできなくても“この条件を満たすと不調になる”という点がわかれば、
不調を回避することができるから。
また、ネットで「他に同じようなバグで困っている人」「解決方法」を調べるのも◎。
・サーバ上での作業は不安定なのでローカルにファイルをコピーして作業すると安定することもある。
・普段使っているアカウントとは別にまっさらなアカウントを作って、その環境ではバグが起こるのかどうかを調べるのも◎。
●組版の考え方
・組版の考え方は人それぞれ。なぜその組版ルールにするのか?というところが大事。
「こうでなければならない」ということはない。
たとえば和欧間のアキやマージンなどは、目で見て変じゃないかどうか考えて決めればOK。
・どんな組み方をしようが、合理性があればよい。
その合理性をどこに置くかを判断していく。
いまの時代、一番考えられる合理性は「みんなが見慣れていること」。
・プロ中のプロや経験のある人、知識のある人にどんどん教えてもらおう。
ただ、それをすべて受け入れる必要は無く、自分で考えて選択していけばよい。
そういった人とのコミュニケーションが大事だったりする。
春ですね
桜の花がぶりんぶりんになっていることにも気がつかず、年明けからずっと忙しない日々を送っておりました。
今週やっと、桜を見上げる余裕がちょっと出てきました。
テレビを見る余裕もなかったので、
桑沢時代の友人からの「みんなでドラゴンボール観に行く?」というメールの内容にもついていけておりません。
出版部の高橋さんが本日で退職となりました。
最後の日誌の表示フォントがちっちゃくて不穏な気持ちに駆られますが、
みんなに見送られ笑顔でポットを去ったので大丈夫だと思います。
そんなこんなで今日は高橋さんの送迎会と松村さんの歓迎会を兼ねて、プチ宴会をしました。
そういえば数年前、私が入社して3カ月ほど経った年末のころ。
ポットの大掃除をしていたときに高橋さんから2冊の本をもらいました。
分厚いフォントブックと、鈴木一誌さんの「重力のデザイン」という本です。
“編集者とデザイナーと営業がひとつのフロアで仕事をしている現場”
私がポットで働きたいと思った一番の理由がそれでした。
高橋さんに上記の2冊の本をもらったときに、
「ポットでは編集者のかたも、文字のことやデザインのことに興味を持って探究しているんだ……!!(ガガーン)」
という驚きとともに、ポットはやはりタイヘンおもしろく、ヘンタイな場所なんだなぁと感じたのでした。
補足)高橋さんが“組版好き” だということを、その後しばらくして知ったとさ。
話は戻って、4月から松村さんが正式入社し、制作部に配属です!
春ですね。
鈴木一誌さんの「ページネーションマニュアル」の本がいよいよ動き出したようで、ドキドキです。
スマホに収められた桜染め
きのう桜染めの話を書きましたら、SDの日高さんが、素敵な写真を見せてくれました。
なんと、本当の桜染めの織物の写真です!「音に聞く……という感じではあるけど、なかなか本物って見ることないでしょう」と仰っていましたが、まさにそのとおりです。昨日あれだけ「桜染めは綺麗だ」「桜の生き様は美しい」とか言っておきながら、実際に見たことは一回も無かったのです。
いかにもサクラ!といったような、わざとらしいピンク色ではなく、どちらかというと朱鷺(とき)色に近いのかなぁと思いました。
ところで、日高さんがその桜染めをどこで撮影されたかといいますと、「寺山修司記念館のおみやげコーナー」だそうです。どこにあるのかも(そもそも、寺山修司がどんな人なのかも)知らなかったため、ケンサクした結果によれば……青森!?そんな遠方まで、わざわざ行かれたのでしょうか。今度、あらためて旅の想い出を伺いたいなと思います。
ちなみに、私と日高さんの見解は、「桜染め、って断りがいれてあるから有難いけど、百均に置いてあったらなんの価値もわからないね」ということで一致した…ように思います。それくらい、自己主張の控えめな美しさということなのでしょうか。
日高さん、素敵な写真をありがとうございました。いつもくだらない日誌ですが、読んで下さって本当に嬉しいです!
青の色ムラ
紙に色を乗せて、「おお…!」と思う体験が少なくなりました。
(しいて言うなら万年筆を使ったときと、ハンコを押したときくらいでしょうか)
先日、ポット出版の新刊『まるわかり幼稚園ライフ』の色校正が出来上がってきました。
今回表紙の厚紙には、気包紙Uという紙を使いました。気包紙にはU(非塗工)とC(塗工)の2種類があり、CはUV印刷専用で、Uに比べてちょっとつるつるしています。紙本来の風合いを持ち、やさしい手触りで、コンセプトはその名の通り「気持ちを包む紙」。
この本は、幼稚園ってどんなところだろう?というギモンを解消してくれたり、子育てに関する悩みや不安を和らげてくれる本なので、あたたかみのある紙を使いたかったのです。
ところで最近のポットでは、並製本に見返しをつけないことが多くなりました。
見返しは、表紙の内側に貼られる紙のことで、半分は表紙に貼られ、もう半分は「遊び」として独立しています。(のどから数ミリは、本文束に貼られて表紙と本文束をつなぐ役割を果たしている、であっているのかな…)
見返しには色紙が使われることが多く、本を補強するだけでなく、装飾する役割をもっています。
いまから数年前、この「見返し」がなくても本の強度に問題はないのではなかろうか。という説が有力になってきた頃に、見返しをつける/つけないという選択肢を持てるようになりました。(たしか沢辺さんに「見返しをつける理由を考えろ」と言われたことがきっかけだった)
見返しをつけない場合は、表紙の内側が丸裸になるので、ポットではそこに印刷をして装飾することが多い。
今回は表紙の外側(表1から表4)はは真っ黄色に、内側(表2から表3)は真っ青にしたいので、それぞれブルーナカラーのような特色インキで刷ってもらう計画です。
話は戻って、気包紙Uに刷った表紙の色校正紙を見てみたところ、青色の塗りにムラがありました。
紙の表面がぼこぼこしているためにムラが出たのだと思います。
(黄色は色味が薄いのでムラがほとんど見えない)
私は「インキを盛ってなるべく色ムラを軽減させてください」と指示を入れたものの、なんだか違和感が残る。
そして小久保さんにチェックしてもらったところ…
「この色ムラも、テクスチャみたいで良いじゃない。この色ムラを活かすのもアリだよ」という言葉。
そうか! かすれやズレやムラ、自分の予想外の現象も楽しむ!
ふだんデスクトップで文字を入力したり色を塗ったり描いたりしていると、忘れがちなこの姿勢と感覚。
桑沢に通っていたとき、印刷実習の先生がシルクスクリーン工房をやっていたので何度かシルクスクリーンを体験させてもらったことがありました。木枠に糸を張って作った布のような版の絹目にインキを乗せ、スキージというゴムの道具でインキを押し通して印刷物に色を乗せるので、インキが滲んだり、かすれたり、乗りすぎたり、ずれたりと仕上がりには失敗がつきもの。版がうまく作れたかどうか、インキの量は適切かどうか、スキージの押し引きの力加減、版を印刷物から離すときなど、とにかく加減がむずかしいのです。
はじめてシルクスクリーンでTシャツに印刷したとき、案の定うまくはいかず、インキが刷りたいところからはみ出て滲んでしまいました。 先生は、それを見て「失敗もたのしむんだよ〜」と言って筆でぴゅっぴゅっと書き足して模様にしてしまいました。
小久保さんの言葉に思い出されました。先生がおっしゃっていた、「失敗もたのしむ」。
今回でいう失敗とは、紙の性質によってインキの乗り方、発色の仕方が違うことによる刷り上がりを想像しきれなかったこと。もちろん失敗したらまずいこともありますが、“この種の”失敗はたのしんでなんぼ。
「インキを盛ってなるべく色ムラを軽減させてください」という指示を消した私は、満足したのでした。
昨日の反省
前回の日誌に対して、那須さんが口頭で“赤ペン”を入れてくれました。訂正箇所と教えて貰ったことを以下に書きます。
>ゆうに30分という時間を費やされていました。(9〜10行目)
>熱く議論されていました。(22行目)
>デザイン部の方が、日々頑張っておられます。(24行目)
まず、日誌を書く自分の立場を考えること。
あくまで、内部の人間が内部の出来事を語るのだから、過剰な敬語は不要。「会
議は30分でした」程度の表現で十分。社外から電話を受けたとき、社内の人間
に対して敬称を付けたり、敬語を用いたりしないのと同じ。
>大村紙業さまへの発注票打ち込み(4行目)
大村さんは確かに外部の企業。但し、ここでは業務内容のタイトルとして用いて
いるだけなので「さま」は不要。
加えて、例えば大村紙業の社員さんと話すときも「大村紙業さま」とはいわない。
普段からお付き合いが長いこともあり、過剰に持ち上げると慇懃無礼になってし
まう。
後者に関連して、ポットでは外部に業務を委託するとき「発注する」とは言わず、「お願いする・依頼する」と言い換えるルールがある。「発注する」は、“上の企業”が“下の企業”に仕事を流してやる、というニュアンスのため。対等に仕事をする相手に対して、そういう言葉は使いたくないと考えている。
自分の言葉遣いがぐちゃぐちゃだなぁ…ということ、そして、信頼関係は言葉でも築かれるのだな、ということを感じました。今日の日誌にも、たくさん“赤ペン”の箇所があると思います。気付いたら、ご指摘お願いします。
今日で、ポットに来て最初の一週間が終わります。私にとっては、大変でしたが楽しい一週間でした。次週は火曜から金曜までの出社です。まだまだたくさん迷惑をかけてしまいますが、来週からもまた、よろしくお願いします。