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春ですね

桜の花がぶりんぶりんになっていることにも気がつかず、年明けからずっと忙しない日々を送っておりました。
今週やっと、桜を見上げる余裕がちょっと出てきました。
テレビを見る余裕もなかったので、
桑沢時代の友人からの「みんなでドラゴンボール観に行く?」というメールの内容にもついていけておりません。

出版部の高橋さんが本日で退職となりました。
最後の日誌の表示フォントがちっちゃくて不穏な気持ちに駆られますが、
みんなに見送られ笑顔でポットを去ったので大丈夫だと思います。
そんなこんなで今日は高橋さんの送迎会と松村さんの歓迎会を兼ねて、プチ宴会をしました。

そういえば数年前、私が入社して3カ月ほど経った年末のころ。
ポットの大掃除をしていたときに高橋さんから2冊の本をもらいました。
分厚いフォントブックと、鈴木一誌さんの「重力のデザイン」という本です。

“編集者とデザイナーと営業がひとつのフロアで仕事をしている現場”
私がポットで働きたいと思った一番の理由がそれでした。

高橋さんに上記の2冊の本をもらったときに、
「ポットでは編集者のかたも、文字のことやデザインのことに興味を持って探究しているんだ……!!(ガガーン)」
という驚きとともに、ポットはやはりタイヘンおもしろく、ヘンタイな場所なんだなぁと感じたのでした。

補足)高橋さんが“組版好き” だということを、その後しばらくして知ったとさ。

話は戻って、4月から松村さんが正式入社し、制作部に配属です!
春ですね。
鈴木一誌さんの「ページネーションマニュアル」の本がいよいよ動き出したようで、ドキドキです。

スマホに収められた桜染め

きのう桜染めの話を書きましたら、SDの日高さんが、素敵な写真を見せてくれました。
なんと、本当の桜染めの織物の写真です!「音に聞く……という感じではあるけど、なかなか本物って見ることないでしょう」と仰っていましたが、まさにそのとおりです。昨日あれだけ「桜染めは綺麗だ」「桜の生き様は美しい」とか言っておきながら、実際に見たことは一回も無かったのです。
いかにもサクラ!といったような、わざとらしいピンク色ではなく、どちらかというと朱鷺(とき)色に近いのかなぁと思いました。

ところで、日高さんがその桜染めをどこで撮影されたかといいますと、「寺山修司記念館のおみやげコーナー」だそうです。どこにあるのかも(そもそも、寺山修司がどんな人なのかも)知らなかったため、ケンサクした結果によれば……青森!?そんな遠方まで、わざわざ行かれたのでしょうか。今度、あらためて旅の想い出を伺いたいなと思います。

ちなみに、私と日高さんの見解は、「桜染め、って断りがいれてあるから有難いけど、百均に置いてあったらなんの価値もわからないね」ということで一致した…ように思います。それくらい、自己主張の控えめな美しさということなのでしょうか。

日高さん、素敵な写真をありがとうございました。いつもくだらない日誌ですが、読んで下さって本当に嬉しいです!