2000年、スタジオ・ポットは面白がりながら仕事をして、日々の生活を成りたたせる程に稼ぎ、少しずつ成長できたと思います。みなさん、本当にありがとうです。
●それにしても2000年は、結構大変な年でした。
2月に株式会社化・増資、4月に狭くなった事務所を移転し、5月に私募債を募集して資金の銀行依存からの脱却など、会社の体制整備をすすめてきました。と、思っていたら11月末には取引先の倒産。幸い事前に増資・私募債募集などをしていたこともあって特に大きな危機に直面することなくかわすことができました。
●ポット出版は、7冊の新刊と2冊の増刷でした。
新刊は、『売る売らないはワタシが決める―売春肯定宣言』1月/『ひきこもり[知る語る考える]』4月/『水の戯れ』岩松了・5月/『デジタル時代の出版メディア』湯浅俊彦・8月/『ワタシが決めた』11月/『隠れる女―劇場公演中限定版』岩松了・12月/『幸福のつくりかた』橋爪大三郎・12月です。
増刷は『売る売らないはワタシが決める―売春肯定宣言』と1997年8月発行の『おーいひきこもり そろそろ外へ出てみようぜ―タメ塾の本』工藤定次の2冊です。
●『デジタル時代の出版メディア』を電子・ドットブックにして、ボイジャー・理想書店で販売。『隠れる女』をオンデマンド印刷、公開中の劇場とbk1(ネット書店)と紀伊國屋新宿南店で限定販売。電子書籍とオンデマンドの実験をしました。結果はウェブサイトで公表します。
●版元ドットコムという本の内容検索データベース・送料無料の直販サイトを出版社・33社とオープンさせました。2000年はともかく出発させるところまでたどり着きました。そのうえで、2001年にはいろんな企画やサイト自体のつくり込みで大きく成長させていきたいと思っています。ポットにとってはとっても大きな取り組みです。
●映像事業部(飯島)が石井輝男監督の『盲獣vs一寸法師』に取り組んでいます。また、チーム黒田・相談役としてエンターティメントプロレスFMWに参戦しました。
スタジオ・ポット/ポット出版
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