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ポット出版
書誌情報●マヨルカ島のゲイ友達
[2001-12-13]
マヨルカ島のゲイ友達

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マヨルカ島のゲイ友達
ハッピーアーティスト群像
[2001.12.13刊行]
著●ブルーシャ西村
企画・編集●青泉社

定価●2100円+税
ISBN4-939015-38-6 C0036/初版刷り部数 2,200部
四六判/224ページ/上製
印刷●大丸グラフィックス
製本●大口製本
写真●ブルーシャ西村
ブックデザイン●日下潤一+後藤あゆみ

在庫有



【内容紹介】
画家、デザイナー、映画監督、料理人、スチュワード、舞台装飾師──
スペイン・マヨルカ島に暮らすブルーシャ西村が出会った
10人のゲイたちへのインタビュー集。
カラー写真8ページ。モノクロ41ページ。

日本人女性ブルーシャ西村は、絵画の勉強のために5年前、スペイン・マヨルカ島に渡った。そのかたわらバーやディスコでDJをしたり、オルガンジャズを弾いたり……。
週末の夜のバーではドラッグクィーンショーがしばしば開かれていた。ショーに出演したり、裏方で演出をするゲイの男たちと親しくなったブルーシャ西村は、彼らの生活のスタイルや考え方に興味とシンパシーを抱き、いくつかの質問を試る。
仕事について、そして、ゲイであるということについて、ゲイという存在について……。
「マヨルカ島のゲイ友達」は、著者ブルーシャ西村が、スペインマヨルカ島に暮らす10人のゲイの男性にインタビューしたものをまとめたものだ。
ブルーシャ西村が撮影したドラッグクィーンショーの写真や
彼らの私生活の写真をふんだんに盛り込みながら、人生に対する思いを聞きだしていく。
マヨルカ島は、マジョルカともいわれスペインの国際的なリゾート地である。スペインは長年カトリック国で、宗教的にはゲイは禁じられていた。とくに20世紀のフランコ独裁政権の時代は毎週教会のミサに行くことが義務づけられ、ゲイは大罪だとされていた。フランコが死んだ1975年以降になって、それまでの抑圧がはじけるように様々な文化活動が起こり、ゲイのカルチャーもようやく花開いた、という時代背景をもっている。


【目次】
1. Balti……………24
偶然彼の素肌に触れたとき、電流が走った。
2.Fernando Estrella……………56
僕は露出狂。脳よりも皮膚や胃で考える。
3.Toni Socies……………70
ありとあらゆることを、ちょっとずつ試すのが好きなんだ。
4.Miguel Diaz Olmo……………84
オスがメスに暴力を振るうのは、とても不自然なことだよ。
5.Rosita For Sale……………108
ロッシータは僕の中の別人。彼女になりきるのが楽しいんだ。
6.Vivian Caoba……………118
修復が私の仕事。女装するのは楽しむためさ。
7. Bionica……………136
14歳の時、家族に自分はゲイだと言った。全員が絶句した。
8.Toni Sorell……………154
いいカップルは、それぞれが精神的に独立していなくちゃ。
9.Biel Grimalt Duran……………170
僕たちは赤ちゃんのように未熟だ。宇宙から見れば野蛮人かもしれない。
10.Stephen Anthony Brown……………180
肌の色や性別以前に、私たちは魂としての存在なんだ。

あとがき マヨルカの不思議パワー……………201

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