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シリーズ●
反差別論の再構築へ Vol.1
「オカマは差別」か
『週刊金曜日』の差別表現事件
[2002.02.28刊行]
著●伏見憲明・野口勝三・及川健二・松沢呉一・黒川宣之・山中登志子・春日亮二・志田陽子・下村健一・taka・田亀源五郎・平野広朗・浩史・本多勝一・宮崎留美子
定価●1500円+税
ISBN4-939015-40-8 C0036/初版刷り部数 2,500部
A5判/176ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均
在庫有
【内容紹介】
例えば、ある表現に誰かが傷つき、「差別だ」といったとき、
いかなる場合でも差別になるのだろうか。
表現は一番傷ついたものを基準にしなければいけないのか。
ある事象が差別かどうかを決めるのは、
被差別者でしかないのか――
このシリーズでは、『週刊金曜日』に掲載された、
東郷健を描いたルポルタージュ
「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」の
タイトルをめぐる議論を契機に、「差別だ」とジャッジ
できるのは当事者だけなのか、資格と差別の
絶対化を越えることの必要性・可能性を探っていく。
差別をへらすことのできる現実的な方法を 手に入れるために。
【目次】
●発行にあたって…………002
●アンケート・メディアが「オカマ」を使うのは許せる?…………008
●「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」の経過…………010
●『週刊金曜日』の「伝説のオカマ」問題 記事一覧…………012
第1章●問題とされた原稿
伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる…………018
文・及川健二 写真・内田豊治
第2章●二〇〇一年九月三〇日……シンポジウムの記録
シンポジウム・「伝説のオカマ」は差別か…………034
伏見憲明+及川健二+野口勝三+松沢呉一+黒川宣之+山中登志子
●シンポジウムの感想…………107
下村健一/春日亮二/浩史/田亀源五郎/taka
第3章●「伝説のオカマ」をめぐる意見
●「伝説のオカマ」をめぐる意見
誰が誰を恥じるのか 平野広朗…………114
私が伝えたかったこと 及川健二…………118
当事者としての言葉とメディアの権力性 志田陽子…………121
●『週刊金曜日』編集者のいくつかの意見
文脈の問題であり中身の問題 本多勝一…………125
「オカマ」表現とわたしのT離婚U理由 山中登志子…………127
●ボツになった投書
謝罪する必要はない 伏見憲明…………145
「オカマ」の語をどう受けとめるか 宮崎留美子…………146
付録……すこたん企画・『週刊金曜日』の記事転載ができなかった事情
●ウェブ編集日誌…………148
●執筆者プロフィール…………172
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