●編集から-03 コーナー編集日誌 文●沢辺 均(ポット出版)kin@pot.co.jp このコーナーへのメールは okmhg@pot.co.jp |
[2001-09-29開始] [2002-01-27更新] |
●2002-01-27(日) |
1月25日(金)にファックスで返事を送ったら、さっそく同日の21時02分のタイムスタンプで『週刊金曜日』編集部・黒川さん、渡辺さんから返事をもらいました。
これで、椎名誠編集委員の「転載不可」が確定したので、「性と人権」特集の編集委員の記事は、本多勝一さんのものだけになりました。 そんなこと書かずに、ただ寄贈するのがよかったかな、と少々迷いました、ね。 |
●2002-01-25(金) |
『週刊金曜日』から返事が来ました。 下にある1月4日付けの僕が送った手紙に対する返事です。 こういうことに、なりました。 ▼沢辺が送った返事 [01]に対しては、「(1)」にあるように、たとえ著者が了承したとしても、本誌の理念にそぐわない形で転載されるのには、異議を申し立てたい。法的な権限があるかどうかは別な問題、著者がどうしても転載したいということなら仕方がない、ということですね。 [02]に対しては「(3)」にあるように、佐高、落合、辛、筑紫、椎名氏に確認しましたが、佐高、落合、辛、筑紫氏は認めないと回答。椎名氏は連絡がとれない。「転載ご連絡書」は送らなくていい、ということですね。 [03]に対しては「(2)」にあるように、虫食い的に転載されると特集の意図が誤解されるおそれがあるので、編集部としては認めないことを決めました、と「(4)」にあるように、この特集はいろいろ議論を呼んだので、転載する場合は誌面に掲載した形のままで再録してほしい。虫食い状態で再録されるぐらいなら、再録されないほうがまし。全容を正確に知りたい方にはバックナンバーを読んでほしい、ということですね。 いろいろ言いたいことはありますが、『週刊金曜日』編集部の意志はわかりました。残念ではありますが、了解です。 お返事ありがとうございました。 なお、『「伝説のオカマ」は差別か』を発行しましたら寄贈させていただきます。 2002年1月25日 金曜日 |
●2002-01-15(火) |
友人からメールが来ました。 その友人が『週刊金曜日』に売買春問題で投書をしたときのやりとりです。
今、『週刊金曜日』のサイト(「投書・論争」のページ)を見たんですが、【インターネットの掲示板などで、当ホームページに掲載された「投書・論争」を無断で転載し、人権侵害につながるような悪質な取り上げ方をするケースが増えています。 現在、対策を検討中ですが、とりあえず暫定的に「投書・論争」の全文掲載は中止することにしました。】という理由で、掲載が中止されていました。 |
●2002-01-04(金) |
下の12―26の日誌にある「文書で返事」が12月27日に届きました。 (以下が、ファックスで送ったものです) ▼編集部に送ったファックス ファックスには次のように書かれていました。 平野広朗氏の記事を編集部に無断でポットのホームページに掲載されているのは、指摘のように転載を拒否する法律的な権限はない。『週刊金曜日』の勘違いでお詫びする。 この返事によれば、現在ポット出版のサイトに掲載している平野広朗さんの記事も、発行を準備している『「伝説のオカマ」は差別か』(仮題)に掲載することにしている及川健二さん・本多勝一さん・志田陽子さんの記事も、すべて著作者=著作権者の了解を得ているにもかかわらず、「転載許可申請書」を出すようにとのことですよね。 ●以上の理由から、『週刊金曜日』掲載原稿で著作権者の転載許可をいただいているものについて、あらためて編集部に「転載許可申請書」を提出する意志はありません。提出しないということを了解していただけるのかどうか、お返事をお願いします。 著作権者から転載許可を受けている記事に対して「転載許可申請書」(「転載ご連絡書」ではなく)を提出するのはイヤなんですが、著作権者への転載申請書(そして『週刊金曜日』編集部に送るのはその取次をお願いする)として理解すればいいんだと気がつきました。ですから、著作権者に転載を了解してもらうものとしてあらためて申請書をお送ります。 ●以下の『週刊金曜日』掲載原稿は、直接著作権者に転載許可をいただいていません。「転載許可申請書」をお送りしますので、お忙しいところ恐縮ですがそれぞれの著作権者に転載許可をしていただけるかどうかご連絡ください。 原稿料は次の通りです。 2002年1月4日 金曜日 追伸 |
●2001-12-26(水) |
黒川編集長に電話しました。 12月17日(月)に直接編集部に伺って話した、編集部署名記事の単行本への転載と、「厳重に抗議」を受けた『週刊金曜日』掲載・平野広朗さん原稿のこのサイトへの掲載問題です。 ○編集部記事の転載は断る ○平野原稿掲載への「厳重な抗議」にかんして これらは、電話で聞いた話なので、文書できたら、あらためて意見を書こうと思ってます。その方が『週刊金曜日』の正確な考えたを踏まえることができると思うからです。 |
●2001-12-23(日)
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このコーナーの発端の記事、「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」の担当編集者の山中登志子さんから、本が送られてきました。 『編集者からの手紙―『週刊金曜日』と8年』 直接、現代人文社に注文することもできるようです。 |
●2001-12-18(火) |
●2001-12-18(火) (1)この本がこれ以上、キズを拡大するようなモノでないこと(『週刊金曜日』がそれに協力したくない) でも、9月にこのサイトに「性と人権」特集を転載させてほしいというお願いへの断りに、「きわめて広範囲であり、バックナンバー売り上げが経営のひとつ支柱の1つになっている弊社としては、営業上望ましくない」ってことが理由でした(もう1つの理由は、この企画が進行中で一部だけだと見る人に誤解を与える、というもの)。 ▼持っていった構成案 シリーズ●反差別論・更新のために01(仮) ●『週刊金曜日』編集部さまへ 【01 この問題の経過】 |
●2001-12-16(日) |
その2です ▼持っていく文書 ●ポット出版の考え ●すいませんが『週刊金曜日』編集部に質問させてください ●単行本『「伝説のオカマ」は差別か』(仮)への掲載計画 |
●2001-12-16(日) |
前回の01年12月14日(金)付けの日誌に書いたことに追加です。
と書いたんですけど、当たり前でした。 |
●2001-12-14(金) |
第2回です 先に日誌を書いてから、いろいろと励まし(?)のメールをもらいました。 さあ、前回の続きです。 ●「経営基盤の不明瞭な出版社からではなく」について (1)確かに、運転資金の計画的確保などの経営基盤がしっかりしてること。その専属の担当者をおけるのも、大きな会社だからでしょう。だってポット出版なんて八人だから、僕はひとりで社長も秘書も経理部長も法務部(著作権処理担当含む、『週刊金曜日』からの厳重抗議への返事も僕が書いてますから)もウェブサイト編集も、全部やるんです(ホントはもっとやってますよ。でも、いろんなことをやれることは魅力でもあるんですが)。 (2)寅さんちの裏の印刷工場のタコ社長じゃないんだから、支払い待ってくれとか、あそこは1月とぼけよう、なんてことは大会社ではやりにくい。伝票が廻ったらシステム的に処理しなきゃその組織はまわらんですよ。それにそんなコトしたら一斉に「信用不安」。直ちに債権者が駆けつけるんじゃないかな。 (3)ただ、大出版社でも時々聞くのは、「担当者が事務処理能力がなくって、請求書を渡しても経理に廻さずに机のなかにしまい込んでいて、催促を何度もしないと支払われない」って話です。 (4)契約書などなしに仕事をやってることに問題があるという意見もあります。 第二に、でも経営基盤て何なんですかね。自社ビルとかを持ってるってことですかね。 第三に、簗瀬さんはポットの経営基盤をどうやって調べたんでしょう。あるいは、すこたん企画で本を出すときに、その出版社の経営基盤をどの様に調べて、どの様に判断してるんでしょうか? ○出版社の現実の内容・内実よりも、簗瀬さんのイメージにある「ブランド」だとか「ランク」だとか、だ・け・を大切にしていること(これが権威主義じゃなくて何なんでしょ)。 続きはまた後日。 |
●2001-12-14(金) |
連日、いろんなことがおきてます。 このコーナーの「コーナー・その5 この問題を考えた『誰が誰を恥じるのか』(『週刊金曜日』掲載原稿)平野広朗」の掲載は「転載申請を受けて」ないので「厳重に抗議いたします」というファックスを、『週刊金曜日』編集長・黒川宣之さんと、編集長代理・渡辺妙子さんから送られてしまいました。 |
●2001-12-11(火) |
この日誌の結論から書きます。 ○発端となった及川さんの「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」 『週刊金曜日』の「性と人権」特集には、すこたん企画の伊藤さん・簗瀬さん・高橋さんが書いています。12月4日(火)にその掲載許諾の依頼をメールしました(下に僕が送ったメールを全文載せてあります)。 ●転載を断られたことについて
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●2001-12-03(月) |
9月30日のシンポジウムの記録を公開しました。前半部分だけです。 |
●2001-11-30(金) |
平野広朗さんの『週刊金曜日』掲載の「誰が誰を恥じるのか」をこのサイトで公開しました。 |
●2001-11-27(火) |
今、9月30日に伏見憲明さんが主催したロフトプラスワン(新宿・歌舞伎町)でのシンポジウムの記録を公開するための作業をしてます。テープ起こし・原稿整理(これは伏見さんがやりました)・参加者の校正がほぼ終わって、1つにまとめているところ。 |
●2001-10-23(火) |
すこたん企画にメールしました。
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●2001-10-07(日) |
すこたん企画のサイトにリンクを張りました。 |
●2001-10-02(火) |
9月25日にメールですこたん企画にお願いした、「性と人権」(『週刊金曜日』2001年8月24日号、376号)のなかの三人の原稿の掲載依頼への返事がメールで届いた。「3人で話し合いました結果、お断りさせていただくことに致しました」ということでした。 |
●2001-09-30(日) |
ロフトプラスワンでシンポジウム。かなり画期的なシンポでした。 |
●2001-09-29(土) |
及川さんが、「OIKENの部屋」(その後、「伊藤悟」研究の部屋に変更)コーナーの開設依頼をメールでくれる。 |
●2001-09-27(木) |
『週刊金曜日』編集部・渡辺さんからファックス。 |
▼ポットの日誌から |
今日、『週刊金曜日』の編集者・山中登志子さんからメールをもらいました。 僕は、この手紙の公開がとっても意味のあることだと思っていました。 第1に、情報公開ってとっても大切だと思ってるから。 第2に今回のように、ある表現をめぐって抗議を受けた場合などは、その過程で編集部と編集者がどの様に判断したのか、どう考えていたのか、といったことを明らかにすることが大切だと思うのです。(あたりまえすぎますよね) 第3に、一人の編集者として名前を名乗って、自分の考えたこと(この場合は抗議した人に出した手紙)を公開するってことは、その自分の考えたことへの批判を、とりあえず自分一人で受け止めるってコトだと思うんです。で、実はもっともっとこの「一人で受け止める」ってことが行われるべきじゃないかって考えてます。 てことで、とっても残念ですが、「削除」しました。 |
●2001-09-26(水) |
山中さんから「手紙」の削除依頼がメールで届く。削除する。このことについての感想を沢辺が「ポットの日誌」に書く。 |
●2001-09-25(火) |
●2001-09-25(火) |
●2001-09-19(水) |
山中さんから「手紙」がメールで送られてきた。さっそくアップする。 |
●2001-09-18(火) |
及川健二さんに、問題となった「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」の原稿掲載を許諾してもらう。『週刊金曜日』の了解も、及川さんがとってくれた。さっそくアップする。 |
●2001-09-14(金) |
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