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ロングインタビュー栗原均
栗原均年表

 
[2004-04-20]

[凡例]
この年表は2001年までを対象としました。
●はその年の社会の出来事、★は図書館界の出来事を、それぞれ記載しました。


1926(大正15)年 0歳。
9月22日、神戸市で生まれる。父、栗原末人、母ミネヨ。6人兄弟のうち4男。父の仕事は大阪商船(株)所属の外国航路の船長。
●12月25日、大正天皇没、昭和に改元。


1933(昭和8)年 7歳。
横浜市立青木小学校入学 4年生の時に神戸市立六甲小学校に転校、1939(昭和14)年、兵庫県立第一神戸中学校入学(45回生)。野毛山にあった横浜市立図書館児童室を利用した思い出あり。
●1月、ヒトラー、独首相に就任。3月、日本、国際連盟脱退。4月、滝川事件。


1943(昭和18)年 17歳。
海軍兵学校入学(75期)。
●2月、日本軍、ガダルカナル撤退。9月、イタリア、無条件降伏。


1945(昭和20)年 19歳。
10月、海軍兵学校卒業、最後の卒業生。母の故郷、山口県大島郡に帰り、敗戦後の生活を始める。
●8月15日、戦争終結。


1946(昭和21)年 20歳。
山口県岩国市にて民間会社の作業員としてさまざまな業務に従事。
★4月、日図協、会長に安部能成、理事長兼事務局長に衛藤利夫。6月、『図書館雑誌』復刊。11月、日本図書館研究会発足。
●11月3日、日本国憲法公布。


1947(昭和22)年 21歳。
戦後混乱期の若者達と交わり、外地からの帰還者等の生活援助活動を行う。岩国市立図書館の利用者となる。
★8月、日図協、社団法人に認可。
●3月、教育基本法、学校教育法公布。4月、地方自治法、労働基準法公布。


1948(昭和23)年 22歳。
4月、大阪府立図書館に、巡回文庫の自動車運転手担当予定として採用される(職名は1950年現在助手)。10月、オート三輪車で大阪府下の3町2村を読書啓蒙活動で巡回、子ども達への貸出、映画会、読書講演会に従事(同館の戦後初の館外奉仕活動)。巡回文庫課資料のなかで戦争中の禁閲資料の解除と、逆に占領軍による国民精神総動員関係図書の禁閲作業を行う。
★2月、国立国会図書館法公布。6月14日、戦後第1回(通算第34回)全国図書館大会、於東京。


1949(昭和24)年 23歳。
巡回文庫課から閲覧課読書案内係に配置換え、半開架式の一般閲覧室の開設と利用者への対応。6月、第35回全国図書館大会が大阪で開催、準備作業に参加。10月、大阪府立図書館館長(4代)に中村祐吉就任。
★3月、全日本図書館員労働組合結成。6月、日図協理事長に中井正一(国立国会図書館副館長)、事務局長に有山就任。
●6月、社会教育法公布。7月、下山事件、三鷹事件。8月、松川事件。


1950(昭和25)年 24歳。
4月、図書館勤務のかたわら同志社大学商学部3回生に編入学。早朝に大阪府吹田市の自宅を出て午前8時からの授業に間に合うよう京都に通い、午後に就業、午後9時の閉館まで。5月、京都市で開かれた第36回全国図書館大会に関連し全日本図書館員労働組合大阪支部の担当者として集会を準備・援助。9月、中村館長が英国公共図書館法制定100周年記念大会に出席。
★4月、図書館法公布。
●6月、朝鮮戦争始まる。7月、レッドパージ。


1951(昭和26)年 25歳。
9月、仕事と就学の両方を兼ねた生活から結核罹病、大阪日赤病院、枚方市長尾のサナトリウムに入院治療。生命の危機も考えられたが幸いにも回復、一時は仕事に復帰、府立図書館の最初のブックステーション設置事業等に参加。
★5月、慶応大学文学部に図書館学科開設、10月、大阪府立図書館BM開始、日図協創立60周年記念式典。
●9月、サンフランシスコ講和条約・日米安保条約調印。


1952(昭和27)年 26歳。
2月、茨木市、枚方市、古市町に大阪府立図書館のブックステーション、その開設と奉仕を担当。結核療養続き、大学を1年休学。肺切除以外のあらゆる薬物療法や気胸・気腹その他手術を受ける。サナトリウムの中の病院図書室作りにあたり、療養の友人達と分類や利用方法を決めて実施する。また入院患者の同人雑誌的なものの発刊、ささやかな文化サークル作りなどを行う。
★5月、日図協理事長中井正一急死、有山、理事長代行。8月、理事長に土岐善麿(都立日比谷図書館長)就任。12月、『図書館ハンドブック』刊行。
●6月、中央教育審議会設置。7月、破壊活動防止法公布。


1953(昭和28)年 27歳。
主事補。3月、同志社大学商学部卒業。
★1月、大阪図書館協会発足、『日本の公共図書館』(現『日本の図書館』)創刊。8月、学校図書館法公布。
●2月、NHK、テレビ放送開始。7月、朝鮮休戦協定調印。


1954(昭和29)年 28歳。
9月、枚方市のサナトリウム退院、当時天王寺分館に移っていた巡回文庫課に復職、ただし全快とはみなされず半日勤務の許可。
★5月、第40回全国図書館大会で、「図書館の自由に関する宣言」、「原子兵器禁止に関する各国図書館界への訴え」を採択。
●3月、日米相互防衛援助(MSA)協定調印。6月、自衛隊発足。


1955(昭和30)年 29歳。
5月、第41回全国図書館大会が大阪で開催、この機会に図書館問題研究会結成大会(於大阪府立図書館天王寺分館)の会場を用意、これに参加。
●8月、原水爆禁止世界大会広島で開かれる。


1956(昭和31)年 30歳。
巡回文庫機関誌「読書あんない」編集・発刊。
9月、日図協、IFLA会議(ミュンヘン)に代表(廿日出逸暁)出席。
●12月、日本、国連加盟承認される。


1957(昭和32)年 31歳。
貸出文庫主任。「大阪府自動車文庫友の会」発足し、同会による「自動車文庫車の増設」要求運動を推進し、実現する。8月、天理大学にて司書講習受講。
★6月、日図協、定期総会で理事長に中村祐吉(大阪府立図書館長)を選出。11月、アジア図書館協会連盟(AFLA)創立総会を東京で開催、大阪で閉会行事を行う。
●10月、ソ連、人工衛星打上げ。


1958(昭和33)年 32歳。
貸出文庫係長。大阪府立図書館の自動車文庫を核とした館外活動全般の計画化と充実を図る。3月、大阪府立図書館に業務研究会発足。以後36年度まで、主題別閲覧室制度に向け同会を主導。
●勤評闘争、警職法闘争激化。


1959(昭和34)年 33歳。
参考図書室設置、最初の参考係長。5月、第45回全国図書館大会(名古屋)に参加し、「参考事務規程」の制定等を提言する。
★9月、「本を読む母親の全国大会」長野で開催。
●1月、キューバ革命。9月、中ソ意見対立激化。


1960(昭和35)年 34歳。
★5月、鹿児島県立図書館、母と子の20分間読書運動開始。10月、中小公共図書館運営基準委員会を設置(委員長清水正三)以後、1962年まで各地で実地調査。
●5月、新安保条約強行可決。6月、新安保条約自然成立。


1961(昭和36)年 35歳。
閲覧第一係長。神戸市立、京都府立との参考事務連絡会が始まる。7月、桃山学院大学の司書(補)講習の非常勤講師、以後1977年まで。
★11月、日図協、創立70周年記念式典。国立国会図書館新館落成、開館。
●5月、韓国、軍事クーデター。


1962(昭和37)年 36歳。
大阪府立図書館主題別閲覧室制度発足(10主題室体制の実現)。総合相談室(ジェネラルレファレンスルーム)の責任者。聖母女子短大の図書館開設を担当。
●10月、キューバ危機。


1963(昭和38)年 37歳。
巡回文庫課長心得。
★3月、『中小都市における公共図書館の運営』刊行。5月、日図協、定期総会で理事長に斎藤敏を選出。
●11月、ケネディ米大統領暗殺。


1964(昭和39)年 38歳。
巡回文庫課長。
★1月、中教審、「大学図書館の改善について」答申。4月、図書館短期大学設置。6月、日図協、総会で、会長に森戸辰男を推戴。11月、日本学術会議、「大学図書館の近代化について」内閣総理大臣に勧告。
●10月、第18回オリンピック東京大会。


1965(昭和40)年 39歳。
11月、第51回全国図書館大会(熊本)に参加、有山の日野市長就任にともなう日図協事務局問題について発言。
★5月、石井桃子『子どもの図書館』。9月、日野市立図書館、BM第1号運行開始。
●2月、米、北ベトナム爆撃開始。6月、日韓基本条約調印。


1966(昭和41)年 40歳。
3月〜8月、米国国務省招聘による米図書館事情視察旅行。渡米中3月末で中村祐吉館長退任。
★3月、日図協、事務局長有山に代り、叶沢清介が就任。
●5月、中国、文化大革命始まる。10月、中教審、「期待される人間像」。


1967(昭和42)年 41歳。
閲覧課長。11月、第53回全国図書館大会(金沢)に参加。12月、閲覧課長兼司書部閲覧課書庫係長。
●4月、美濃部東京都知事誕生。


1968(昭和43)年 42歳。
4月、大阪樟蔭女子大学図書館学非常勤講師、1977年まで。
★11月、国立国会図書館全館完成。
●8月、ソ連軍、チェコに侵入。10月、明治百年記念式典。


1969(昭和44)年 43歳。
★6月、日図協、図書館員の問題調査委員会設置。9月、文庫作り運動調査委員会設置。
●全共闘運動、全国の大学で燃え上がる。


1970(昭和45)年 44歳。
整理課長。9月、図問研第17回大会(於石川県穴水)で委員長就任、1972年まで。
★4月、東京都図書館振興対策プロジェクト・チーム「図書館政策の課題と対策」を知事に提出。5月、『市民の図書館』刊行。
●6月、日米安保条約自動延長。10月、初の防衛白書『日本の防衛』発表。


1971(昭和46)年 45歳。
『図書館界』22巻6号に、「戦後公共図書館における人事行政と専門職制度」を執筆。日本図書館研究会理事に就任、1978年まで。7月、主幹兼整理課長。大阪府選出の日図協評議員、1974年まで。
★5月、日図協、創立80周年記念式典。11月、第57回全国図書館大会(於岐阜)で、4月30日を「図書館記念日」、5月を「図書館振興の月」とすることを協議。
●6月、沖縄返還協定調印。10月、中国、国連復帰。


1972(昭和47)年 46歳。
9月、堺市立図書館長に転任。11月、枚方市立図書館計画策定に参画。
★2月、日図協、『地域家庭文庫の現状と課題』刊行。4月、『みんなに本を―図書館白書1972』刊行。同年、「国際図書年」。
●5月、沖縄の施政権返還、沖縄県発足。9月、日中国交回復。


1973(昭和48)年 47歳。
5月、大阪公共図書館協会会長に就任、1977年まで。10月、第59回全国図書館大会(高知)に参加、第1分科会で「図書館の自由」問題の議長を担当。
★4月、日図協、図書館会館竣工。8月、県立山口図書館問題。
●1月、ベトナム停戦協定。3月、水俣病裁判でチッソ全面敗訴。


1974(昭和49)年 48歳。
5月、大阪府社会教育委員(図書館界代表として)就任。甲南大学図書館学非常勤講師、1977年まで。職員とともに堺市図書館将来計画(市内に約10分館を含む)を発表。
★4月、日図協、『子どもは本がだいすき―図書館白書1974』刊行。12月、図書館の自由に関する調査委員会を設置。


1975(昭和50)年 49歳。
5月、日図協監事、1978年まで。
★4月、図書館法制定25周年記念式典。
●7月、私立学校振興助成法公布。


1976(昭和51)年 50歳。
堺市立図書館創立60周年記念行事。
★5月、東大に情報図書館学研究センター設置。
●7月、ロッキード事件。


1977(昭和52)年 51歳。
大阪府立中之島図書館、主幹に復帰。9月の第63回全国図書館大会(大阪・京都)の準備、運営の任につく。
★4月、『図書館白書1977 日本の図書館の現状と課題』刊行。9月、日図協理事長に浜田敏郎就任。
●11月、第三次全国総合開発計画(三全総)閣議決定。


1978(昭和53)年 52歳。
3月、日図協事務局長に就任、1993年まで。
★5月、衆参両院議員による図書議員連盟発足。8月、東京都公立図書館長協議会、「区立図書館に司書職制度を導入する要望書」を23区長会の役員に提出。8月、協会組織委員会(委員長高橋徳太郎)定款改正の検討を始める。11月、国立国会図書館開館30周年記念式典と記念行事として「図書館ネットワークに関する国際シンポジウム」。
●5月、成田空港開港。8月、日中平和友好条約調印。


1979(昭和54)年 53歳。
★4月、日図協『図書館白書1979』刊行。4月、NHKラジオで「図書館記念日」放送。5月、『図書館の自由に関する宣言1979年改定案』を承認。6月、図書館政策特別委員会(委員長裏田武夫)を設置。10月、図書館情報大学創設。12月、図書館流通センター創立総会。
●1月、米中、国交回復。


1980(昭和55)年 54歳。
『図書館雑誌』74巻2号に、「株式会社図書館流通センターの発足」を執筆。
★1月、日本図書コード管理委員会発足。学術審議会、「今後における学術情報システムの在り方について」文部大臣に答申。4月、『図書館白書1980 戦後公共図書館の歩み』刊行。5月、日図協「事業部」を解散。 6月、図書館法制定30周年記念式典。日図協定期総会で「図書館員の倫理綱領」を承認。8月、IFLA総会(マニラ)で浜田理事長が1986年IFLA大会の日本招致を発言。9月、第1回大学図書館研究集会(横浜)。10月、第66回全国図書館大会(鹿児島)。引き続き代表団が沖縄図書館界を訪問、交流を図る。12月、京都市立図書館の財団委託問題に関する図書館員と市民の全国集会。
●国際障害者年。8月、ポーランド自主管理労組〈連帯〉創設。


1981(昭和56)年 55歳。
『図書館雑誌』75巻5号〜12号(11号を除く)に「図書館事業振興法(仮称)について――報告・その1〜7」を連載。
★3月、図書館事業振興法(仮称)の立法化についての図書議員連盟事務局長と図書館関係者との懇親会。4月、ジャパン・マーク、日図協より頒布開始。6月、学術情報センターシステム開発調査協力者会議発足。9月、図書館事業振興法検討委員会が図書議員連盟事務局長宛に「図書館事業の振興方策について(第一次案報告)」提出。
●6月、中教審、「生涯教育について」答申。9月、文部省、科学技術開発に際して、産学協同を推進する方針を決定。


1982(昭和57年) 56歳。
『図書館雑誌』76巻1〜2号に「図書館事業振興法(仮称)について―報告・その8〜9」を連載。
★4月、図書館事業基本法に反対する会発足。5月、日図協創立90周年記念式典、会長に永井道雄推戴。『図書館年鑑』創刊。7月、「町村図書館活動振興方策臨時委員会」設置。7月、IFLA日本委員会発足。7月、文部省、第1回学術情報センターシステム開発調査協力者会議を開催。9月、IFLA本部次長等来日、関係者の会を開催。
●7月、臨時行政調査会、「行政改革に関する第三次答申(基本答申)」を提出。11月、中曽根康弘首相。


1983(昭和58)年 57歳。
★4月、東京大学文献情報センター設置。5月、日図協、理事長に高橋徳太郎就任。
●3月、臨時行政調査会、「行政改革に関する第五次答申」(最終答申)。


1984(昭和59)年 58歳。
★1月、東京都、都立図書館の休館日廃止、開館時間延長と定員削減を発表。4月、「図書館の自由に関する宣言」30周年記念シンポジウム。7月、広島県立図書館問題。7月、文部省機構改革、公共図書館所管は新設の学習情報課に。12月、長野市立図書館委託問題、長野市教委に協会要望書を手渡す。
●8月、臨時教育審議会設置法成立。


1985(昭和60)年 59歳。
★3月、日図協、臨教審に「わが国図書館事業の振興について(意見書)」を提出。4月、図書議員連盟第5回総会に、「当面のわが国図書館の整備充実について(報告と要望)」を提出。滋賀県立図書館、県立として初のコンピュータシステムを稼働。10月、第1回日図協図書館建築賞発表(以後毎年)。
●5月、男女雇用機会均等法公布。6月、臨教審、「教育改革に関する第一次答申」を発表。6月、国家機密法案衆院提出(12月廃案)。


1986(昭和61)年 60歳。
★4月、日図協、図書議員連盟に「わが国図書館、当面の振興方策について(陳情)」の要望書を提出。4月、学術情報センターが国立大学共同利用機関として発足。8月、第52回IFLA東京大会。11月、国立国会図書館新館開館記念式典。
●4月、臨教審、第二次答申で「生涯学習体系」の転換を提案。4月、ソ連、チェルノブイリ原発事故。6月、臨時行政改革推進審議会が最終答申を提出し解散。


1987(昭和62)年 61歳。
12月、書籍データセンター設立総会。出版取次業界中心の「書誌データベース委員会」発足、座長となる。
★9月、日図協、図書館政策特別委員会、「公立図書館の任務と目標」最終報告を発表。
●4月、JR六社等開業。6月四全総閣議決定。8月、臨教審最終答申。11月、竹下登首相、連合発足。


1988(昭和63)年 62歳。
★2月、社教審「新しい時代に向けての公共図書館の在り方について―中間報告」発表。3月、日図協、百年史編集委員会設置。4月、J-BISC頒布開始。5月、書籍データセンター、日図協監修「標準MARC」データ作成開始。11月、国立国会図書館開館40周年記念式典。12月、日図協、百周年記念事業委員会設置。
●1月、文部省、「教育政策の推進」発表、生涯学習体系への移行を最重点課題に。


1989(昭和64、平成元)年 63歳。
★3月、日図協、『公立図書館の任務と目標 解説』刊行。『つくりませんか図書館を―すべての町村に図書館を』作成、全国の町村へ送付。9月、図書議員連盟、文部省に「公立図書館に対する国庫補助について」申し入れ。館長の司書資格要件廃止に反対。10月、地方自治経営学会、「ふるさと創生と地方分権」について報告。図書館長、司書の設置義務などの資格要件の廃止、民間委託をすすめる方向へ。12月、図書館未設置町村自治体関係職員研修会等開催(以後毎年)。全国各地区で町村図書館作りセミナー。
●1月、昭和天皇没。4月、消費税実施、地方自治体、土曜閉庁。6月、宇野宗佑首相。8月、海部俊樹首相。


1990(平成2)年 64歳。
★4月、日図協、資料保存委員会設置。8月、将来構想・会館専門委員会(委員長三上強二)設置。10月、図書館法制定40周年記念式典(京都)。
●8月、生涯学習審議会発足。9月、国連、子どもの権利条約発効。10月、東西ドイツ統一。


1991(平成3)年 65歳。
★1月、IFLAアジア視覚障害者セミナー開催(東京)。5月、文部省、「公立図書館の設置及び運営に関する基準(案)」を発表。6月、文部省と「公立図書館の〜」について日図協、懇談。7月、「公立図書館の〜」についての日図協の意見書を文部省に提出。日図協、組織問題、会館問題、研修問題各委員会を設置。9月、日本複写権センター発足。11月、自治省「図書館情報ネットワークシステム標準化委員会」発足。
●1月、湾岸戦争。6月、南ア、アパルトヘイト体制の終結を宣言。11月、宮沢喜一首相。12月、ソ連邦消滅。


1992(平成4)年 66歳。
★3月、『近代日本図書館の歩み 地方篇』刊行。4月、『図書館はいま 白書・日本の図書館1992』刊行。5月、日図協創立百周年記念式典。生涯学習審議会「公立図書館の設置及び運営に関する基準について」報告発表(6月、都道府県教委に通知)。
●6月、PKO協力法案可決。


1993(平成5)年 67歳。
5月、日図協、理事長に就任、2001年まで。
★3月、文部省、「学校図書館図書標準」を各都道府県教委に通知、図書整備に5年間500億円。5月、日図協事務局長に酒川玲子就任。11月、経済改革研究会、「規制緩和に関する中間報告」で、緩和検討対象に図書館法。12月、『近代日本図書館の歩み 本篇』刊行。
●8月、細川護熙首相。9月、イスラエル首相ラビンとPLO議長アラファト、パレスチナ暫定自治の原則に関する基本協定。


1994(平成6)年 68歳。
★3月、文部省ヒアリング、日図協に、司書資格等について。5月、「図書館の自由に関する宣言」採択40周年。10月、委託問題のパンフレット『これからの図書館運営のために─公立図書館の委託について考える』作成。
●4月、羽田孜首相。6月、村山富市首相。6月、松本サリン事件。7月、金日成没。10月、大江健三郎ノーベル文学賞。


1995(平成7)年 69歳。
★4月、国立国会図書館、利用者名簿等捜査機関に提出。
●1月、阪神淡路大震災。3月、地下鉄サリン事件。8月、NATO、サラエボ市近郊空爆。


1996(平成8)年 70歳。
2月、IFLA北京大会(8月)への助言のため中国国家図書館学会より招聘される。両国図書館職員の交流事業開始。
★3月、日図協、再販制維持の見解を公取委に提出。5月、大阪府立中央図書館開館。奈良先端科学技術大学院大学電子図書館開館。7月、大阪市立中央図書館開館。
●1月、橋本龍太郎首相。12月、駐ペルー日本大使公邸、武装ゲリラに襲撃・占拠される。


1997(平成9)年 71歳。
★4月、日図協、「国の図書館政策に関する緊急対策会議」を設置。6月、文部省、「学校図書館の充実等に関する調査協力者会議」設置。日図協、「Lプロジェクト21」開始。司書養成講習、新カリキュラムへ移行。
●3月、東海村動燃事故。5月、酒鬼薔薇事件。


1998(平成10)年 72歳。
6月、国立国会図書館50周年記念式典、日本の図書館界を代表して祝辞。9月、韓国図書館協会の招聘を受け、同国の図書館大会で挨拶。日韓図書館間の交流始まる。
★3月、公取委、再販制「廃止の方向、当面は維持」。『文藝春秋』、『新潮45』問題起こる。8月、日図協新会館開館。
●7月、小渕恵三首相。11月、失業率最悪へ(4.4%)。


1999(平成11)年 73歳。
★1月、清水正三、浪江虔、没。5月、日図協、永井道雄会長退任。6月、全国公共図書館協議会「公共図書館資料相互貸借指針」作成。7月、図書館法「改正」。地方分権一括法案可決・成立。
●完全失業率4.7%。10月、東チモール独立。


2000(平成12)年 74歳。
『図書館雑誌』90巻1号に「西暦2000年の年頭にあたって」を執筆。5月、国際子ども図書館開館、開館祝宴で図書館界代表として祝辞。
★4月、国立情報学研究所発足。5月、日図協新会長に長尾真。11月、日図協、「中堅職員ステップアップ研修」開始。子ども読書年。
●4月、森喜朗首相。5月、森首相「天皇中心の神の国」発言。7月、クリントン訪沖。10月、金大中、ノーベル平和賞。


2001(平成13)年 75歳。
5月、理事長退任。
★5月、日図協、竹内理事長。7月、文科省「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」大臣告示。7月、東京都、都立図書館の運営方針見直しへ。文科省、学校図書館施設整備の手引書作成。10月、日図協事務局長に横山桂。

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