ポット出版

鉄のポットでの定位置のひとつ、マッサージ機。

会社が社員の福利厚生のために購入した、当時の最新機種だが
いまや、労働にひとつも貢献しない犬のくつろぎの場所となってしまった。

下の映像のタイトルは、「マッサージ機に寝ている犬」。
長いわりには山場もなく、オチもありません。

鉄がからだをすごく掻くようになってから、10カ月くらいになる。
最初、ちょっとおかしいぞと思ったのが、去年の6月あたり。

先月の末に、ようやく原因がわかった。
鉄は、ハウスダストとストレージマイト（貯蔵庫ダニ）に過剰に
アレルギー反応が出るだ。
もっと早くにつきとめることができたのに、と思うと
「鉄よ、すまなった」と母の心は痛むのであった。

薬と部屋のそうじなど環境改善で少しはよくなったものの
目のまわりは、掻きむしったため毛が抜けて、
一番ひどかった時は、こんな状態。

発症する前の目のまわりは、ちゃーんと毛がはえている。
うーん、なんだか犬っぽいし、凛々しくないか？

作家の伏見憲明さんにホラれています。
いやーん。

伏見さんの著書『欲望問題』の書評コーナー、面白いですよ〜！

伏見さんがママになって接待してくれる「昭和のゲイバア」も、
好評のため追加営業が決定しました。

この前じゅんちゃんが買ってきてくれた、
雷さまのかつらを那須家で飼っているナッツも装着。
ナッツはゴールデンレトリバーのメスで、年齢が推定6才。
那須家にきたときは、ガリガリに痩せていたが、十分すぎる栄養を摂取し、
一時は「京塚マサ子」と呼ばれていたほど。
これではいかんと思ったナースが、エサを手作りおじやに変えたところ
見事ダイエットに成功。今は、泉ピン子くらいだろうか？

ゴールデン用に作られたヅラだけあって、見事着こなしています。
ちょっと気分を変えて、トラ柄のバンダナはいかがでしょうか？

ついでに、猫のアビちゃんもトラ柄のバンダナを巻いてみました。
気の強さでは、右に出る者のいないアビちゃん。
人間に遊ばれていることに、怒っている様子。

このコーナーのタイトルである「ポットのお出迎え犬」としての
鉄の仕事っぷりを少しずつ紹介していきます。

……と言っても、
訪れた方と一緒に写真を撮る、というだけのものなのですが……。

まずは、株式会社スタジオ・ポットの会長である飯島洋一。
飯島会長は、先日、新宿ロフトでの
男の墓場プロダクション（主宰・杉作J太郎）特別企画
「バレンタイン・ショック2007＆不良番長まつり」に出演。
飯島洋一歌謡ショーで、みごとな歌唱力を披露してくれました。

ちなみに、とうちゃんは友人の本多さんと二人で伴奏のギターをひいた。
家で練習をするとき、鉄も聞いている（のか？）

休みの日の買い物は、鉄の散歩も兼ねることが多い。
この日は、新宿のハンズへシャワーカーテンを買いに行った。
ハンズが改装中のため、高島屋前の植木にリードをつなぐ。

散歩と買い物を兼ねるとラクでいいのだけど
鉄が外で待っていると思うと、ソワソワしてしまい、
いろんな売り場をダラダラ見て回れなくなるのが難点。

買い物を終え、高島屋の出口からでると、薄暗くなった中
おすわりをして、じっと待っている鉄の姿が。
声をかけると、「おっ！」という感じで腰をあげる。

うーん、腹のあたりにたるみが……。
やっぱり散歩量が足りんな。

日高はよく鉄を持ち上げる。
なぜか……。

犬に触れることで淋しい心を埋めようとしている。
自分の筋力トレーニングのため、手近にいる犬を利用している。
鉄が車酔いをしないように鍛えている。

左の写真は、鉄がポットにきた当初のもの。
約1年前になる。
右は最近の写真。ナントカというプロレスのワザをかけているらしい。
「キマッた！」と日高は言っていたが、私にはなにやらサッパリわからん。

鉄は、とうちゃんとナースには図々しいヤツになる。
たとえば、椅子に座っている二人のひざの上に前足を乗せる。
とうちゃんには、エサをもらいたいとき、
ナースが何か食べていると、
前足をひざに乗せて「くれ、くれ」と鼻を近づけてくる。

この日は何を思ったのか、ナースが何も食べていないのにこのポーズ。
さらに、片方の前足は机に乗っておる。
（仕事するのか？）

体重をナースの腕にかけて、ラクそうな姿勢に見えるけど、
後ろ姿は、結構けなげ。

きのうの話の続き。
手嶋さんにもらったガムを食べているとき、手をのばした山ちゃんに向ってほえた鉄。
その時の様子です。

『ず・ぼん』編集委員の手嶋さんは、
編集会議のたびに、ビールやらつまみやらをお土産にもってきてくれる。

その日は、鉄にもお土産が。
600円もする高級ガムだ。凶器になりそうなほどすごく固くて大きい。
普通のガムだとあっと言う間になくなってしまうが
これならかなり長持ちしそう。
よだれをダラダラたらしながら必死で食べる。
なかなか減らない。
よしよし、お前にはこのくらいハードなガムがちょうどいいんだね。

そこへ、いつも世話になっている人間のにいちゃんこと
山ちゃんが登場。
ガムにそうーっと手を伸ばすと……、
取られると思った鉄は、でかい声で「ワン！」。
あんなに可愛がってもらっているのに、失礼だぞ。
そもそも山ちゃんだって、そんなものは食べません。
いくら山ちゃんが鉄に負けず劣らず、食いしん坊だとしても。

ある日の午後。
「おーい、デザインチーム集合。勉強会やるそぉ」
の沢辺さんの声に、
デザイナー3名が集まってくる。
鉄も一緒についていき
みんなの輪に参加。
おっ、勉強熱心だね。

実際の仕事をモニターで見ながら、
「こういう時は……」と沢辺が説明し
みんなメモをとったりしながら聞いている中、
鉄もずーっと同じ輪の中にいる。
おやつをもらっているわけでもないのに、なぜだろうとよく見ると
鉄は和田ちゃんの指を、ただただなめている。

30分以上続いた勉強会の間、ずーっとずーっとなめていた。
きっと和田ちゃんの指は短くなっているに違いない。

ポットの近所に小洒落た風呂敷やさんがある。
オープンしたのは何年前か忘れたが、休日には女性客が
それなりに入っている感じだ。
スローライフです。
紙袋やレジ袋をもらわずに、環境にやさしく。
風呂敷は持ち運びもラクで、何でも包めてエコロジー。

そこで、鉄も包んでみました。

耳がないと、建礼門院チック。
お公家眉が、雅なムードを醸し出しています。

休みの日は、食料の買い出しや
友人がやっているオーパというギャラリーに寄ったりしながら
散歩をする。

その日も、ネギやら豆腐などを手に下げてオーパをのぞくと
イラストレータのboosukaさんの個展開催中。
初めて観たboosukaさんの絵。
とてもよかった。
勝手に心の中の「いつか仕事をお願いしたいリスト」に書き加えた。

犬好きだというboosukaさんと、黒柴を飼いたいという奥様と、
オーパのノブちゃんも加わって記念撮影。
5秒もたたないうちに、腹を見せる鉄……。
早すぎないか？

鉄をもらってからもう1年が経った。

初めて見たときは、ヌボーとしておやじくさい奴だと思ったが
日が経つにつれ
「あれっ、意外にかわいい奴かも？」と鉄を見る目に変化が。

エサを前に「待て」と言われれば、よだれをダラダラダラダラたらしながら
「よし」の声をいくらでも待てる。

お菓子を食べている人を見ると、おこぼれに預かれないかと
おめめキラキラ、一番かわいい顔をつくってじーっとその人の顔をみつめる。

5時間以上の留守番をさせると、食べ物を見つけるために
ゴミ箱やテーブルの上のものを部屋一面にひっくりかえして
ビニールまで食ってしまう。（かわいくはない）

その後、散歩に行って、
道路に食べたものを全部吐きまくる。（かわいくはない）

鉄の特長を書くはずだったのに、すべて食べ物関係、
しかもかわいくない。
「鉄コーナー」を続けていれば、
そのうち、かわいいネタを書ける日もくるだろう。

というわけで、今日から「鉄コーナー」スタートします。
鉄の詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。
（たかが犬に、詳しいもなにもないもんだ）

約3名のリクエストを受けて、鉄のカレンダーを作ってみた。
年末までに彼女たちにプレゼントしようと思っていたが
案の定、年を明けてからになってしまった。
ビッグカメラにカレンダーの台紙を買いに行くも
すでに在庫が少なくなって、部数もちょっぴりしか作れなかった。
写真も粒ぞろい！・・・とはいかず、
最後は「もう、これでイイヤ」と、かなりやっつけ仕事。
みなさん、来年はいいものつくりますよぉ！

じゅんちゃんが竹下通りで、犬用の変装グッズを買ってきてくれた。
もじゃもじゃの毛が、犬の何かを刺激するのか
かつらに噛み付く鉄を押さえながら、装着させる。
うしろみると…………、雷さまと言うよりも、おばちゃん？

この商品、どうやら人気のようで
じゅんちゃんが買いに行ったときには、すでに
ゴールデンレトリバー用のワンサイズしか残っておらず
鉄には少々大きい。
かつらが後ろにズレると、赤ずきんちゃんの
おばあちゃんのようにも見える。

鉄は、シャンプーが嫌いだ。
鉄をシャンプーしようと思って、お風呂にお湯をため、
タオルを準備をしだすと、「あっ、フロだな」と察するようで
風呂場に連れていかれないように、風呂場からできるだけ離れたところに
移動したり、抱かれて連れていかれないように腹を出して寝そべってみたり
鉄なりに懸命に抵抗する。
でも、しょせん犬。
最後には抱きかかえられて、風呂場に連れていかれる。
そして、シャンプーされている間、
「ピー、ピー」と切ない鳴き声を出し続ける。

そりゃあ、犬はシャンプーいやだろう。
でも、ガマンしろ、鉄。
かあちゃんは獣医さんから、最低でも週に1回、
できれば2回シャンプーしてください、と言われているのだ。
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ポットの近所にナチュラルローンができた。
値段は高いが他のコンビニにはない品揃えで、
ペットフード類も充実している。
雅子ちゃんが鉄用に、キャンディーの形をしたおやつを買ってきてくれた。
パッケージをはがすと、キャンディーというよりも「おでん」。
あっという間にたいらげた。
高いんだから、もう少し味わって食べてほしい……。
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その日の夕方。木村が遊びにきた。
差し入れに、自宅の近所のパン屋のパンをたくさん買ってきてくれた。
その店は、犬用のパンも売っているとのことで、
鉄にも骨の形をしたパンを買ってきてくれた。
こんがり焼けた色が、おいしそう。味見しようと思ったのだけど
あまりに固くてあきらめた。
こちらも、あっという間に完食。
人間のパンより高いのに……。
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鉄とのお正月休みは、
12/29～1/5までポットの会長の別荘を借りてのんびり過ごした。

北軽井沢は私たちが到着する前日に雪が降ったようで翌日もまだ少しだけ雪が残っていた。
さっそく鉄と一緒に雪道を散歩した。
鉄は、久々に思いっきり走れるのがうれしいのか、雪道がうれしいのか、リードを離すとすごい勢いで私たちのまわりを走り回っていた。
鉄の歩く姿は、
足がO脚で、足運びがヨタヨタしていて、
なぜか右へ右へと斜めに進むし、一言でいうと格好わるい。
しかし走る姿は、さすが犬！と思わせてくれるフォーム。

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でも、長くは走っていられずに、すぐへばって雪道に腹をつけて座り込む。
あれだけ全力疾走すれば、ノドも乾くのだろう。雪で水分補給だ。

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犬のしつけの基本である「待て、おいで」。
それなりにできていると思っていたのだが、ああ勘違い。
全くできていないことが今回の休暇で判明した。
エサを食べる前の「待て、よし」は、ちゃんとできるのだけどリードを離して、鉄が自由になったときに、「待て」「おいで」と言っても、チラッとこっちを見るものの、飼い主を無視した行動。
イチから躾け直さねば！と、教育ママは思うのだけが、本人にはまったくやる気がなさそう。

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今年は鉄がわが家に来てから2年目の年。
バカ親ぶりを発揮して、「鉄カレンダー」をつくった。
あんなにたくさん写真を撮っているのに、カレンダーに使うとなるといい写真がなかなかない。
写真って難しいのね。

会社に行かない時の鉄は、散歩とごはん以外は、
寝る、寝る、寝る、ちょっと遊んで、また寝る……です。

ポットでは、チャイムが鳴れば誰よりも先に玄関にお客さんを出迎えに行き、
ポットのみんなにかまってもらっているので、それなりに忙しいのでしょう。
休みの日は、とにかくよく寝ています。

寝る

寝る

ちょっと遊んで

また寝る、です。

［鉄の飼い主・佐藤］