2008-10-07

お部屋1673/矢野穂積が沈黙する理由

「グーの根」はともかくとして、言葉の選択、文体には、書き手の人となりがイヤでも出てしまうものです。

荒井さんが言うように私の文章には、性格の悪さが見え隠れしています(もうタイトルを書き換えられてしまいましたが、「万引き事件当日の朝木明代の足取りまとめ」のタイトルは、当初、「松沢呉一の性格の悪さが滲み出る」といったタイトルだったのでした)。意地の悪さで言えば、荒井さんや3羽の雀さんもどっこいだと思いますけど。

しかし、我々の意地の悪さはまだ程度が軽くて、私は誠実さが見えると同時に、執念深さが見え隠れする宇留嶋さん橋本さんの文章の方が怖いです。ああいう人たちを敵にしたくないものです。

もちろん、ミハルさんの文章の間にある空白にはフェムト波動が見え隠れします。

「1655/ブログの主宰」に書いたように、ブログをやっているだけで「主宰」と名乗りたがり、コピペをするだけで「世界戦略研究所」と名乗りたがる人には、権威主義とその裏にある小心さが見え隠れします。

では、「日本よ何処へ」にたびたびコメントしている月影兵庫なる人物の文章からは、何が見え隠れしているでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52053005.html#comments
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故朝木明代さんと第一第二発見者との会話はいろいろ言われているようだが、その公表時には既に(発見者は)警察と接触しており、どこまで事実か判らない。

だが、今回のエントリーの初めの記事・・・共同記者会談でのモスバーガー店長の証言は、非常に重大だ!
 たしかに、「『飛び降りたんですか?』の否定」は、自殺説を否定し他殺か事故の2つの可能性を示唆するものだ。
が、創価学会ジャーナリストのいう「『落ちたのですか?』の否定」では事故の否定であって自殺説を否定するものではない。

ようするに、この違いは「自殺説」にとっては決定的に大きな意味を持つ!!
・・・つまり、どちらがウソをついているか(若しくは店長がそれぞれに違うことを言った)ということだ。「そのウソを言った側が大いに怪しい」!

● そして、店長が「共同記者会談」でウソをつくとは考えにくい(個別に話す場合に比べて)

しかし、ネット上では、その創価学会ジャーナリストの主張する「『落ちたのですか』の否定」が圧倒的になっている!

Posted by 月影兵庫 at 2008年10月06日 00:13

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このエントリーの意味を一生懸命に代弁する月影兵庫さんですが、ビックリマークの異常な多用の裏には、ハッタリに満ちた性格が見え隠れしますね。【ビックリマークをむやみに多用するのは、根拠薄弱なことを強弁する人によく見られる傾向】と3羽の雀さんが言っている通りです。弱いチンピラに限って強そうに見せたがるものです。

3羽の雀さんに「この月影兵庫というやつ、ひょっとして矢野じゃねえか」と指摘され、これ以降、ビックリマークには気をつけていたようですが、ちょっと目を離すとこれだ。そりゃ根拠の脆弱さ、自信のなさはなかなか解消できんですわね。

書くことに意味が出てしまうのと同時に、書かないことにもしばしば意味が出ます。

「矢野じゃねえか」と指摘され、「矢野じゃないよ、オレは。あんな人間と一緒にしてくれるな」ということで、ビックリマークの癖を直した可能性もありますから、月影兵庫が矢野穂積のHNだと断定はできないですが、仮にここではそうだとしましょう。

矢野穂積は、「日本よ何処へ」を読んで、わざわざビックリマークを乱発してコメントを書いている暇があるわけです。だったら、「東村山市民新聞」に書けば?

9月7日付けの「1642/共産党とゼリーが共闘?」で私はこう書きました。

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「草の根」の言いなりになって動き、「草の根」への忠誠を示すがごとく洋品店襲撃までやっているのに、「草の根」はたったの一行も書いてない。自分らが出る集会の告知さえやらない。あんなにせと弘幸が宣伝しまくっているDVDの告知も出さない。なんと失礼な人たちでしょう。いくら本心ではバカにしていても、人としての礼儀ってものがあるでしょうに。

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これを書いたら、さすがにマズといと思ったか、申し訳程度ではありますが、そのすぐあと、以下の一文が「東村山市民新聞」に加えられました。

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新たな情報をもとに朝木明代議員謀殺事件究明に立ち上がった瀬戸弘幸氏ら主催の
9月1日朝木明代議員追悼・東村山駅頭行動に矢野・朝木議員が参加、事件究明を市民によびかけ。

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しかし、それ以降もまったく触れない状態が一ヶ月も続いています。

月影兵庫が矢野穂積ではないとしても、この状態は瀬戸弘幸に失礼です。単に礼儀の問題ではなく、「草の根」がこれについて触れようとしないのはいかにも不自然。

改めて振り返ってみましょう。

瀬戸弘幸がこの問題を最初に取り上げたのは、「日本よ何処へ」の7月30日のエントリー「朝木明代さん不審死事件」でした。

すぐにこのことを「草の根」は知ったことでしょうし、知ってすぐに自らコンタクトをとったことでしょう。当然、「警察官の内部告発についての詳しい事情を教えてください」と聞きますね。ここで瀬戸弘幸が詳細を語らない理由はない。知っていることすべてを教えたはずです。

なのに「草の根」は沈黙したまま、8月10日、「東村山市民新聞」は、「元公明委員長の告発手記」と題して「文藝春秋」8月号に掲載された矢野絢也・元公明党委員長の手記を転載しています。彼らのことですから、おそらく無断転載です。

つまり、「草の根」は、このあと議論が「反創価学会=公明党」というところに流れるであろうことを予測していた、あるいはそちらに向けるために、瀬戸弘幸をサポートをしたと疑えます。

ちょっと待ってくだせえよ。1000万円の賞金まで出して求めていた情報が遂に出てきたのですよ。他殺を立証する決定的な情報が出てきたのに、一体何をしているのか。

そして、9月に入って上記の短い一文を出したまま、またも沈黙。なんでこのことを「東村山市民新聞」に大々的に書かないのか。紙版の「東村山市民新聞」でも大特集をやってしかるべきです。「文藝春秋」の記事を転載しているのですから、「暇がない」なんて言い訳はできない。瀬戸弘幸自身が書いていることから、また、出てくる資料から、朝木直子と密に連絡をとりあっているだろうことが推測できるにもかかわらずです。

詳細は書けない事情があるのだとしても、すでに瀬戸弘幸が語った内容について、そのまま「日本よ何処へ」から転載することはできます。いまさら隠せるような話ではない。「文藝春秋」と違い、許諾をとることも容易です。いつもは許諾をとらずに無断転載しているんだし。

もし月影兵庫が矢野穂積だったら、いよいよ奇妙です。「瀬戸弘幸をサポートしたい。しかし、自分たちでは触れたくない」ってことですから。現に、朝木直子はサポートしつつ、表向きには無視しているわけですが。

彼らが騒がない意味を解読するには、「FORUM21」2004年1月15日号に掲載された「『怪死』事件との関連性を窺わせる『二つの報道』と『一つの投書』」に出てくる「怪文書」がいい素材になります。

おそらく「草の根」も早くからこの「怪文書」の情報を得ていたはずです。乙骨正生が報告しないはずがないですから。なのに、「東村山市民新聞」はこのことを報じなかった。「FORUM21」が掲載してから、それを転載するという形をとって紹介しただけです。自分らの意見は添えてもいない。

つまり、情報の信頼度が落ちる場合は、自ら騒ぐことをしないことがこのことからわかります。単なる転載だとしても、名誉毀損の責任から逃れられませんが、訴えられる可能性は低くなりますし、批判されたところで、「転載しただけ」と言い逃れがしやすい。しかも、この「怪文書」は、「FORUM21」でさえも信頼性が乏しいことを書き添えています(だったら、普通は掲載しないでしょうが)。「読者が鵜呑みしないように対処している」と言い張れます。

このことから、「草の根」の沈黙は、瀬戸弘幸が言う「警察官の内部告発」なるものがガセであると疑っている、あるいは確信していることを意味しているとしか思えません。「内部告発」の詳細を聞いてもなお、あるいは聞いたからこそ、そう判断したってことです。

ガセであることをわかっていても、「FORUM21」の記事は転載する。その程度の利用価値はあると判断している。

しかし、その程度の価値もないと見なされているのが瀬戸弘幸であり、訴えられたら勝ち目はないと見なされているのが「警察官の内部告発」ってことになります。瀬戸弘幸が「100%の確信」を抱いた「警察官の内部告発」は、「草の根」にとっては、100文字にも満たない文章で触れれば十分であり、荒唐無稽な「万引き替え玉でっち上げ怪文書」にも及ばないガセだったと「草の根」は無言で語っています。

「決定的な新情報」をもたらし、自分らが流す情報によってボロボロになっている瀬戸弘幸をこうも軽視するのは、そういうことだとしか思えない。

これを出すと、また何か書くかな。慌てて書いたら図星だったと思われるので、もう書けないかな。

続きます。

このエントリへの反応

  1. お部屋1673/矢野穂積が沈黙する理由について

     こんな小ネタもあります。

    【連載】朝木明代元東村山市議殺害事件(20)のコメント欄に突如
    現れる前後の脈絡がないコメント。

    瀬戸さんがお金で動いていますか?そうであれば朝木さんも一緒に行動しないでしょう。層化の見え透いた分断工作に乗せられてはいけませんよ。
     目的は一つ、草加粉砕。
    Posted by 天邪鬼 at 2008年10月07日 00:00

     ハンドルネームでいいですよね。

  2. >P2Cさま

    初めまして。

    天邪鬼のコメントを現在調べてます。少々お待ちください。

  3. やっと終わった。リストを作ってしまいました。「月影兵庫=矢野」説がさらに強まったと言えましょう。次のエントリーで発表します。

    天邪鬼がコメントしているのは以下の2カ所だけのようです。

    【連載】朝木明代元東村山市議殺害事件(20)

    Posted by 天邪鬼 at 2008年10月07日 00:00

    【連載】朝木明代元東村山市議殺害事件(19)

    Posted by 天邪鬼 at 2008年10月05日 12:55

    これだけでは何ともわからんですね。

  4. [...] でぶちんさんに刺激されて、および昨日の「1673/矢野穂積が沈黙する理由」のP2Cさんのコメントに刺激されて、私も月影兵庫のコメントを調べてみました。 [...]

  5. [...] このような瀬戸弘幸に対する評価は、矢野穂積も共有しているようです。「東村山市民新聞」がああも冷淡な態度をとり続けていたのは、「あいつらと行動をともにするのはメリットがない。むしろデメリットが増す」「利用価値はあるが、ああも無防備なヤツらの尻拭いはまっぴら」ということだったのだろうと、「エアフォース」の「千葉英司元東村山警察署副署長が西村修平を提訴(その2)」を読むと想像できます。 [...]

  6. [...] このような瀬戸弘幸に対する評価は、矢野穂積も共有しているようです。「東村山市民新聞」がああも冷淡な態度をとり続けていたのは、「あいつらと行動をともにするのはメリットがない。むしろデメリットが増す」「利用価値はあるが、ああも無防備なヤツらの尻拭いはまっぴら」ということだったのだろうと、「エアフォース」の「千葉英司元東村山警察署副署長が西村修平を提訴(その2)」を読むと想像できます。 [...]

  7. [...] お部屋1673/矢野穂積が沈黙する理由 | ポット出版 [...]