2008-04-21

お部屋1465/治らない悪癖

今回は「あれやこれやの表現規制」とは無関係です。ちいとは関係あるけど。

「東村山市民新聞」160号の配布が始まって、東村山市から恐怖の悲鳴が聞こえてくる昨今ですが、相変わらず彼らは趣味の裁判に忙しくて写真を撮り直す暇もないのか、今号でも十年前の写真を使用し続けてます。

次の選挙でもあの写真を使って、市民を欺き続けるつもりでしょうか。現役議員としては最後の選挙になりましょうから、次回もせいぜいインチキして頑張ってくださいな。

「あれやこれやの表現規制」「第1章/肖像権」を見ていただけるとわかるように、肖像権や著作権の面白いのは、自分の権利を侵害されると大騒ぎするくせに、他人の権利には無頓着になりやすいことです。あるいは他者を批判する時にはそれらをあげつらうくせに、自分では同じようなこと、あるいはもっとひどいことを平気でやっていたりする。

他人に厳しく自分に甘い自己肥大タイプの人はとりわけ気をつけた方がよろしいでしょう。では、そういうタイプの方々をご紹介します。「東村山市民新聞」の皆さんでーす。

この人たちがその典型であることは、薄井市議がYouTubeを観るように勧めたことをもって議員辞職の勧告を求める請願の紹介議員になりながら、自らは繰り返し著作権侵害をしていることでよくわかります。これについてはこちらに書いてあります。

さっき「東村山市民新聞」のサイトを見ていたら、おかしなページがありました。こちらです。「へえ、境港に行ったのか。この人たちもやろうと思ったら取材ができるのか」と思ったら、最後に【佐藤 晋「鬼太郎に逢える町 〜水木しげるロードと境港市〜」より引用】とあります。

こちらのページをコピーしただけのものです。

その上に転載している「Wikimedia」(ママ)の文章は著作権の発生しない文章であると言うことも可能でしょうが、「鬼太郎に逢える町」はどこからどう見ても著作物であり、これを日本語では「引用」とは言わないことを早く覚えましょうね。いくら出典を出そうとも、これは「転載」と言います。もし佐藤晋氏からの許諾をとっていないのであれば、これを「無断転載」、またの名を「著作権侵害」と言います。

彼らが書いた文中にある【水木氏の態度を見習って】が批評に当たると言い張るのかもしれませんが、こんなものでは全文を無断転載する必然性はまったくない。通常はリンクで済ませるところです。そのくらい理解しておきましょうね、大人なんですから。実態はともかく、名前だけは「新聞」とついているんですから。その上税金で食っている市議なんですから。

あまり細かいことは言いたくないですが、この人たちには言わないではいられない。なにしろYouTubeを勧めただけで議員辞職勧告をすることが妥当だというのですよ。

盗癖はなかなか治らない、時にはそれで身を滅ぼすと聞きますので、十分にお気をつけください。

このエントリへの反応

  1. 追記:3羽の雀さんによると、またもやらかしたんですね。
    http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20080421/p1#seemore

    ラジオで新聞記事を読み上げるのは著作権侵害ではないかという意見に対して、私は是々非々でありますから、「問題なし」としてきたわけですが、捏造してはいけません。これは完全にアウトです。薄井市議は、これも追加の証拠として提出するといいでしょう。

  2. [...] 矢野・朝木コンビは、アダルトサイトからパクった動画を公開してクレームをつけられ、「読売新聞」の記事を捏造して抗議された過去がありますし、これ以外にもパクリの常習犯と言っていい。 [...]

  3. [...] かつて私はこう書いたことがあります。 [...]