2008-02-17

お部屋1408/今日のマツワル73

東村山市の「未払い穂積とお祓い直子」こと、矢野穂積市議と朝木直子市議のことを再び調べ始めてます。いろいろと事態が動き始めてますので、しばらく注目していた方がよろしいかと。

それぞれのポイントで着々と話が進んでいるために、かえって情報が出にくくなっていたりもするのですが、とりわけ「東村山魑魅魍魎ブログ」に注目です。

東村山のりんごっこ保育園について、何が情報をもっている方、元関係者の方はこのブログに集結していただきたい。行政も市議たちも手を出せなかったのに、ブログが突破口を開く前代未聞の展開になるかも。

それはそれとして、今回は久々の風俗ネタを転載しておきます。2回分を1本にまとめました。私も人並みに命が惜しいので、一部省略してます。

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< 名古屋の憂鬱>

全国的には全然話題になっていませんが、名古屋の風俗業界では、ブルーグループ(ブルー系列)の話題で持ち切りです。

まずは脱税。「中日新聞」の記事です。

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風俗店「ブルーグループ」 8億円の所得隠し

2008年1月22日 朝刊

 名古屋市中区を中心に多くの風俗店を経営している通称「ブルーグループ」の関連会社と幹部ら計二十数事業者が名古屋、高松両国税局の一斉税務調査を受け、法人税と所得税合わせて約8億円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。両国税局は重加算税を含め3億円余を追徴課税したもようだ。各事業者はいずれも修正申告しているという。

 関係者によると、調査を受けたのは、グループ中核の「クリエイト21」(同市東区)や「オフィスセントラル」(同市中村区)などの会社と、風俗店を個人経営しているグループ幹部ら。関連企業はいずれも資本関係があったり、人的なつながりがあるとされる。

 法人は2006、07年の決算期まで、幹部らは06年12月までの最長3年間にさかのぼって追徴課税されたとみられる。

 大半の事業者は売り上げの一部を除外するなど、意図的に帳簿を操作。一部の事業者は帳簿を改ざんしていたほか、経理資料を破棄するなど悪質なケースもあった。

(略)

 同グループは同市中区の繁華街、栄・錦地区を中心に、愛知県内でファッションヘルスやキャバクラなど数十店を経営している業界大手で、傘下に貸金会社や不動産会社も抱えている。「ブルー」の名前が付いた風俗店を展開してきたことから「ブルーグループ」と呼ばれている。

 数年前からは四国に進出して高松、松山両市でもファッションヘルスの経営に乗り出しており、名古屋、高松両国税局が連携して、昨秋から税務調査を進めていた。

(略)

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ここまではよくある話ですが、この直後、もうひとつの重大な事件が発覚。

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愛知県警:警部、捜査対象から借金 無利子で850万円

 愛知県警捜査4課の男性警部(48)が、県警が捜査対象としている名古屋市内で風俗店を展開する通称「ブルーグループ」を実質的に経営する会社役員の男性(50)から、無担保、無利子などの条件で850万円の借金をしていたことが25日、分かった。県警監察官室は懲戒処分に該当する疑いがあるとみて警部から事情を聴いている。警部は「知人に頼まれて借りた。弁解の余地がない」と話している。

 監察官室によると、警部は中署刑事課に勤務していた01年8月に200万円、02年1月に650万円を会社役員から借り、それぞれ別の知人に貸したという。会社役員への返済条件は無担保、無利子で、警部は同月、警部名で850万円の借用書を渡した。会社役員は返済期限について「いつでもいい」と警部に話したという。

 県警が07年10月、同グループの不動産会社を巡る宅地建物取引業法違反事件で会社役員宅を捜索した際、借用書が見つかった。これ以前に知人2人から警部に借金のごく一部が返済され、警部も会社役員に数万円程度を返していたというが、借用書発見後の同11月、850万円をまとめて会社役員に返済した。

 監察官室は警部の行為が懲戒処分の指針の「公務の信用を失墜するような不相応な借財」にあたる疑いがあるとみている。一方で「警部から捜査情報が漏えいした事実は確認されていない」としている。

 県警は同グループの売り上げの一部が暴力団の資金源になっている疑いがあるとみて捜査している。警部は10年以上、暴力団捜査にあたっており、暴力団情報を入手するため会社役員と知り合ったらしい。【月足寛樹】

毎日新聞 2008年1月25日 中部夕刊

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今まで伏せ字にしてきましたが、ここまで至れば、実名を出すことにしましょう。このブルーグループは、私が以前から「B系列」「Bグループ」としてきた悪質な風俗店グループなのです。「ブルー」が店名につく名古屋のヘルスはまず間違いなくこの系列であり、それ以外の店名でも安心はできません。

こんなグループが、善意で850万円もの金を貸すわけがなく、捜査情報を得るためであり、お目こぼししてもらうためであったことは歴然としてます。にもかかわらず、【警部から捜査情報が漏えいした事実は確認されていない】なんて発表しているということは、本気で調べる気がないと疑うしかありません。本気で調べると、次から次と同様の例が見つかってしまうってことでしょうか。あるいは、捜査情報を漏洩するまでもなく、このグループは見逃すってことだったのでしょうか。

この系列は、過去にさまざまなトラブルを起こしており、何度も新聞沙汰になっているのですが、それでも営業を続けられているのは、警察がなんらかの手心を加えているとしか考えられません。となれば、この警部一人が甘い汁を吸っていたとも思いにくい。

「暴力団」という言葉がチラホラ出てますが、これは山口組弘道会高山組と目されています。

その傘下にある企業にノコノコ情報をもらいに行くバカはいないわけで、これは、普通の言葉で言えば癒着というものです。

名古屋ではもちろんのこと、四国においても、このグループが山口組傘下にあることはよく知られております(現地で確認)。また、歌舞伎町における悪質店の代名詞「名古屋系」が問題になっていた頃、これらの背後にブルーグループがいると噂されていました。さもありなん。

暴力団と関係があるだけなら、わざわざ批判しようとは思わないのですが、この系列は客にとっても、働く者たちにとっても、「悪質」と表現するしかないやり方をしてきて、暴力団と無関係だとしても私は批判します。どんなやり方をしてきたのかは、『風俗ゼミナール』ほかをお読み下さい。名古屋の悪質店の話はことごとくこの系列のことです。

ずっと前に名古屋のヘルス店に監禁されて働かされていた風俗嬢を取材しました。こういう噂はよく流れるものですが、実際に私が確認できたのは、あとにもさきにもこのケースのみです。そうそうあるものではないのです。この店はブルーグループではないはずなのですが、ブルーグループの幹部がよく来ていたと彼女が証言していました。表面に出ているグループ店だけでなく、裏でつながっている店がどうもあるらしい。

名古屋の風俗業界でもブルーグループの評判はさんざんで、懇意にしていた店の店長は、「ぜひ実態を書いてくれ」と言いつつ、「でも、本当に気をつけてくださいね」と心配してくれました。幸い、監禁事件にせよ、名古屋系にせよ、書いたところで、暗闇で襲われたことはないです。

こんな系列店が名古屋ではデカいツラをしてきたのは、暴力団が背後にいて、警察ともつながっているためですが、もうひとつは、メディアが機能してこなかったためであるのは以前指摘した通り。

私を含めて、歌舞伎町の評判を落としまくった名古屋系を批判していたライターもいますし、批判まではせずとも、紹介しないようにしていたライターはその何倍もいて、名古屋系の広告を拒否していた雑誌もあります。私も協力しましたが、「週プレ」も名古屋系を叩いたことがあります。

メディアが機能すれば悪質店の追放は可能です。次から次とカモになる一見さんの来る歌舞伎町では、あの当時、追放しきれたわけではないにしても、ずいぶん客を減らしたことでしょう。

メディアが機能していない点で、名古屋は中国並みです。なにしろ、名古屋の「シティヘブン」という電話帳みたいな風俗誌は、批評性ゼロで、単に広告を並べているだけ。ブルーグループの広告も堂々掲載しています。

広告効果なんて期待できないにもかかわらず、ここは広告が減りません。なぜでしょうね。なんのことはない(以下、千文字ほど略)

これを契機に徹底的にこのグループの実態を暴いて欲しいものですが、果たして警察はどこまでできることやら。結論を言えば、ほとんど何もできないし、できたとしてもしないでしょう。

名古屋だけでなく、風俗雑誌が力を失った東京においても、メディアが浄化できる可能性はほとんどなくなってきています。一般のメディアは「所詮風俗産業は暴力団とつながっているんだろ」として、こういう問題をしっかり取りあげようともしないですし。

法律を理解する能力もないままに風俗産業を違法だと決めつけ、実態を調べたこともないままに風俗産業を人権侵害だと決めつけるイカれた連中こそが、悪質店を野放しにし、暴力団をバックアップする構造が、この例からもよくわかるってものです。

洋ランを育てたり、お祓いしている暇があんだったら、ちいとは調べて物を言え(了)。

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