●第9回・2004-03-09（火）

日時・場所
2004年（平成16）年3月9日（火）
9時30分〜12時20分
於　雑協会議室

出席者
柴原、田中、川尻、角谷、古澤、大江、沢辺、金田、岳野、志村、鈴木、田中、坂詰、本間、高橋、石原

　◎資料・東大出版会の在庫基準

議事

1．第1部会報告
　川尻専門委員より第1部会が新出版ネットワークの参加出版社を集めるために、出版社にとってのメリットを出せるよう、また出版社の本音をきき、対策が立てられるように進めていることの報告があった。

2．答申案について意見交換
○書誌情報の必須項目は最低限にし、「生死」フラッグを客観的評価でつけられるよう検討している。
○書誌情報と在庫情報とを分けたが、「生死」フラッグは書誌情報に入る。
○一部の人間が決めたことでないこと、一般読者を排除するものではないこと、DBのためのDBであること、いかにDB情報を集めるか、具体的なアイデアを入れるようにするとよい。
○これが完成品でないことを明示した方がよい。
○書誌DB、在庫情報など用語をきちんと使い分けた方がよい。
○「JPO書誌DB」とすれば解決する。
○答申書の骨子として以下のように考えている。

まえがき（JPO書誌DB構想の基本思想、検討の視点）
　　　↓
書誌情報項目一覧
　　　↓
出版社在庫ステータスコード表
　　　↓
情報収集方法
　　　↓
あとがき
（討議を拡散させないこと、また「理想」案に陥らせないために、検討の範囲･枠組みを限定しすぎた感があった。そのため、出荷（受注）回答システムや客注情報追跡システムによる「在庫問題」解決策や、在庫DBの持ち方、運営の仕方を話題にはしたが、答申書にはあえて含めなかったことの経緯を説明する。）

○他の部会は意識せず明確に出してよいと思う。
○収集方法については議論していない。
○標準化の限界はある。洩れた部分についてはどうするのか。
○フォーマットについては議論されたが具体化の方法やセンター、公開方法などには踏み込んでいない。
○この部会は具体性を持ったテーマで実現可能として議論してきたつもりである。批判を受けても出していきたい。
○書店から見るとトラブルを避けるため在庫情報の「2」のグレー部分は電話できくことになる。客注で「1」であり、きちんと届けば問題ない。「2」の精度が問題である。
○メンテナンスを常時かけ、更新履歴があるとよい。
○「21」「22」は返品回送があれば送る。
○自分のところの在庫ステータスがあっているのか確認できるのか。
○注文したものがいつ来るのか回答が来る機能がほしい。
○データでなく短冊で注文するものがまだかなりある。どこでデータ化するのか。
○ISBNで受けられればよい。
○児童書は7〜8割は短冊である。
○オペレーションを減らしたいのに営業は電話を受けると優先的に出してしまう。電子データの発注の方が有利と思わせなければならない。
○取次は「在庫なし」と答えても直接出版社に電話するとあることがある。取次は信頼を失う。

3．結　論

　＜答申書＞
（1）まえがき　　　　　　　　　　　　田中委員
（2）書誌情報項目一覧　　　　　　　　古澤委員再査
（3）出版社在庫ステータスコード表　　大江委員
（4）あとがき　　　　　　　　　　　　角谷委員

２．在庫僅少・調整中／注文は受けます／ただし調整有り