投稿者「鈴木 明日香」のアーカイブ

思い出がいっぱい

突然ですが、8月いっぱいでポットを退社いたします。
昨日は送別会をしていただきました。
今日が最後の出社日です。

振り返れば3年8ヶ月、ポットで働いたことになります。
もっと長くいたような気がしていたんですが、意外と短い。
あっという間でした。
最初の2年弱は編プロ部、残りの2年弱は出版部、
2つのチームにまたがって、本当にたくさんの経験をさせていただきました。

著者のみなさま、本作りに協力してくれたあの方この方、
取材を引き受けていただいたみなさま、
クライアントのみなさま、カメラマン・イラストレーター・ライターのみなみなさま、
印刷所のみなさま、(直接面識はないですが)ポットの本を売ってくれた取次・書店のみなさま、
近所のコンビニ、弁当屋、食事処のみなさま。
そしてポットのみなさん、鉄、すず。
私の3年8ヶ月に少しでも関わってくれた方、
みなさんに本当にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今ディスプレイがなぜかにじんで前が見えません。

中途入社にもかかわらず、覚えも要領も悪い私に
編集という仕事をほぼイチから叩き込んでいただき、
たくさん仕事をさせていただきました。
「〜させていただく」という表現、あまり適切ではないと思うんですが、
感謝の念でいっぱいなので、あえて使います。
機械的に杓子定規に仕事をこなすのではなく、
その本質的な意味を考えること、どういうふうに考えればいいのか、
そんなことを教えてもらったのが、最大の収穫かなと思っています(実践できているかは別として)。
本当にありがとうございました。

大変なこと、辛いこと、もちろんたくさんありましたが、
今となってはいい思い出ばかりが甦ってきます。
いつか何かで読んだのですが、
編集者の醍醐味は、仕事を理由に誰とでも会えること、だそうです。
本当にそうで、とてもたくさんの方々とつながりを持てたこと、
とても嬉しく思っています。今でも私の財産です。

ここ1年半ほどは病気で休職したり、そのあとも時短勤務だったり、
たくさんご迷惑おかけしてしまって申し訳なかったです。
せめてどーんと恩返しをしてから退社したかったんですが、
なかなかそううまくも行かず。
今後は治療優先で、少しゆるやかなペースで校正の仕事をする予定です。

なんだか思いがあふれすぎて、超長文になってしまいました。
まだ足りないくらいですが、きりがないのでこのへんでやめておきます。

長い間、本当に、本当にありがとうございました。
それではまた。

インターハイ

先週の土曜日に、千葉のJFE体育館というところに行ってきました。
インターハイの応援です。
バドミントンをやっている妹が出場したのです。

バドミントンは団体戦を2日間、個人戦を2日間、開閉会式あわせて6日の日程で行なわれます。
妹が出る団体戦は、2日間のうち1日目でベスト8まで絞り、
2日目は準々決勝→決勝までやって優勝校を決めました。

2回戦は3時間近くの攻防の末、辛勝。
3回戦でベスト4の埼玉栄高校にあたり、あえなく敗退。
結果はベスト16でした。
ちなみに優勝校は男女とも同じ高校。福島県の富岡高校です。

私自身バドミントンをやっていたのですが、しょせん市の大会止まり。
全国大会は格が違いました。
「絶対ムリ!」というきわどいコースや、
申し分ない速度&角度のスマッシュもばんばんレシーブするし、
フットワークも速いし、スタミナもすごい!
ラリーが速くて動きが超人的で、カンフーサッカーみたいでした。
あれだけ打てたら楽しいだろうなー。努力の賜物ですね。
史上最年少でバドミントン日本代表に選ばれた
山口茜という子も出場していたのですが、
相手の動きを10手先まで見透かすような圧倒的なプレーでした。
ラスボス感ハンパなかったです。

いやー、いいものを見ました。
久々にバドミントンやりたいなー。

索引の恐怖

昨日、『聖ヒルデガルトの病因と治療』の再入稿が終わりました。

「中世ヨーロッパ最大の賢女」「ドイツ薬草学の祖」といわれた
12世紀の修道女、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンによる医学書を、初めて日本語訳した1冊。
彼女のハーブ療法は現在に受け継がれていますから、
研究者はもちろん、セラピストやホリスティック医学を実践している人、
アロマに興味がある人に、手にとってもらえたらいいなあ。
お値段はちょっと高めですが。


写真は色校です。デザインは本文組版ともに山田さん。
端正で落ち着いた、すてきなデザイン!

再入稿時の修正は怒涛の29ページ分……うち5ページは全差し替えです。
最後は印刷所を待たせつつの作業となりました。
修正コストを考えると嫌な汗をかくけれど、ひとまずデータは完成。
あとは本のできあがりを待つばかりです。

何がそんなに大変だったかというと、索引です。
たとえば「ワイン」という単語は本文中に30回くらい出てきますが、
全部載せると煩雑なので絞る必要があります。
この絞る作業が難しかった。
全部で600ほどある索引語を、ひとつひとつ判断して絞る。
判断に迷う語もたくさんあり、数が多いのでだんだん基準もブレていきます。
那須さんと佐藤さんをはじめポットのみんなにかなり助けてもらって、
最後は編訳の臼田さんに一部判断してもらい、
入稿にこぎつけました。

本の発売は6月30日予定です。
現在、予約受け付け中です。
血と汗と涙の結晶を、ぜひ。

朝顔とアボカド

5月も半ば、復職して1年が過ぎました。
まだリハビリ勤務から抜けだせず、定期的にがっかりしています。

連休明けくらいから湿度も温度も高くなり始めて、夏の空気ですね。
ベランダの植物も葉っぱが伸びてきて夏仕様です。
雰囲気を盛り上げるために、先日朝顔の苗を植え付けました。
濃い紫の大輪の花が咲くやつです。

加えて、食べ終わったアボカドの種の水栽培に挑戦しました。
種を中性洗剤+タワシで洗って、つまようじで刺して、
ちょうどよく切ったペットボトルに水を入れてセッティング。
タワシでガシガシやった上に刺すなんて、
なんだかいじめているようで心苦しかったのですが、
ネットで見る限りスタンダードなやり方のようです。
アボカドはタフです。

朝顔もアボカドもまだ変化は見られませんが、
夏が楽しみになる要素がひとつ増えました。

今度は万能ねぎと豆苗も水栽培しようと思います。

時短ワザ求む

年明けから、ほぼ毎日2人分の家事をしています。

勤務時間を徐々に伸ばし、かつ体調管理のために就寝時間は厳守し、
限られた時間の中で毎日の晩ごはん(とお弁当の仕込み)、隔日の洗濯、細かい掃除!
きれいにしていないと喘息が出るので掃除は必須です。
ごはんなんかは1人暮らしだったら適当でいいのですが、
もう1人いるとなるとそうもいきません。

わりと協力してくれるのですが、最初のうちはとっても大変でした。
徐々に手の抜きどころがわかってきたり、効率が良くなってきたりして
1時間ちょっとかかっていた料理タイムを半分くらいにすることはできました。
とはいえもう少し時間に余裕がほしいので、
いかに時短するかに血道を上げる毎日です。

しかし毎日ごはんを作るとイヤでもレパートリーが増えますね!
この間初めてたけのこをアク抜きするところから調理して、
生のたけのこのデカさに驚きました。
あと外皮の内側が紫のグラデで、とってもきれい。

結婚もまだなのに、なんだか所帯じみている最近なのでした。

翻訳書作っています

1月下旬から花粉症に悩まされ、はや2カ月あまり。
先週くらいから花粉が本気を出したようで、かなりしんどいです。
でも、どうやらポットで流行っている風邪はひかずに済んだようです。
マスク効果でしょうか。
よくわかりません。

いま、12世紀のドイツの修道女が書いた本の翻訳書を作っています。
400ページ弱の大著で、
10年かけて日本語に翻訳された渾身の原稿です。
さまざまな病気の原因とその治療法を紹介した、中世ヨーロッパ版『家庭の医学』といった感じです。
当時のキリスト教神学がバックグラウンドなので、
現代日本とはまったく違う医療と価値観です。
これがまた新鮮で、まさに異文化!

たとえば、
両耳はあらゆる声を聴きとる一対の翼のようなもの、
胃には宇宙を受け入れる力が備わっていて、
病気のほとんどは、体内のどす黒い粘液が原因だったりします。
(かなり端折ってます)

初夏刊行予定で進めています。
いまから完成が楽しみです。

4月から新入社員・田中さんが入社し、沢辺さんが復帰し、
ポットの雰囲気がまたすこし変わった気がしています。
なにごとも、新鮮な風が入るのはいいことですね。

もう3年

東日本大震災から、今日で丸3年です。
月日が流れる速さにちょっとびっくりしています。

震災が起きた日は上野さんと撮影に出ていて、
地震が起きたのはポットに戻る前にお昼を食べていたときでした。
突然の揺れに驚いて机の下にきちんと避難した……のは上野さんで、
私は「たいした揺れじゃない」と余裕こいてました。
事の大きさに気がついたのは、駅ナカの喫茶店から地上に出たときです。
副都心線が全線止まっていました。
路線図が真っ赤でした。

ニュースを見たのはポットに戻ってからか、帰宅してからか、よく覚えていません。
たぶんポットに戻ってすぐだとは思うのですが……。
「壊滅状態」「全町民行方不明」「原発に被害」など、
見たこともない文字列にビビりあがりました。

だんだんと被害の大きさが明るみに出てきて、
壊滅状態が比喩ではないことがわかってきました。
でも、私にできることはそんなに多くなく、
たいした行動もせずに絆だ、支援だ、と言うのも何か違う気がして、
目の前のやるべきことをただ淡々とこなすことしかできませんでした。
たぶんそれが、当時のキャパシティの限界だったんだと思います。
(せいぜい、多少の募金と省エネ、買いだめしないとかくらいでした)

あれから3年、少しずつ復興していく様子を見てきて、
人間って強いな、とつくづく思いました。
どんなことがあっても、元の形ではなくても、受け入れて生きていくんだなと。
自分が直に困っていないとすぐ横に置いておきがちですが、
これから50年、100年付き合っていかなければいけない話だと思うので、
我がこととして捉えていたいと思います。

手帳デビュー

今年から本格的に手帳デビューしました。

昔から手帳を活用する、ということに憧れていて
毎年買ってはいたのですが、
あまり書くことがない&スケジュールはスマホに入れてるので
利用頻度がどんどん低くなり、
3月になる頃にはいつもその存在を忘れていました。

しかし、今年は違います。
医者の指示でこの1年、体調の変化をカレンダーにつけ続けていて、
今年は手帳に記録をつけることにしました。
そうして毎日手帳を開いていると
自然にいろいろとメモするようになり、
いつの間にか「手帳を活用する」女に!なっていました!

右から左に忘れ去っていた
ちょっと行きたいイベント、読みたい本、レシピ、
思いついた企画の断片、どうでもいいメモ、全部手帳に記入です。
あとから見返すと、ああこのときこんなこと考えてたんだな、と思い出せて楽しい。

今日は12世紀の修道女が書いた本の打ち合わせがとても刺激的だったので、
家に帰ったらたぶんそのことを手帳に書くと思います。

雪の年越し

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

2013年は病気をしたおかげで散々な1年でしたが、
落ちるところまで落ちたらあとは登るだけなので
2014年はいい年にしようと思っています。
30歳になることだし。

年末年始は北海道に帰省していました。
昨年春に実家が釧路から札幌に引っ越しまして、
今年は新居でのはじめての年越し。雪が多くて大変でした。
実家がある江別は札幌近郊でも雪が多い地域で、
ちょっと買い出しに行って戻ってくると車が雪に埋もれていて、
掘り出す作業から始まったりします。
いわゆる豪雪地帯はそれどころじゃないんでしょうが、
道内でも雪が少ない釧路とは結構ギャップがあり、慣れるのに時間がかかりそうです。

お弁当と自転車

1週間ほど前からお昼はお弁当を持ってきています。
発端はたいへんな便秘&給料日前の倹約だったのですが、
思ったより楽ちんで楽しく、今のところほぼ毎日続いています。
便秘も今週に入ってようやく良くなり、
お財布にもたいへん優しく、習慣にしたいと思います。

最近の週末は、調子のいいときは自転車で東京の東側を開拓していて、
先日は東京都現代美術館に行ってきました。
自宅から15kmほどの距離をゆっくり2時間かけて走り、
持参したおにぎりを美術館近くの公園で食べ、
展覧会を堪能して帰ってきました。
途中で大きめの橋を渡るのですが、スカイツリーがかなり近くに見えて
「ずいぶん遠くまで来たなあ」と思ったものです。
自転車は本当にいいものです。

自転車人口が急増した昨今ですが、
なんとかいい切り口を見つけて
自転車本の企画を立てたいなあと思った次第でした。