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連載●ワタシはARENAをこう使っている
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ワタシはARENAをこう使っている●第3回…石田豊の場合03
思いついたことは“秘書”にメールしておく
書き手●石田豊
yutakaishida@wakam.com
[2002-08-16]

常時接続にしてからこっち、メールの送受のコストを考えなくて済むようになりました。それ以来、ちょっと思いついたこと、覚えておいた方がいいなと思うようなこと、検索で調べた結果できっと忘れちゃうなというようなことは、すべからくその場でARENA(たいてい起動しています)で新規メールを作り、そのメモを書き入れて、あるメールアドレスに送ります。

宛先は私の「秘書」です。

秘書って言っても、実際は自分自身なんですけどね。つまり秘書的に使うためのアドレスをひとつ用意しているわけです。私の場合はサーバをホスティングサービスで取得していますから、いくつでもアドレスが作れるわけです。もちろんそうじゃなくても、無料で作れるアドレスなんて、いっぱいあるじゃないですか。

たとえば、具体的にはどういうことか、っていうと、先日本を読んでいたら「小児は慙羞と罪悪を混同するものなり」というフレーズを見つけました。カッコいいでしょ。少なくとも私はカッコいいと思った。でもこういうのはすぐ忘れちゃう。テキストファイルにしてもまぎれちゃう。こうした目的のためのデータベースソフトがある(たくさんある)ことも知ってますが、そういうのを使うと、わざわざ起動しなくちゃならない。ARENAならいつもたいてい起動しています。そこで、ARENAでタイトル『引用・小児は慙羞と罪悪を』、内容『「小児は慙羞と罪悪を混同するものなり」南方熊楠日記第4巻140ページ、八坂書房』のメールを作り、秘書役の自己アドレスに送信するわけです。

ほどなくそのアドレスにメールが着信。振り分け機能で「メモ」という名のメールボックスに格納されます。つまりARENAで梅棹忠夫のいう「京大式カードシステム」もどきのことを行っているわけ。

ARENAには検索機能も付いているし、いつも(たいてい)起動しているから、わざわざ特別のソフトを起動する時間をまたなくていいし(そんなことしてたらついつい面倒で実践できなくなる)、出先からでもケータイのメール機能を使えばいいし、で、たいそう実戦的。

いいでしょ。この方法。別にARENAじゃなくっちゃできないことでもなく、メーラーだったら何でもOKなんですけどね。

ついでにもひとつこれに似た「知的生産の技術」(ちょっとハズいな、この言い方)を紹介すると、書評を読んだり、どっかのWebページで紹介してあったり、読んでる本の中で出会ったりして、お、読みたいぞ、これ、という本があったら(または聴きたいCDがあったら)、本のスペック(ISBNなど)を調べてケータイにメール送信。図書館や書店の入り口でメールをチェック。これで、図書館(本屋)から帰ってきてから、「しまったあの本が読みたいんだった」とホゾ噛むことがなくなるって寸法。

ま、これは私のように記憶力に重大な欠陥のある人向きのTipsかもしれません。

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